ときタマ日記 2014年04月25日(金)


嶺公園散歩


 今日も嶺公園に散歩に行く。何時ものコースへ行こうとしたら駐車場の裏山の児童公園側が草刈り中で何台もの草刈り機のエンジンの音がわんわん響いている。これはだめだ。取敢えず逆コースを歩くことにする。
 それにしても森全体の下草(ほとんど笹)を全部刈ってしまうと言うのも大仕事だね。そう言えば赤城山へ登るために車で走る道の周辺も、信じられないくらいきれいさっぱり下草は刈られ、森の木も切られたり植えかえられたり整えられてきた。赤城自然園の森もそうだけれど、これは際限なく増えるシカやイノシシなど野生動物と人間とのテリトリー争いなんだろうね。農作物の被害もあるだろうが、児童公園の中にイノシシが出てきても困るからね。実際イノシシが掘り返した跡も何度か見ているし。


新緑の中のヒヨドリ


 ものすごくきれいな新緑が森を覆うと鳥見のシーズンも最早終わり。ウグイスはすぐ近くで景気よく鳴いてくれるけれど、鳥は見えにくい。冬鳥のはずのヒヨドリをよく見かける。あの賑やかなヒヨドリとは思えないほどひっそりと1羽単位で残っている。まあ夏が暑ければ少し上に行けばいい訳で、みんなで渡る必要もないと思っている現代っ子なのだろう。 


ヒヨドリ


ツグミ


 ツグミも冬鳥のはずなのにひっそりと森のはずれで餌を探している。真冬ほど仲間がいるはずもないが、一人暮らしが好きなのも居るんだろうね。


カオジロガビチョウ


 カオジロガビチョウの群れだけが盛大に鳴き交わし人も大して恐れず、わが世の春を謳歌している。東屋のある沢のベンチに同年配の鳥見のじじばばが4、5人いらしたので挨拶すると、今日は何も出ないよとのこと。まあこのお天気なら、鳥は出なくても気の合う仲間とのベンチのおしゃべりは何時間でも楽しいだろうね。


ハナダイコン


 ハナダイコンと言うのはアブラナ科の、要するに青い菜の花だそうだ。この花きれいなので何度か撮っているが、まともに撮って見た感じに撮れたためしがない。今回は少し引いたらまあまあ見た感じに近く撮れたようだ。


ヤマツツジがもう咲いている。


 嶺公園の森ではヤマツツジのつぼみがもう大きく膨らんでいる。気の早い木はもう満開に近い。


スミレ


 このエイザンスミレの様な葉の白い丸い花のスミレは我が家の境界とアスファルトの道路との境目に毎年咲いているど根性スミレと同じらしい。以前ここを散歩した時靴に付いて我が家にやって来たのかもしれない。前の家の花の好きな奥さんによると、ヒゴスミレという名前らしい。前の家にも有るそうだからどちらからきたかははっきりしない。 


スミレ


 嶺公園ではこの青いスミレが圧倒的に多く、場所によっては道の縁が青い帯に見えるほどたくさん咲いている。


イカリソウ


 尾根の一番上にイカリソウが何本か咲いていた。もちろんカタクリなどと一緒にここに植えられたものだと思う。カタクリはもう終わっていた。


イカリソウ


ミズバショウ


 尾根を越えて水芭蕉の沢へ下ると、ここの水芭蕉はとっくに終わっていたが巨大に成長した葉っぱの中に、1、2本まだ白い花が残っていた。濃い緑に包まれた水芭蕉の花も綺麗だ。


リュウキンカ


 リュウキンカもまだ緑のない早春からこの沢に一番で咲きだす花だが、まだ残っていて元気に咲いている。遅咲きの別の株なのか最初から咲き続けているのかは分からない。


ベニシジミ


 人工池もカモ達が渡ってしまって、カルガモ位なので淋しくなっていた。堤防の土手に小さな赤い蝶がたくさん飛んでいる。デートなのかストーカーなのか分からないが、大きめの蝶(多分♀)をぴったりマークして跡を付いて回る小さめの蝶(多分♂)がいる。ちょこまかちょこまか忙しくススキの葉っぱの上を渡り歩くこの二頭の蝶をしばらくはこちらが追い回す。


ベニシジミ


 草刈り機のエンジンの音はまだずっと続いている。それで児童公園の尾根を下って遠回りで駐車場に戻る。約3000歩のんびり歩いた。



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