2013.10.13(日) | 高 山 | 日光 |
台風と台風の間の3連休は晴れるようだ。それで一番天気のよさそうな日曜日に紅葉の日光を歩いてみることにした。何時もは戦場ヶ原を歩くことが多いが、このところ山頂らしき所にはご無沙汰である。で標高差が少なく紅葉の時期に行ったことのない高山を登ってみることにした。最近どういう訳か日曜日に歩きに出かけることが続いたが、道路の渋滞もまあ許容限度内。そんなものと多寡を括っていたらこれが大間違い。やはりリタイア組は紅葉シーズンの土日の観光地なんかへ浮かれ出てはいけない。 |
コース:龍頭の滝(下)駐車場8:30→登山口8:45→山頂10:55-11:30→分岐12:20→中禅寺湖畔(熊窪浜)13:05-13:35→千手が浜バス停14:05-14:20⇒シャクナゲ橋14:35→龍頭の滝駐車場15:00 (所要時間6時間30分) ⇒菅沼茶屋16:00⇒自宅21:00 標高 1667.5m 標高 367 m |
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中禅寺湖 |
菅沼のドライブイン(菅沼茶屋)の駐車場は一杯。有料になったという白根山登山口の駐車場も車が道路まであふれている。これは大変だ。先週に続き我が家としては異例の早起きで出て来たのに、ここで一杯では龍頭の滝の駐車場はさらに混雑しているだろう。 道路から見る白根山は稜線近くは霧氷が付いて白くなっている。我々も行けるなら行きたいところだがとても無理だね。風が強く湯ノ湖は風波が立っている。 |
金精道路から金精山と紅葉の様子。 |
龍頭の滝上の駐車場は勿論満車。入ったら出ることも出来ない位、車が両方から突っ込んで混乱しているので寄らずに下の駐車場に行く。ここも入るのに車が行列だが上から来たので左折で入れる利点を生かして、列に入れてもらう。滝見物だけで出る人も多いから約10分ほど待ってなんとか駐車できた。ここに車を置いて山登りに行ってしまうと言うのも気が咎める。申し訳なし。しかし折角下に駐車したのだからちょっと滝も見て行こう。 |
ちょっと龍頭の滝も見て行こう。 |
龍頭の滝の上まで石段を登る。高さで約50mあるから結構大変。いつもの山登りとは様子の違う老若男女や、国籍を含めていろいろな人達に紛れてガヤガヤ登るのも結構楽しい。アイパッドで写真撮ってる人もいる。物好きな人もいるもんだね。えっ、あたりまえだって? | ||
橋の上から龍頭の滝 |
上の橋を渡って道路を渡って登山口へ入る。シカよけの扉を押して中へ入ると、混雑した観光地とは別世界、誰もいない。紅葉の素晴らしい木々も正直の話少ない。またモミジ狩りだね。 下草の刈られた整備された道は気持ちがいい。山頂まで誰にも会わなかった。 |
ズミの実 | もみじ |
誰もいない静かな道 | 高い所にナナカマドの実 |
先週の尾瀬とは様変わりで冷たい風が強く寒い。早々と風除けにカッパを出して着る。尾根が近ずくと紅葉した木々も増えてくる。せっせとカメラに貯金しておこうね。小鳥の声も聞こえているがまったく姿は見えなかった。 | ||
紅葉 |
日光白根山が見える。 | 戦場ヶ原とその先の牧場が見える。 |
木々の間から日光白根山が見えた。まだ空は青空で早い時間に登った人は風が強く、さぞ寒かったろうと思うが青空と霧氷に会えて幸運だったね。この後分厚い白い雲が白根山を越えて山頂を隠してしまった。、 |
山頂のピークの一つ手前のピークを登る辺りは紅葉も綺麗だが、この白い大木の存在感が素晴らしい。 | ||
紅葉も緑も青空も |
今年は暑かったり寒かったり、それが極端に変化するから、もみじも何時紅葉すればいいのか分からないんじゃないかな。この一本の木に緑と黄色と赤の混ざったもみじ、中禅寺湖に下る側にもあったが、木が混乱している様子がよく分かるよね。 ひとつ前のピークで一休み。山頂まで0.9kmの標識が立っている。龍頭の滝までは1.5kmと書いてあるから、このコース龍頭の滝から山頂まで2.4kmである。 |
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黄色と赤と緑のもみじ |
山頂が近ずくと木の梢に隠されていた中禅寺湖や男体山の山頂が見えるようになる。どう見ても紅葉はまだだね。 | ||
森の向こうに中禅寺湖 |
龍頭の滝下の駐車場から約2時間20分ほどで山頂に着いた。誰にも会わなかったが山頂には一組のご夫婦がいた。高山の紅葉は何時もこの程度ですかと聞いてみたら、その人達は小田代ヶ原側から登って来たらしく、下は結構紅葉していましたよとのこと。我々と入れ違いに龍頭の滝側へ下って行った。 |
高山山頂 | 男体山 |
山頂は白樺やカラマツに囲まれているので展望はあまり良くない。ただ南側は広々と草刈りが行われていて、居心地のいい山頂である。まだ11時で昼食には少し早い。ひとつ前のピークで休憩中に大福を食べてしまったのであまり食欲がなく、ランチは湖畔に下ってからにする。折角持って来たので紅茶を沸かして飲む。風が冷たいので暖かいものは美味しい。 |
山頂の紅葉 | 草刈りが行われて広々した山頂付近 |
ゆっくりした後、身体がさめないうちに中禅寺湖と小田代ヶ原の分岐方向に下る。紅葉は圧倒的にこちら側の方がいい。いろいろな紅葉がきれいだが、木立の中だからなかなか写真になりにくい。下り始めたら中年のペアが登って来た。その後すぐ6〜7人の多分学生と思われる若い男女のグループが登って来るのに遇う。結構登る人がいた。 |
山頂付近の紅葉 | ウリハダカエデの幼木? |
紅葉 |
鎖もあるかなりの急斜面をジグザグに下る。転んだら大変だから注意し合いながらゆっくり下る。勾配が少し緩むと中禅寺湖、小田代ヶ原分岐。峠である。小田代ヶ原側は崖になっていて展望がいい。日光白根山の尾根の上に白い布団綿の様な厚い雲が広がりこちらへ越えてくるのが見える。快晴のはずなのに、嫌だね。 |
紅葉 | 分岐 |
分岐からはだらだら下りを僅かで中禅寺湖と思っていたら、しばらくは結構急な谷を下る。地形図からは想像もできないような急な崖がすぐ横にあったりする。しばらく下ると広々した平地の木々の間から中禅寺湖の水面が見えてくる。 |
紅葉 | 木の幹の向こうに中禅寺湖が見えた。 |
分岐から下の中禅寺湖側は明らかに紅葉にはまだ早く、もみじの葉はまだ緑色が瑞々しい。もちろんあちこちに紅葉している木もあることはある。やっと中禅寺湖の熊窪浜に着く。中禅寺湖の水は相変わらず透明に輝いてきれいだが、先日の台風の影響か水位が少し高く、浜が狭くなってしまった。その上枯枝や落ち葉が打ち上げられ、あの美しい浜の面影は痛めつけられていた。 |
お腹すいたね。枯れた大木に座って妻が早起きして用意したおにぎりに卵焼きにウインナ、何時もの味。お湯を沸かす。風で炎があおられてなかなか湧かない。ちょうど日光白根からの雲が広がり、薄暗くなり寒い。寒い中でコーヒーをすする。赤岩側の崖が紅葉で輝いていたら、赤岩を回って龍頭の滝に戻るはずだったが、赤岩側は黒い崖が見えるだけ。もう十分歩いたし、千手が浜からバスで帰ろう。 | ||
中禅寺湖畔:熊窪浜 |
湖岸の崖を回って・・・ | 千手が浜 |
湖畔の崖を回って千手が浜に出る。ここも桟橋の周りはゴミだらけ。その中で若者のグループが車座で談笑していたがこれだけが救いだね。こんな小さな浜でも美しく保つのは大変なようだ。次に来る時、またイメージ通りの千手が浜が蘇っていることを祈りたい。雲は嘘のように消えて暖かさと青空が戻っていた。 |
この角度ならまだ千手が浜の面影が残っているように見える。向かいの山もかなりきれいに紅葉しているのが見えるが、この写真ではそのようには見えないね。 | ||
千手が浜 |
今日の一枚 紅葉する時期が混乱してしまったモミジ |
千手が浜バス停 |
バス停には十数人の人達がいた。僅かな待ち時間でバスが来て、シャクナゲ橋までバスで帰る。今年の小田代ヶ原は水がなく昔の原っぱに戻っていた。シャクナゲ橋からウオークラリーの様なことをしている人達の間に入って龍頭の滝に戻った。 |