2015年10月21日(水) 荒船山 西上州


 内山峠の登山口から艫岩までなら標高差約250m、距離は往復約6km、今の我々には丁度よさそう。何年か前モミジの紅葉がきれいだったので楽しみに出掛ける。ちょっと早い気もしたが今年は例年より紅葉が少し早いとも聞くし。


 コース:内山峠駐車場10:10→挟岩11:30→艫岩12:40-13:10→挟岩14:05→内山峠駐車場15:10 (所要時間5時間00分)


 駐車場は20台位駐車可。その先にも楽に5〜6台は駐車可能はスペースがある。トイレはない。
荒船山


 9時過ぎには青空ものぞくはずが薄雲に覆われた空は一向に明るくならず、森の陰は暗い。そのうち晴れるはず、に期待して歩きだす。紅葉は悪くなさそう。


 
     


 歩き始めはなだらかな尾根の巻き道。快調に歩く。続いて小さなアップダウンと崖沿いの道。前何回か登ったことがあるのに思った以上に険しいところがあるのは歳のせいだ。


   
まだお隣の山も見えた。    


 すぐ艫岩が見えた。絶壁の下の紅葉は、曇っている上、日陰でちょっと残念。陽が当たる午後に期待するしかないが・・・。 


 
艫岩が見えた。   尾根の上の紅葉


 森の中の紅葉は邪魔する木立を避けようとすると縦位置ズームの写真ばかりになってしまう。あまり木立を気にせず横位置で撮ろう。


 


 距離的にはコースの丁度中間地点。内山峠1.6km・荒船山頂1.7kmの案内板を通過。


 
     



 このあたりから上は笹が全部枯れている。花が咲いちゃったんだね。


 


 挟岩、絶壁の下の岩屋。狭苦しいコースの中で、ここだけ開けたちょっと休みたくなるところ。足元の岩は昔の修験道の道場の礎石だそうだ。8個ほど昔通りの位置に並んでいる。   
 巻いて来た尾根



 経塚山や御岳山、ロウソク岩が見える場所がある。12時近いが一向に天気はよくなって来ない。  
 
経塚山   御岳山とロウソク岩 



 内山峠側


 一杯水の上の岩頭。まだあの高さまで登らなければならない。  


   荒船山らしい、狭い稜線の上の陸橋の様な散歩道。
     


 一杯水を過ぎると階段、木の梯子、長いロープや鎖などの急登。大丈夫かね。


 
一杯水   急登


 20分ほど頑張って山頂の台地へ抜ける。山頂のドングリ系(クヌギ?)の紅葉は終わったようで落ち葉の道になっている。山頂の笹は枯れてなかった。もうぼろぼろかと思っていた避難小屋も結構しっかり建っていた。平成25年度に改修が予定されていたらしいが諸般の事情により延期との張り紙がある。 


 やれやれ
山頂の避難小屋 


 艫岩の上に着いた時、展望はほとんどないが、のぞき込むとまだ下の紅葉は何とか見えた。しかし昼食して一服しているうちに、いつの間にか台地の林の中から忍び寄る霧と、下から吹き上げてくる霧で何も見えなくなった。


 艫岩の上から
艫岩山頂 


 山頂で霧の中から現れた元気な単独の女性と一緒になった。我々が駐車場に着いた時登って行った女性である。もう経塚山まで行って来たという。「なんにも見えないね。天気予報を当てにしてきたのに。」と残念そう。しかし台地の奥の紅葉はまだきれいだったという。沼田の戸神山の常連さんで朝一登りしないと一日気分が悪いそうだ。強い訳だね。戸神山で頂いた木のお守り札を見せたら、彫刻がたくさん増えたからまた来て下さいと招待された。行かねば。


 霧の山頂
霧の山頂 


 後は幽玄の荒船山と紅葉を楽しみながら?ゆっくり下る。崖が多いからうっかり転がりこんだら大変だからね。


 霧の挟岩
挟岩の修験道場跡の礎石 


 霧の中を下る。
 駐車場が見えて来た。 


 心配された雲行きもそれ以上悪くなることはなく。無事駐車場帰着。それでも内山峠を車で下っている時一時ワイパーが必要になる程度にはなった。最近の天気予報でも山では外れることもある。外れたからって誰にも文句は言えない。12200歩。モミジはまだ緑色が多く赤く色ずくには少し早かったがいい山を歩けた。


 
ツリバナ   内山峠のマユミ



 





トップページへ 前へ リストへ 次へ





inserted by FC2 system