2015年11月01日(日) 妙義山 西上州


 K2隊のあたさんが妙義に連れて行ってくれるという。道の駅みょうぎの上の駐車場で8時に待ち合わせということで遅れたら大変、我家としては例外的な早起きで準備して6時40分に家を出る。7時半には道の駅みょうぎに到着してしまった。近いんだね。ゆっくり靴をはきかえたりストレッチしたりしているうちにK2隊もやって来た。

 前橋6:40⇒道の駅みょうぎ駐車場7:25-7:55⇒中之岳神社駐車場8:10-8:15⇒金鶏橋駐車場8:25

 コース:金鶏橋駐車場8:45→大人場9:00-9:10→(途中で休憩約15分)→中間道四阿10:10-10:15→第二見晴11:20-12:05→妙義神社12:45 (所要時間4時間00分)

 妙義神社の芝生広場13:00-13:55→道の駅みょうぎ駐車場14:15⇒金鶏橋駐車場14:20⇒道の駅みょうぎ駐車場14:30
白雲山(中間道四阿から)


 K2隊の車を道の駅みょうぎに置いて、あたさんの希望でまず中之岳神社の駐車場に向かう。ここはいつ来ても簡単に妙義山らしい風景に出会える。快晴の青空に紅葉に彩られた岩峰群が威圧するようにそそり立っている。K2隊は普通は怖くて行けない金洞山や金鶏山の筆頭岩などに登っているから、ここからの眺めはひとしおなんだろうね。


    金洞山の上にはお月さんも


 中之岳駐車場
 
先週登った荒船山も目の前   中之岳神社のご神体轟岩


 さてあたさんの気が済んだところで登山口の金鶏橋駐車場に下る。そうしたら今度は今日は真吾さんに懸垂下降の練習をしてもらう、と言う。まさかね、そんな怖いとこへ行く訳じゃないよね。金鶏橋駐車場に着いたら嬉しそうにロープとハーネスを出して来た。えへへ、面白そう。早速ハーネスをつけてもらって高さ1mの絶壁の上から懸垂下降。物足らない。せめて2mくらいの崖を下りたかったね。5mだったらビビるかな。


 未経験だから懸垂下降って準備に手間が掛るのかと思っていたら、ハーネスさえしっかり付けてしまっていて、支点があれば、ほとんど手間はかからないんだね。制動器もこぶしより小さな軽い石っころみたいなもので、勝手に制動が掛っている感じで力はいらない。こんな手軽で便利なものを持っていたら、崖を見れば降りたくなってしまいそうだね。  
    重そう。懸垂下降って体形じゃないね。


 余興が済んで大笑いしてさあ出発。今日のコースは我が隊でも3時間あれば歩けるコースだそうで、8時から歩けば時間が余り過ぎるので、あたさん余興を考えてくれたようだ。
金鶏橋駐車場、一日独占だった。


 歩き始めるとすぐ大人場。案内図がある。今日はここから四阿に登り、中間道を妙義神社に下る。妙義神社の下の道の駅みょうぎにも車を置いてあるから金鶏橋まで歩いて戻る必要もない。標高差320m、距離4.3kmだそうで、我が隊向きではあっても、K2隊には物足らない道であるのは明らか、何時も恐縮である。  
     


 
大人場(おにんば)の案内図   コクサギの実
 この石柱、古い道案内らしい。正面に御大典何とかとか書いてあるから大正天皇か昭和天皇の即位記念の時に建てられたものだろう。右側に「七曲峠を経て石門に至る」と書いてある。七曲峠って何処だろう。  
  古い道案内


   大人場を過ぎると山らしい登りになる。
大人場からの登り  



   尾根に出たところで一休み。ミカン休憩。
淡い紅葉 


   また登る。結構な急登が続く。利用する人が少ないらしく誰にも会わないし、傷みの少ない歩きやすい道。


   
紅葉   内裏雛のような岩峰


 四阿の下でまたゆっくり休憩。食べたり喋ったり。おかげ様で我が隊も元気に歩ける。四阿の東屋に出ると中間道を歩く登山者が続々やってくる。20人、30人くらいの団体さんが多い。白雲山の相馬岳、天狗岩が目の前。紅葉も悪くない。また休憩。


 白雲山
ヤマブドウみたいなイイギリの実 


 中間道を下る。なだらかな下り道を下るだけかと思っていたら、登ったり下ったり結構険しい所もある。若い女性も歩いているが、大所帯の団体さんが多い。崖沿いの狭い道だからお互いに気を使う。


紅葉もいい感じ。


 
下ったり・・   紅葉見たり


 
登ったり・・   結構大変。


 本読み僧の前を過ぎ、巨大な岩の下をくぐり、タルワキ沢を渡り、また登ったり下ったり、良くなってきた紅葉の下を進むと第二見晴の案内板。右の急な崖を登ると第2見晴に抜ける。


 
ヨメナ   本読みの僧
 
岩の下を抜ける   紅葉


   第2見晴の上は運よく誰も居なかった。展望のよさそうな場所を確保して昼食。奥様二人が早起きして用意してくれた豪華な昼食だけど、若い頃のようにたくさん食べられないのが残念。
 金洞山:もう霞み始めた。
    
 
  金鶏山:
 気流が良くなったのか気が付いたら山腹からパラグライダーが続々飛び始めた。うまく気流に乗って金鶏山のはるか上空まで上ったのが3機ほど。いつの間にかすぐ近くまで飛んできたのもいる。彼等にとっても今日は最高の一日だろうね。
 


 充分寛いだころ、下から団体さんが続々登ってくる。何時までもいい場所を独占している訳にも行かないから我々も腰を上げる。


   第2見晴を下って、また小さく登ったり下ったりの繰り返し。しかし基本的には下りなので楽だ。水の枯れた大黒の滝を通り、風穴のあいた洞窟の前を通り、やがて勾配が緩んで妙義神社が見えた。


 うちはアバウトだから今頃の黄色い花を見ればアキノキリンソウがまだ残っているのかな何て言っている。はらっぱさんがヤクシソウだよ、と教えてくれる。後ろに続いていた30人ほどの団体さんのリーダー格の女性が、はらっぱさんに確認して「ヤクシソウで〜す。」と後ろに伝える。歩きながら次々後ろに「ヤクシソウで〜す。」が伝わって行く。今度ははらっぱさんがあの赤い実なんだろうと言う。後ろの女性が「あの赤い実なに〜」と後ろに声をかける。するとすかさず団体さんの中から「シロダモだよ。」と小母さんの声が上がる。シロダモで〜す。よく知ってるね。


 
ヤクシソウ   シロダモの実


 妙義神社到着。K2隊が前回来た時は改修中だったということで今回は改修成ったピカピカの本殿に参拝することができた。


 









              妙義神社本社
 
     
 
それぞれお礼とお願いと  
 下の社殿は旧本社で波己曽殿と言うらしい。   
 
古くて長い石段と巨大な切株  


   
白雲山と大文字    



 妙義神社はお城のように何段にも積まれた高く素晴らしい石垣の上にある。その下の方の石垣の上に手頃なピクニック広場?を見付けた。ここで店開きして長いコーヒータイム。  
 前に遠くかすむ赤城山、後ろに紅葉に輝く白雲山と大文字。暑くも無く寒くも無く風も無く平和で穏やかなひと時。何時までも続くような。 
 
    古い石塔、何だろうね?


 石垣の影も長くなってさあそろそろ引き上げよう。それにしても何て素晴らしい石垣なんだろうね。いい歳なのにその前でなんて格好させるの。


大文字


 楽しい一日(遠足みたいでした)をプレゼントしてくれたK2隊に心から感謝です。また何時か。





トップページへ 前へ リストへ 次へ





inserted by FC2 system