2013年05月05日(日) |
伊香保森林公園 ゴジュウガラ |
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飯縄権現のヤマツツジ |
強迫観念みたいなものはやはりあって、少しは歩かなければと思う。で、まだ歩いたことのない伊香保森林公園の様子を見に行こうと出掛ける。冬鳥はそれぞれ旅立ってしまったが、まだあまり葉が茂らないうちなら留鳥や渡って来た夏鳥が見られるかもしれない。 |
飯縄大権現 | 水沢観音 |
まずは水沢観音と、高い急な階段の上の飯縄大権現に立ち寄ってご挨拶。駐車場も駐車場所を探す程の賑わいで、関係なくなって久しいが流石ゴールデンウイークなんだなと思う。辰巳の守り本尊は普賢菩薩様なんだね。 |
ツバキ | ハルリンドウ |
ヤマツツジが咲き始めていいる。山桜や椿もまだ咲いている。散歩の足元にハルリンドウが咲いていた。 |
車で伊香保森林公園の管理棟手前の駐車場に移動して、案内図を眺める。二つ岳の雌岳雄岳の麓とオンマ谷を中心にした公園なんだね。もみじ広場からむし湯跡、屏風岩を経て雄岳と雌岳の間を下るコースを歩いてみようと思う。 |
小鳥の囀りがあちこちから聞こえる。ウグイスも鳴いてるね。歩き始めてすぐ大砲レンズを担いだ人を中心に数人の人達がいた。朝日新聞の若い女性記者が鳥見の取材に来ているのだそうだ。10日の新聞に載るので是非見てねと飴玉を頂いてしまった。オオルリとマヒワがいるらしい。と言っている時に高い梢にオオルリが飛んできて囀っている。あれがオオルリの声です、と大砲レンズの人が教えてくれた。高い梢の上で明るい空がバックではとても撮れない。あっという間に飛び去った。軽井沢のオオルリは人に慣れていてすぐ近くまで来てくれるそうだ。 |
我々はむし湯跡目指して登る。気が付かなかったが道近くに沢の水を貯めた池があって、ターフを張って椅子まで用意して大砲レンズで鳥が来るのを待っている人達がいた。ここは鳥見のポイントのようだ。 |
伊香保森林公園の案内図 | むし湯跡 |
むし湯跡は江戸時代から大正の初めまでここに水蒸気が噴出していて、旅館も4軒ほどあり賑わった所らしい。今は噴出も止まり見る影もない。まったく知らなかったが面白いところがあるね。その上に登ると雌岳の前の大岩の上に万延元年と読める、石の立派な祠が祀られている。途中で補修されたのかもしれないがよく残っているものだ。 |
相馬山 | 朽ち始めた木の橋 |
更に登ると峠の休憩所に出る。同じ案内板とベンチがあり、お得意の甘いお菓子で一息入れる。ここからはオンマ谷を挟んで相馬山が見える。榛名湖畔から尾根を登れば簡単に登れる山なのに信じられない険しさである。ここまで来ると梢の上にまだ新緑は無い。朽ちた少し揺れる木の橋を渡り道は登山道らしくなりさらに登る。女性二人連れが下って来て、「ちょっと先の平らなところまで行って戻ってきました。ほとんどおしゃべりなんですよ。」と言いながら、二人でまたおしゃべりしながら下って行った。 |
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ゴジュウガラ |
梢でゴジュウガラが盛んに囀っている。すると近くの枝にもう一羽ゴジュウガラがやって来た。どうも番いのメスの方らしい。こちらと目があったのに近くの木の幹に来て盛んに餌採りをしている。20枚くらい撮るチャンスがあった。 |
更に登ると、双眼鏡を下げて鳥のバッチを付けた女性が一人で下って来た。秋田までアカショウビンを見に行ったというからかなりはまっている人らしい。そのアカショウビンのバッチをなくしてしまったと残念そう。ピンだけが残っていた。「岩場に行くとミソサザイが出て来るかも知れませんよ。」と教えてくれた。雌岳と雄岳の間の道はかなり険しいと言う。それで我々も少し登ってから、周回をあきらめて同じ道を撤退することにした。 |
帰路の途中の展望台から 子持山と新緑 |
山桜と水沢山 |
池まで下ると、まだターフの下の人達は鳥を見ていた。さっきの女性も居る。我々もどんなところか覗いてみた。あまり魅力的な水場ではないが、対岸の岸でカラスが水浴びをしている。すぐ近くの下の水際ではシジュウガラが数羽入れ替わりに水浴びに来ている。そのうち誰かがマヒワが来たと言う。妻も双眼鏡で見付けたらしい。覗いてみると岸の灌木の梢の中にマヒワが2羽見えた。遠くてしかも梢に邪魔されてとても撮れない。マヒワも飛び去ったので我々は帰る。 |
もみじ広場はもみじの新緑が夕陽に紅葉のようにきれいに輝いていた。伊香保森林公園はまだ楽しめそうな道が残っている。また来てみよう。 |