ときタマ日記  2011年06月10日


 囲の中のアマガエル



アマガエル


 庭のシモツケの花の陰にアマガエルがいるのに気付いた。久しぶりの晴れ間に日光浴に出てきたらしい。自分の保護色に自信を持っているらしく、微動だにしない。何度も書いたが我が家の周囲は完全に宅地化されてしまい、蛇や蛙の住む環境はとっくに失われてしまった。このカエルも最早産卵場所もないのだから、命をつなぐことは難しいだろう。そう思うとなおさらいとおしい。彼は自分の状況を知ってか知らずか、のんびり日向ぼっこをしながら、餌の虫がやって来るのを待っている。神様の目から見たら僕らも同じような状況かなあ。
 夜になって雨が降りだしたら裏の家の庭からも「けっ、けっ、けっ・・・」とカエルの鳴き声が聞こえた。こいつら意外としぶといのかも。200mも移動すれば田んぼの名残くらいはまだある。田んぼに水が入ったら、彼らは鳴き交わしてあそこまで行くのかもしれない。




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