2015年03月20日(金) 景信山
(かげのぶ山)
奥高尾


 景信山には行ってみたいと思ったことも無かったし何も知らなかった。ハナネコノメには興味があって一度見たいと思っていたら、K2隊が連れて行ってくれると言う。うれしいなあ。そのうえ曇りだった天気も前日にはお日様マークが並んだ。ついてるね。(実際にはお日様どころか青空すらチラッとものぞかなかった。何なんだ。)


 コース:日陰沢林道P7:30-8:00→木下沢梅林8:20→景信山登山口9:15-9:30→小仏バス停分岐11:00-11:15→景信山11:35-12:20→小仏バス停分岐12:35→林道13:20→小仏バス停13:35-13:45→日陰沢林道P14:05-14:30  (所要時間7時間00分)

 トイレは高尾梅郷管理棟と景信山山頂、小仏バス停にある。

 景信山 標高   727m
       標高差 490m


 ららん藤岡→日陰林道駐車場
          所要時間1時間25分
景信山山頂


 高尾の西浅川の三差路から入って、南浅川へ分岐する狭くて高い小さな橋を渡るとすぐ右側の路側が日陰沢林道駐車場で、思ったより広く停めやすそうな駐車場だった。早い時間だったので10台がやっと程の小さな駐車場だか自由に駐車することができた。駐車場の後ろの小川の土手にはニリンソウ、キクザキイチゲやアズマイチゲなどがあるがまだ時期が少し早い。すでに川岸で待望のハナネコノメに会えた。


 小川に沿って立派な木製の回廊が作られていて、これを歩いて階段で川岸に下ると川辺の岩の苔の上にハナネコノメがたくさん咲いている。  
   同じ岸辺に咲いていたユリワサビの花も初めて見たような気がする。はらっぱさんがいると何でも教えてもらえて便利だが、こちらの記憶力が怪しくてすぐ忘れてしまう。K2隊のホームページで再確認。
ユリワサビ    


 ハナネコノメは思っていたよりずっと小さい花だ。その花の先に赤い魅惑的な葯が付いているのだが、目も怪しいのではっきり見えない程だ。そのうえ雨上がりの曇りの早朝で、しかも川岸の森の中だから撮影条件としては最悪だね。先着の二人の男性はちゃんと三脚をセットしている。ISO感度1600で何とか125分の一秒でシャッターが切れた。風が無いのとあまり揺れない花なのが救いだね。


 
 
ハナネコノメ 

 ハナネコノメを撮る人達    
   



 約30分遊んで、靴もはきかえないうちに最大目的のハナネコノメを撮ることができた。後はおまけ?


 
景信山目指して出発   早速引っかかって人家の庭の花を撮る。


 
人家の庭にショウジョウバカマとカタクリがある。カタクリはまだツボミ。 


 線路に沿って歩き陸橋で越す。陸橋の上に同年輩のおじさんが三脚をセットして電車を待っている。我々も覗いたら丁度電車がやって来た。早速撮り鉄に変身、連写を決める。後でコンピュータの画面で見たら正面にE257、JR ”AZUSA”と書いてある。ああ昔の歌謡曲で名をはせた”特急あずさ”の今の姿なんだね。撮り鉄さんはこれを待っていたんだ。


 今は”スーパーあずさ”というもう少しかっこいい電車も運転されているらしい。  
    E275系 特急あずさ


   陸橋を越え中央高速の下をくぐると木下沢梅林の横を歩く。今見頃。 
木下沢梅林    


 
林道の花を訪ねて   ヤマルリソウ
これも初めてかも


 時期は少し早く数は少ないが林道には小さな花が咲いている。花を探しながらぶらぶら歩く。はらっぱさんが探していたヤマルリソウも咲いていたが、まだほとんどつぼみだった。 


   林道を歩きながら下の川岸のハナネコノメを探す。
 ところどころにハナネコノメが咲いている。このハナネコノメの葯は橙色だね。時期的なものなのか、それとも少しづつ違うのだろうか。  
     


   ぶらぶら歩いているうちに景信山登山口に着いた。この原っぱの真ん中でどら焼きと暖かい紅茶で小休止。カロリー補給。朝が早かったからね。
   
    景信山登山口



   さて木橋で沢を渡って登山口に入る。ここからは登山道である。はらっぱさんのホームページによるとざりくぼ沢というらしい。ここは小下沢とざりくぼ沢の合流点なんだね。
登山口の木橋で沢を渡る。    


 橋を渡ってすぐのざりくぼ沢にもハナネコノメがある。再び花撮りモード。青シャツの花好きの単独の男性も来ていて夢中で撮っていた。


   
   
ざりくぼ沢のハナネコノメ 


 小さな滝にもよる。ここもハナネコノメのある場所で、今年は少ないらしい。ヨゴレネコノメも咲いて?いた。ネコノメの名を持つ一属は結構種類が多いんだね。


 
ざりくぼ沢の小さな滝   ヨゴレネコノメ


 滝から戻り沢とも別れ山登りになる。結構急勾配で標高差もあり、久しぶりでひいひい言いながらウグイスの声に励まされて登る。ふくらはぎがつりそうでちょっとヤバい。


   植林地から急な崖へ。頑張って登る。 
 少し開けた崖の上で小休止。全く見えなかった向かいの山が霧の中から水墨画のように現れて来た。山頂の富士山期待できるかな。またすぐガスってしまったけどね。  
     


   なんとか広い尾根まで登りついてやれやれ。小仏バス停分岐でまた一休み。あたさんが地図を見ている。山頂まであと100m位らしい。今年2度目の山行日記更新のために、山頂まで頑張るぞ。
 
小仏バス停分岐    


 
山頂直下のシュンラン    山頂のミツマタ 


   ゆっくり登って山頂へ。
何とか山頂に来た。下の建物はトイレ。    


 
山頂   山頂


 やりました。山頂です。なんにも見えないけれど心は晴々です。妻も頑張りました。膝は大丈夫の様です。前回の尾瀬のアヤメ平に続き、あたさんの暖かいリハビリプログラム乗せられているようですね。K2隊に感謝です。早速お弁当広げて昼食。お腹一杯。満ち足りた時間をすごす。


   山頂は結構他の登山者も集まってきている。しかし山頂のベンチの数(広い山頂が数知れない粗末なベンチで埋め尽くされている。)からみると、独占状態に近いのかもしれない。混雑する時のこの山頂ってどんな状況なんだろう。
 
山頂風景  



    下山。本当は小仏峠まで尾根を歩いて小仏バス停に下る予定を、直接小仏バス停分岐から小仏バス停に下る短縮コースにしてもらいました。
小仏バス停分岐 
下山 



 
結構急な下り。   小鳥はマヒワ?


  途中で何百羽という小鳥の群れが谷を舞うのを見る。遠くの枝に止ったので無駄を承知で撮ってみる。多分マヒワ。(もしかしたらカワラヒワ)。鳥見モードで小休止。



   無事下山。妻も余裕の笑顔?
 こんな道を小仏バス停へ下る。  
   ダンコウバイ。こんな花があちこちにたくさん咲いている。
 こんなところをだらだら下る。   
   小仏バス停。トイレ休憩。パトカーやJAFが来ていて何かと思ったら、タクシーが変電所のフェンスを突き破って敷地内に飛びこんでいた。真昼間にこんなところで事故るなんて信じられない。
田舎道の雑草: ヒメオドリコソウ 
 
 


 舗装された田舎道のぶらぶら歩きを続けて無事日陰沢駐車場へ戻る。今朝つぼみだった人家の庭のカタクリが一輪開いていた。


 
カタクリ    シジュウガラ


 時間があったので昨年はたくさん咲いていたと言う日陰沢のアズマイチゲやニリンソウの様子を見に行く。やはりまだ早いようだった。小さなスミレを撮っている若い人と会う。好きな人が多い。


 
アズマイチゲ    ニリンソウ
   
ニリンソウ   ヤブコウジ



 あたさんの運転にお任せして帰る。高尾インターの入り方複雑だね。年をとると一瞬の判断ができなくて困るなんて話をしながら、いつの間にかうつらうつらしているうちにららん藤岡着。あたさんごめん。ららん藤岡のお寿司屋さんで早々と夕食を済ませてしまう。あたさんと生ビールで乾杯してご機嫌の妻を乗せて家に帰る。あたさん、はらっぱさん本当にお世話になりました。ありがとうございました。  





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