2013.06.23(日) 湯の丸山 浅間高原



 珍しく梅雨らしい天気が続いた後、日曜日は晴れるようなので今年も湯の丸山へ。今年こそ烏帽子岳も一緒に登ってこようなどと言っているが、地蔵峠からリフトで登ろうなどと言い始める辺りから、既に勝負は決まっている。


 コース:地蔵峠テニスコート(駐車場)10:05⇒湯の丸スキー場リフト上駅10:35→鐘分岐10:50→湯の丸山南峰11:45→北峰12:00-12:35→南峰12:45→鞍部13:30→キャンプ場14:10→テニスコート(駐車場)14:40 (所要時間4時間35分)


 日曜日+つつじ祭とかで地蔵峠の広い駐車場は満杯。案内されるままにトイレの裏の方の林の中のテニスコートに駐車。既にここも満車だった。

湯の丸山(2101m)


 レンゲツツジが咲く日曜日、かなりの人出は覚悟していたが、湯の丸高原つつじ祭という行事も行われていて、普段は広く感じる駐車場は二面とも満杯。案内されるままに裏のカラマツ林の中のテニスコートに駐車。我々が駐車した時点で案内係のおじさんがトランシーバで「第三テニスコートは満車です。」などと連絡していたから、大変な台数なんだろうね。これだけの駐車場をあらかじめよく準備出来たものだと感心した。湯の丸山には何度も来たけれど、こんなに混んだのは初めて。
テニスコートが駐車場


 
湯の丸高原つつじ祭の会場の様子 


 行列に並んでリフトでつつじ平に向かう。リフトから見下ろすと、つつじ祭のステージでは三味線を抱えた人達が5人ほど、流行りのゆるキャラも3体程スタンバイしている。屋台の店もたくさん出店していて、行列の意味は分らないが整理券か引き換え券でも配っているのだろうか。スキー場を元気に登って行く人達も見える。


 
つつじ平のレンゲツツジ 


 レンゲツツジが満開のつつじ平の牧場に入って花を見ながら登る。ちょうど梅雨の晴れ間の日曜がつつじの見頃に重なって、たくさんの人達がつつじの間を散策している。牛の放牧はまだのようす。


 
一人離れて・・・   つつじ平


 一人離れてパラソルの女性が花の中に立っている。周りと雰囲気が違うので目立つね。花の茂みの中にカメラマンが居るようだ。


   レンゲツツジを楽しみながらゆっくり登って適当なところから登山道へ戻る。
レンゲツツジ    


   
風見鶏の鐘
ここからが急登り。
  籠の登山の向こうに浅間山


 風見鶏の鐘は、鳴らないようになっているみたいだ。普段めったやたらに鳴らされてもうるさいだけだからだろうね。山頂までの一本道は点々と途切れなく登山者の列がみえる。浅間や四阿屋山の辺りはかなり発達した積雲も見えてちょっと気なる。浅間の火口から噴き出す白煙ははっきり見える。


 
圧倒的に多いイワカガミ    山頂が見えた。


 花はイワカガミ(コイワカガミ?)が多く、シロハナヘビイチゴに黄色く光るウマノアシガタ、それにツマトリソウ、ゴゼンタチバナなど。結構な急登をたくさんの人達と一緒に登る。少し登っては休むのでどんどん置いて行かれる。もう下って来る人達も沢山いる。


 
山頂(南峰)   賑やかで楽しそう。後ろに見える北峰へ。


 山頂へ到着。広い山頂(南峰)の見晴らしのいい周囲はたくさんの人達が占領して食事中。北峰もお隣の烏帽子岳の山頂にも同様にたくさんの人達の姿が見える。大変な人気の山だね。定番の北アルプスが見えないのは残念。 


   
    イワカガミ


   
イワカガミ   北峰で


 お昼までちょっと時間があったので北峰へ渡る。この道も圧倒的にイワカガミが多く群生が見られる。北峰の大岩の外れで四阿屋山と根子岳を見ながら昼食にした。


 
四阿屋山と根子岳   烏帽子岳


 下りは南峰へ戻って烏帽子岳との鞍部へ向かう。ここもかなりの一気下り。烏帽子岳へ登る意欲は例によって全然残っていない。無理しないで下ろうね。


 
シロハナヘビイチゴとスズラン   ベニバナイチヤクソウ


 昨年見たミヤマハンショウズルが咲いているのを楽しみに捜しながら下ったが、昨年見付けた蔓も今年は見付けられなかった。貧弱な蔓に小さなつぼみを3ヶ所ほどで見掛けた。登山道の縁にベニバナイチヤクソウとハクサンチドリがそれぞれ一本だけ咲いていた。 


   
ハクサンチドリ   ミヤマハンショウズル



 
つつじ平分岐    アヤメ


 つつじ平分岐辺りは白樺の間にレンゲツツジが咲き競っている。分岐から地蔵峠への道は付け直されて新しい道が出来ている。旧道は立ち入り禁止になっていた。


 キャンプ場のズミの大木はとっくに花が終わって緑になっていた。昨年の記録を見たら偶然同じ6月23日に登っている。去年はレンゲツツジも少し早かったと書いてある。つまり今年の方が花が早かった訳だ。とすると昨年も今年もつぼみしか見られなかったミヤマハンショウズルも終わっていて、咲けない枯れたつぼみだけが残っていたのかもしれない。


 キャンプ場を過ぎてすっかりリラックスしてつつじ祭会場への道を歩いていたら、後ろから歩いて来た小さなグループの女性が近付いてきて、妻にそのスカート見せてもらっていいですか、と声をかけている。妻がどうぞというと、これは山用なの?とか、巻きスカートになっているのね、とかパンツは山用じゃないのねとか、かがみこんで妻のスカートの裾をめっくったり、詳細に点検している。思わず笑ってしまった。率直な人が居るものだ。私はヤマンバだけどあなたはヤマガールね。なんて言いながら行ってしまった。そのおばさん古いのを引っ張り出してきたというニッカボッカが決まっていたよ。





トップページへ 前へ リストへ 次へ





inserted by FC2 system