ときタマ日記 2014年04月28日(月)


高立の一本岩


 下仁田のお土産に頂いたあんドーナツのあんこが美味しいから下仁田まで買いに行こうかと言う。そう言えば下仁田にもご無沙汰である。刺身コンニャクも久しく食べていない。新緑もいいはずだし桜も残っているかもしれない。ちょっとドライブしてみようか。
 そのドーナツ屋さんは下仁田から軽井沢へ抜ける姫街道の本宿にある小さな老舗で、今は4代目だそうである。インターネットで人気が出て今では軽井沢に支店があり、さらにその先を計画中らしい。お土産を買い込んでから高立の一本岩を見に行く。世界遺産決定直前の荒船風穴も候補だったが、道が狭いと言うし混みそうなのでやめた。


高立の一本岩


 高立の一本岩は姫街道を初鳥屋で左折すればほぼ一本道の先にある。9年前に一人で御場山に登った時にも見たが、カメラを忘れて携帯でしか撮れなかったのと、妻が見ていないので、山には登らず岩だけを見に行った。高立から一本岩までの林道は狭い上に崩れた岩だらけで、落ちた大岩と崖の間をすり抜けたりして進む。林道は以前行き止まりだった鎖で登る展望台の様な大岩からさらに先へ伸びて、一本岩の下を矢川川に沿ってさらに伸ばされていた。 


 一本岩は最近まで未踏峰だったそうだが、2007年11月に山野井泰史、大内尚樹の著名人コンビが2日がかりで60mを登り、初登頂してニュースになった。鶏頭を牛刀がはねた感無きにしも非ずだがそれなりに困難で命がけだったそうだ(山野井通信2007年11月08日)。


沢のミツバツツジ


 高立の一本岩の下には高立⇔矢川峠ハイキングコースと言う案内があった。林道の続きと一本岩を巻くように登る道を少し歩いてみる。岩の上にアカヤシオでも見えないかなと思って歩いたが、このあたりにはあまり無いようだ。矢川川沿いにはミツバツツジが咲いていた。


ミツバツツジ


 西上州の山奥(とはいっても今は車ですぐ何処へでも出られる)の集落は、いまだに雰囲気を残している。集落の矢川川の向かいに二段になった広い公園が整備されていて、今はレンギョウと枝垂れ桜と八重桜が咲いている見事な花の公園である。もう一週間早く来たかったなと思う。 


小平の集落


 公園には子供たちのブランコやビオトープ、老人向けのパターゴルフ場みたいな遊び場が用意されている。その上には桜の広場がある。いい環境を散歩させて頂いたが集落の人は誰も居なかった。


小平の集落の公園


八重桜


 下仁田に戻って、からしのたれ付きの手延べコンニャクをたくさん買い、道の駅下仁田で遅い昼食を食べて帰る。孫達がもう来ていた。




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