2013年06月08日(土) 銚子の伽藍・横引尾根 赤城山


 赤城山のオフ会で歩いた道をシロヤシオとミツバツツジに期待して歩く。今回は先回ズルした小沼駐車場から牛石峠駐車場までの道もしっかり歩き、その代り長七郎山へは登らず、小沼を巻いて帰って来た。 


 コース:小沼駐車場10:45→牛石駐車場12:00→銚子の伽藍12:55-13:20→茶の木畑峠14:15→小沼水門14:50-15:00→小沼駐車場15:25 (所要時間4時間40分)
銚子の伽藍


 流石に土曜日で何時もはガラガラの小沼の広い駐車場も満車。スペースを見付けて車を入れ支度をして歩きだす。(荒山・鍋割山の登山口の箕輪の姫百合駐車場も満車だった。)今日は賑やかかもしれない。


小沼から関東ふれあいの道を歩く。 入口のミツバツツジとヤマツツジ


 関東ふれあいの道の標識やベンチのあるあたりで、華やかなミツバツツジとヤマツツジの歓迎にあう。これはついてそうだ。ところが朝香嶺の巻き道はミツバツツジの木はたくさんあるのに花は全くない。葉っぱが出ているのだから遅かったようだ。あるいはまったく花が付かなかったのかもしれない。


 
関東ふれあいの道を軽井沢峠へ


 血の池は対岸と右の岸辺にズミの大木の白い花が咲いていた。山支度とは思えない男性が三人居たので挨拶して聞いてみたら、若い二人は大学生で卒論のために血の池の測量に来たと言う。年配の一人は先生のようだ。どんな論文になるんだろうね。血の池と卒論て何か結びつかないよ。
 血の池から軽井沢峠への快適なゆるい下り道は春ゼミが賑やかに鳴いている。木の幹に抜け殻がくっついている。多いかなと思った歩く人はほとんど居ない。後ろから来た若い二人ずれに追い越されただけ。ゆっくり歩けた。適当にヤマツツジやミツバツツジが咲いていて歩きやすいいい道だった。


 
ヤマツツジ   レンゲツツジ


 軽井沢峠駐車場にはレンゲツツジも咲き始めている。そう言えば新坂峠のレンゲツツジはもう5分咲き位かな。まだヤマツツジの方が優勢だった。山道を歩いて牛石峠へ。尾根道にはズミやミヤマザクラ、シロヤシオなど白い花の木が目立っている。  


 
ズミ   ミヤマザクラ?


 
シロヤシオ   牛石峠駐車場


 コースにミツバツツジもシロヤシオもたくさん咲いていたが、もう触れなば落ちんの風情で、総体的には少し遅かったようだ。


 
牛石   牛石山付近


 牛石峠駐車場から牛石山を越えて銚子の伽藍へ下る。ここはオフ会でみんなで楽しく歩いた道。反芻し味わい直して下る。オフ会の時はまだ緑がなかったのに今回は新緑に包まれている。シロヤシオはたくさんあるがなかなか絵にならない。 


 そんな中で一か所だけ新鮮なミツバツツジとシロヤシオが一つのフレームに収まってくれた。今回は来る前からこんな構図を頭に描いて来た。うまく出会えてよかった。どの世界も個性豊かで、早熟ものんびりした奴も居る。  
    ミツバツツジとシロヤシオ


 
銚子の伽藍へ下る   ヒメシャガ


 下り道の草むらにヒメシャガが咲いていた。銚子の伽藍から横引尾根の登り返しの道にも咲いている。


   銚子の伽藍に着くと男女三人が例の倒木に座って食事中だった。その女性から挨拶されて、うち二人は血の池の下あたりで我々を追い越して行った、男女の二人組とわかった。もう一人は3日間連続で銚子の伽藍に来ていると言う、銚子の伽藍の主のような単独の男性だった。二人組は入れ替わりに横引尾根に登って行った。
銚子の伽藍到着    


 我々も昼食。主のような男性は未だに中判のフィルムカメラで写真を撮っているそうだ。銚子の伽藍上流の沢情報、花情報を頂いた。食事休憩も終わった頃沢の上流からかなり高齢に見える元気な男性を含む3人組が下って来た。銚子の伽藍の主とは今日沢の上流で出会っていたらしい。それを機に我々も銚子の伽藍を後にする。


 
銚子の伽藍のシロヤシオと新緑と青空 


 今日はずっと曇りで寒いくらいだったが、銚子の伽藍では曇っていた空が晴れ、ハルゼミが賑やかに鳴きだした。天気が悪くなるとハルゼミも鳴かないそうである。


   横引尾根はずっとヤマツツジが咲いている。シロヤシオも多い。ミツバツツジはあまりなかった。ミツバツツジも毎年は咲かないそうで、今年は外れ年だと銚子の伽藍の主が言っていた。また彼が言った通り、左手の崖に一本だけアカヤシオの花が残っていた。
横引尾根のシロヤシオ    


 尾根の上に着く頃、牛石峠側へ登ったのかなと思っていた先ほどの男性三人組が元気よく登って来た。三人ともよく使い込まれた地味な雨具をしっかり着こんでいる。ただのハイカーじゃなさそう。上からは30人ほどの団体さんが下って来た。しばし交通渋滞。両方をやり過ごす。団体さんは大沼まで歩くと言っていた。 


 茶の木畑峠が近付くと尾根の上はヤマツツジで真っ赤。すさまじい量だね。  
    横引尾根のヤマツツジ


 しばらく行くと三人組は尾根の上でお話し中らしく立ったまま休憩しているようだ。我々が先に行く。すぐまた抜かれると思っていたら、我々が小沼への林道を歩き始めるまでかなり後ろをのんびりついて来た。まさか頼りなさげな我々が道を間違えないか見守ってくれていたんじゃないよね。 


 
横引尾根    茶の木畑峠


 オフ会では長七郎山へ直登した分岐広場から、直登は遠慮し、またおとぎの森の方へも下らず、長七郎山を巻いてほぼ水平に続く、歩きやす林道を小沼に向かって帰る。この道もヤマツツジだらけだがもう十分満腹だね。  
    小沼への林道 


   長七郎岳への登山道の分岐を過ぎて小沼が目の前のあたりに、あざやがなミツバツツジが一本残っていた。ご褒美だね。湖尻の水門近くのベンチで小沼を見ながら水とコンビニのお団子で休憩。シロヤシオが一杯咲いている。
小沼の手前に残っていたミツバツツジ     



 
小沼畔のシロヤシオ   小沼帰着


 小沼の長七郎山側の岸辺をシロヤシオを見ながら半周して駐車場に戻る。シロヤシオはもう咲き切っていて散っている花も多かったが充分楽しめた。





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