テッポウユリ

　たまに庭に出て思いっきり暑い陽射しの中で、咲き終わったゼラニウムの花ガラを取ったり、伸びすぎたルリマツリやシモツケの枝を整理したりはするが、庭をすっきりさせる所までやる気はない。蚊に食われないうちにまたクーラーの部屋に逃げ込む。
　家の西側の壁沿いにどこからか勝手にやって来たテッポウユリが２本咲いている。昨年は雑草と間違ってむしってしまったらしいが、今年は妻が気付いて刈られずに残った。それが７つもつぼみを付けて見事に咲いた。ほっておくと数年で消えてしまうと言う。きっとまた風に乗ってどこかへ旅立って行くのだろう。

花の形からテッポウユリだと思ったが、検索してみると草丈が１．５ｍもあり、葉が細いこと、今咲いていること（テッポウユリは４～６月位までらしい）ことから、タカサゴユリが正解らしい。ただ花の外側にタカサゴユリの特徴という紫色の線は見えない。テッポウユリに近い種で交雑したものも多いという。種をたくさん付け種は風によって拡散されるそうだから、我が家にもそうしてやってきたのだろう。
		タカサゴユリ