2011.11.13(日) 御堂山 西上州


 藤井関所跡の横の狭い路地を抜けて林道に入ると、左手の沢沿いのスペースにフォレスタが一台止めてある。「あっ!あたさん達来てるよ、何処かで会えるかも」なんて言ってたら、あたさん達が林道を下ってくる。思わずオーイって手を振っちゃったよ。もう登って来ちゃったの?車の中にパンを忘れて取りに来たんだってさ。

 コース:駐車場9:30→じじばば岩分岐(コル)10:55-11:05→じじばば岩11:15-11:40→じじばば岩分岐11:55→御堂山12:25-13:20→じじばば岩分岐13:45-14:00→駐車場15:00 (所要時間5時間30分)


 駐車場:国道254佐久・軽井沢分岐の手前の、藤井関所跡の横の狭い路地を入る。林道に入るとすぐ右手の沢の砂防ダムのあたりに2、3台止められる。分岐を軽井沢側に入ってすぐ左手にあった駐車場は無くなっていた。
御堂山 じじ岩


 半年ぶりの再会にはしゃいだり、あわてて登山靴に履き替えたりしていたら、そこへもう一台車が入って来た。車から降りて来た同年代のご夫婦の、元気のよさそうな奥さんが、「あたさんとはらっぱさんですか?」なんて声をかけている。やっぱりK2Coupleのあたさんとはらっぱさん人気があるね。初対面でもちゃんと分っちゃうんだから。「花を訪ねて何度でも、毎週どこか山歩き」のmichihoさんご夫妻だそうです。あたさんのお友達の象まめ隊とリンクしているそうで、又盛り上がっている。あたさんが赤城の詩の野村さんですって紹介してくれたんだけど、「でも最近全然歩いてないでしょ」だって、ガクッ↓。でも歩いていないことを知っていて下さったんだから感謝。


山は1人で歩くのもいい、勿論二人は気楽、たまにはそれ以上も楽しい。


 やっと準備が出来て気楽な林道歩き。ところが林道の終点手前あたりから林道だったところがごろごろの岩だらけの沢みたいになっている。大雨で浸食されたのかね。それが途中の小滝の下あたりまで続いていて、けつまづきそうで、濡れた苔が滑りそうで、まったく気が抜けない。変われば変わるもんだ。この山はちょっと表皮を剥ぐとこんな岩だらけなんだね。


はらっぱさん雑誌のモデルみたい。20代に見えるよ。 あたさんは余裕。


 小滝に到着、ほっと一息。一生懸命歩いたせいもあって暑いよ。小休止。小滝の脇の崖をロープで登る。撮影ポイントだけど僕らのみっともない写真は載せないことにしようね。


やっと勾配が緩んでほっと一息
あたさん達何か見つけたみたいだね。
   じじばば岩分岐到着


 勾配が緩み始めるとやがてじじばば岩分岐に到着。右御堂山、左じじばば岩。ここより下の登山道は、赤城山や荒船山などに比べたら、まったく整備されていないに等しいけれど、ここは別世界のように居心地のいいところである。林の中なのになんとなく見通しがよく風も通る。洒落た手作りベンチもある。ブナやナラの紅葉も結構きれい。10分ほどの休憩で元気回復。じじばば岩に向かう。


michihoさんご夫妻   谷の紅葉はきれい


 じじばば岩に渡る尾根を歩き始めたら、先行したmichihoさんご夫妻がもう戻って来た。今日は見晴らしがいいよ〜と、michihoさん話好き。初めてだと最後の登りが怖いかもよ、と脅されたが、二人とも初めてじゃないけど少し弱って来てるんだよね。


尾根を渡り 岩を巻き


 狭くて谷の深い尾根をたどり、正面の大岩を右に巻く。巻くったって道があるようなないような、転がったら止まりそうもない急な崖をワイワイガヤガヤ結構下る。下ったらさらに険しそうな崖を20m位かな、這い上がる。ストックも首から下げたカメラも邪魔。僕達は写真どころじゃない。みんなあたさんに撮って頂いた写真。楽しい写真をたくさんありがとう。
なんか楽しいね


 ばば岩の見える大岩の間に這い上がって右の大岩を巻くと展望岩に出る。正面にどっしりと貫録のあるじじ岩、真近に落ちないのが不思議なほど薄い首を乗せたばば岩が見える。何度来ても満足の風景が広がる。じじばば岩は勿論四つ又山や鹿岳、荒船山など西上州の山々が一望の下。あたさんは早速目の前の急な岸壁をすたすた前向きで下ってじじ岩に行っちゃった。まさか二人であの岩の上に立つための下見じゃないよね。


ばば岩    じじ岩



僕らが先月登った荒船山
手前が物語山とメンベ岩かな
  あたさん達が先週登った裏妙義


 僕らはこの誰もいない岩のテラスで冬の日差しを浴びて、暖かくて甘い紅茶を飲み20分以上のんびりした。二人だけだったら絶対これで帰るね。そんな満足感の得られる場所だった。


じじ岩まで行って来たあたさん   K2ご夫妻と


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