2012年04月06日(金) 三毳山(みかも山)
 カタクリの里
佐野市


 山では雪が降り春の嵐が吹き荒れたり、なかなか今年の春は素直には来てくれないらしい。爆弾低気圧は三日の夜には前橋を抜けたので、晴れたらカタクリを見に行こうと思っていたら4日も5日も強風で、もう吹かないだろうと6日に三毳山へ出かけたが、強風の名残はまだ残っていた。
 (花の咲き具合は夕焼けさんのデジブック三毳山散策を拝見して決めました。デジブック面白いですね。)


 コース:約一時間かけてカタクリの里一周。
 カタクリの里駐車場13:00→三毳山山頂13:45-13:55→カタクリ群生地14:20→駐車場14:40


 カタクリの里駐車場はちょっと目立たない所にあるが、今の時期なら看板と誘導員が2、3人立っている。
三毳山山頂(青竜ヶ岳)から中岳を見る。


 カタクリは毎年何処かで見ているが、三毳山に出かけるのは何(十)年振りだろうか。佐野インターの前だから高速道路もつながって行き易くなった。しかし今回は高速代をケチって太田・桐生インターで下りて国道50号で行った(結構流れがいいからね)。 


アズマイチゲ 三毳山概念図


 駐車場入口は割と地味で、駐車場への誘導員が二三人いたにもかかわらず、右折の入り口を通り越してしまいUターンして戻って駐車場に入れる。昔の記憶なんか全然ない。駐車料金(500円)、ほぼ満車で案内係の誘導に従って駐車する。今度の土日はかなり混みそうだね。 


 まずはカタクリ園へ。遅れていても春はちゃんと来てる。
三毳山カタクリ群生地はこんな感じ


 おばさんの団体さんや、大きなカメラや三脚を抱えた我らがじじばばがたくさん来ている。でも広いのでそれ程気にはならない。 


   
    少し近づくとこんな感じ


 とにかく風が強くてカタクリの花は揺れまくっている。ちょっと写真は無理かなあと思ったが、シャッタ―速度1/500秒以上キープでなんとか止まったようだ。


   花が多すぎて何処へカメラを向けていいか分からないくらい。何処へ向けても同じに見える。完全に花に負けてるね。2〜30枚撮ったら見えて来た。
北斜面なのでほとんど逆光    


   
    アップ


 カタクリ園は結構高度差があるので、上の方が鮮度がいいかも。結局全部見て回ったけどね。アズマイチゲやニリンソウも咲いているが、アズマイチゲには遅くニリンソウには早い感じ。アズマイチゲは開いていないものが多かった。 


透けてるね。 ニリンソウ?


 カタクリ園の上からも三毳山へ登れるようだが、我々は一旦車へ戻って、登山靴に履き替え、ザックを背負い、ストックを持って三毳山へ向かう。カタクリ園の入口の右に歩きよさそうな階段が続いている。こちらが登山口らしい。


階段の道 白いスミレ


 ゆっくり登る。スミレがあちこちに咲いている。いろんなのがあるよ。カタクリも綺麗だけど負けてないね。女性のハイカー二人が下って来る。何撮ってんの、スミレ、なあんだ、みたいな感じ。 


紫のスミレ 青いスミレ


 途中に展望台があるが、木が育ってしまって展望はあまり利かない。さらに階段を登る。藤岡の二千階段みたいだ。結構きくね。すぐ山の下がゴミ焼却場になっているらしく、高い煙突の頭がちょうど山の中腹くらいの高さだ。西よりの風だと排気ガスが流れてくる。 


展望のない展望台 まだ続く階段


 やっと尾根に出る。歩きやすい尾根道が続いている。一旦だらだらと下って登り返すと山頂に出る。マイペースでゆっくり歩いて登山口から45分。二組ほどに抜かれた。  


尾根に出た 尾根道


 山頂の手前に石の祠がある。名札が立っているが読めない。なんとか雷電宮と書かれているようだ。修道者が参拝したことを示す木札が納められていた。 


石の祠 山頂


 山頂にはアンテナ鉄塔が立っていて電線も交差している。腰を落ち着ける場所もない何とも味気ない山頂である。道は歩きやすいのにちょっと残念だね。西側の展望が開けていて赤城山が正面に見える。日光の男体山も見えた。山頂の下が少し切り崩されていて、登山者が多い時はそこが休憩場所になるようだ。何組かのハイカーがいて結構歩かれているようだった。 


 
山頂の展望(赤城山が見える)   ツバメ


 三毳山山頂は青龍ヶ岳(229m)とも言うらしい。南に歩きやすそうな尾根が続いていてその先にもう一つの山頂中岳(210m)がある。昔南駐車場からパラグライダーの発進場まで歩いたことがある。山頂は記憶にない。


 下りは来た道を戻り、途中からカタクリ園の上に抜けてもう一度カタクリを見ながら駐車場へ戻った。三毳山は田中澄江の新・花の百名山にとりあげられた一番標高の低い山だそうだ。  




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