ときタマ日記 2014年04月17日(木)


 赤城自然園


赤城自然園とアカヤシオ


 なんともう1週間過ぎてしまった。4月17日に赤城自然園にアカヤシオを見に行った。14日に川崎市でケヤキの枯枝が落ちて少女が重傷を負った事故に影響されたのか、園内の一部が通行禁止になっていた。確かに名前通りに自然を残し、かつ遊歩道の安全に気を配るのは大変なんだろうね。そう言えばまだ緑が少ないせいもあるのか何処を歩いても鬱蒼とした感じの所は減って、見通しがよく明るくなった。かなり木を切って下草を整理したようにみえる。より安全な花の公園に向かっているのだろう。


アカヤシオ


 自然のアカヤシオはわりとイワイワの険しい痩せた尾根に生えていて、厳しい環境で咲くから総じてあまり花付きはよくないことが多い。全山ピンクを夢見て毎年何処かへ出かけたが、めったにお目に掛れることは少なく、それがまた楽しかったような気がする。


アカヤシオ


 公園の管理下で咲けば花付きはよくなるに決まっている。あまり花付きがいいとアカヤシオらしい風情が無い。歳とって公園しか歩けなくなった癖に勝手なもんだね。でも風情のある木もない木も含め、アカヤシオの木は公園のあちこちにどんどん増えているようだ。人気があるからね。


アカヤシオ(同じピンクでもいろいろな花がある)


 ここではミツバツツジも同時に咲いている。同時と言えば花が売りの公園だから、周りを見回せばスミレ、カタクリ、アズマイチゲ、ニリンソウ、ショウジョウバカマ、クサボケ、オオカメノキ、モクレン、ハクモクレンなどいくらでも同時に咲いているから、あらためて同時になどと言うまでもないけれど。


ミツバツツジ



ミツバツツジ


 遊歩道には新しい樹皮(破砕した杉皮のような)が敷かれて足にやさしく、目立つから歩いていいところが分かりやすい。靴が泥で汚れないけれど結構ほこりっぽい(うるさいね)。


ミツバツツジ


 シャクナゲ園のシャクナゲはまだほとんどはつぼみで、アズマシャクナゲだけが咲き始めていた。


アズマシャクナゲ?


 シャクナゲの葉に小さなかわいい蝶がとまっている。調べたらコツバメと言うらしい。面白い蝶でとまっている時、立てた左右の羽根の後縁をもじもじと縦にすり合せている。


コツバメ


 シラネアオイは咲き始めで、小さな株が立ちあがったばかりだがもうつぼみをしっかり付けている。かなり成長してたくさん花を付けたものも二株位あるかな。 


シラネアオイ


シラネアオイ


 サンカヨウもこれからで葉が開かないうちからもう花は咲いている。これから葉も成長し開く花の数も増えるるはず。アズマイチゲは丁度いいようだがキクザキイチゲはもうくたびれていた。四季の森のここから先が通行止、青いキクザキイチゲをもっと見たかったのにね、残念。


サンカヨウとアズマイチゲとキクザキイチゲ


 ナナフシ橋を渡りカタクリの林を抜け昆虫園の前で休憩。昼食には少し早かったのでミズスマシの池、昆虫広場を回って、ナナフシ橋へ戻って芝生の広場のベンチでお昼。今年も足元にはイングリッシュデージーが一杯咲いた。  


ハルトラノオ

林床を埋める地味な花。よく見るとハナネコノメみたいな小さな赤いしべがあるんだね。



カタクリ

かたくりの林ではまだカタクリが元気。ニリンソウや黄色いスミレも咲いている。


スミレ

切株の上でがんぱっているのはエイザンスミレかね。スミレは種類が多すぎて最早ギブアップ。


スミレ

この紫のスミレ綺麗だね。



芝生の広場のアカヤシオ

芝生の広場のアカヤシオも見ごたえが出て来た。今日の見納め。どんどん成長するね。



約6000歩、いい散歩ができた。


 何時も赤城自然園にアカヤシオを見に行くと、ヤマシャクヤクのつぼみが膨らんでいる。今年こそ咲いた頃見に行くぞ。そう言えばレンゲショウマを見に行くとヤマユリもつぼみである。これも是非見たいものだ。妻の膝のリハビリにはちょうどよさそうだから。





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