ときタマ日記 2015年09月05日(土)


長七郎山


 今年の夏は前半は40℃を越えようかという酷暑が続いたと思ったら後半は雨ばかり。5日は久しぶりに太陽が出て天気予報ではその後はまた天気が崩れるようだ。今日を逃しては当分外を歩くことはできないと言うので、久しぶりに赤城山へ出かける。湿気が多くて前橋から見ても赤城山はほとんど見えない。 


展望ゼロの長七郎山山頂


 10時半ごろ小沼の駐車場に着く。みんな思いは同じで途中の姫百合駐車場やビジターセンター前の駐車場もほとんど満車だった。小沼駐車場も乗用車用のスペースは数台を残すのみでほとんど埋まっていた。長七郎山も地蔵岳も何とか見えていたが、今日はなだらかな長七郎山へ行くことにする。


登山口付近から見た大沼


 時計回りに長七郎山へ向かう。今日は大沼もガスが巻いてよく見えない。陽当たりのいい登山口付近は終りかけのアザミにヒョウモンチョウやイチモンジセセリが集まっている。


 ミドリヒョウモン?
 ヒョウモンチョウ
ヒョウモンチョウ  


   妻にこれ何の花と聞いたらヨモギだと言う。ヨモギはまだ生え始めたばかりの若い葉を摘んで草もちに入れるイメージで、秋の花のことなど気にしたこともなかった。大きくなるんだねえ。 餅に入れるからモチグサ、お灸にするモグサもヨモギだね。
ヨモギの花    


 森の中の林道をジグザクに登る。小地蔵への分岐辺りで4、50代のトレラン風のペアに追い越される。小地蔵から我等と似たようなご夫婦が下りてくる。笹が低いのでガサガサやぶこぎで下って行くペアもいる。


ヨメナ 
 トレラン夫婦?


白樺林になれば山頂は間近


 山頂は団体さんや若い男女で結構にぎわっていた。相変わらず展望はなかったが、そのかわり直射日光に焼かれることもなく楽に歩けた。食事には早かったので一休みしただけですぐに下る。


 山頂
山頂のススキ 


 ハナイカリは登りの崖にも、山頂の草はらにも、下りの道端にも咲いているが、枝の途中で茎ごと食べられてしまっているのが多い。多分シカだね。


 
ハナイカリ   多分シカの食害?。


 
アキノキリンソウ    


   前の団体さんが木の下に集まってリーダーの説明を聞いている。何があるのだろう。団体さんが去った後で覗いてみたら、ミツバツツジに大きな実がなっている。こんな大きな実がなるの?後で調べたらツツジに寄生するタマバエの一種による虫こぶらしい。
ミツバツツジの実?    


 
オオバダケブキの咲き残り   12時10分 小沼の水門に下る。


 小沼の水門の所から、反時計に小沼をまわって駐車場に帰る。花が少ないから苔でもキノコでも何でも撮って歩く。


湖畔の道を帰る。



 12時30分、小沼の砂浜に戻ってきた。ベンチは食事中の人が多い。ガスストーブの燃える音がする。ラーメン作ってるね。我々もここで食事と思っていたが、ここまで来たらその前にトイレ、トイレ。で駐車場まで戻ってしまった。もう一度湖畔まで下る元気はない。


爽やかな小沼湖畔でみんな食事中 


 13時、結局鳥居峠から覚満渕を眺めながら車中で昼食。もう6000歩も歩いたからいいや、と覚満斑を一周する意欲も無い。


鳥居峠から覚満渕


   
トリカブト    


 
タチコゴメグサ   ヨメナ


 それでも昼食後、ビジターセンター前の駐車場に車を止めて、覚満渕の水辺までは歩いてみる。鹿ネットの前にキツリフネが数株残っていた。むかしはたくさんあったのに最近は乾燥が進んだのか笹ばかり増えてツリフネソウやキツリフネはこの場所からは減ってしまった。


キツリフネ 


   久しぶりにツリニンジンの花に会えた。
ツリニンジン(ジイソブ)    


イチモンジセセリ 
 ゲンノショウコ


 久しぶりに長七郎のなだらかな尾根と小沼の周りを歩けて気分がさっぱりした。今度は大同と赤城神社の間に立派な歩道が整備されたみたいなので、また大沼一周に来ようかな。






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