ときタマ日記 2015年9月3日(木)


一茶記念館


 きり絵作家、横倉絹枝さんが信州柏原村(信濃町ICのすぐそば)の一茶記念館できり絵展「切り絵で描く一茶の恋猫」をやっているので、同じきりえの会の仲間6人で見に行く。全く無知だが柏原村は一茶の故郷だそうで、モダンな感じの一茶記念館は一茶の資料や分かりやすい紹介と、柏原村の民俗資料などが展示されている。


一茶記念館(後は黒姫山)


 一茶の蛙や雀の句は誰でも知っているが、猫の句も200以上はあるそうで、恋猫の句もたくさんあるらしい。
 たとえば
   鼻先に 飯粒つけて 猫の恋
   寝て起きて 大あくびして 猫の恋
   化けるなら 手拭いかさん 猫の恋
   恋せずば あだちが原の 野猫かな
   菜の花に まぶれてきたり 猫の恋
 といった感じである。「切り絵で描く一茶の恋猫」展は、これに猫大好きで、猫きり絵をたくさん描ている横倉さんならではのきり絵が付いていて、誰が見ても楽しい作品展になっている。


 
うみにゃん?の描かれたタピストリー   早速出迎えに現れたねこ館長のうみにゃん 


 ゆっくり拝見した後、同じ敷地内にある俳諧寺(一茶佛堂)や、一茶の墓へよる。俳諧寺は明治43年に地元の一茶を慕う人達によって建てられたものという。天井板にはここを訪れた著名な俳人達の作品が張られている。 


 俳諧寺(一茶佛堂)
一茶の墓 


俳諧寺のホウズキ


 一茶記念館は小丸山という丘の上にあって、田園風景の先に独立峰の黒姫山と霊仙寺山が並んでいる。飯縄山、戸隠連峰、妙高山も見えるらしい。いい場所である。


 霊仙寺山
黒姫山 
 一茶記念館からの展望


 帰りは戸隠の鏡池をまわって長野の善光寺へ寄って来た。きり絵の取材を兼ねて少し歩きたかったが、午後は雨の予報で何時降り出すか分からず、用心して歩けなかったのは残念。そのかわり涼しくて助かった。雨は更埴JCTを過ぎたあたりで降り出し、かなりの本降りの中のドライブになった。


戸 隠・ 鏡 池






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