2012.04.15(日) 神成山 西上州(富岡市)



 上信越自動車道は、桜、桃、レンギョウなど、走りながらお花見が出来るほど華やいでいる。それが下仁田の桜につつまれたICを過ぎると嘘のようにさびしくなってしまう。それで急遽行く先変更、松井田でUターンして、高速道路から桜とミツバツツジが見えた富岡の神成山を歩くことにした。下仁田で下りれば宮崎神社まで10分とかからない。


 コース:宮崎公園11:50→神成山山頂15:50-13:15→四宮吾妻神社14:20→大サボテンの家14:50→宮崎公園15:45 (所要時間3時間55分)

 帰路は上信電鉄の南蛇井駅に出て、神農原まで一駅電車に乗っても面白いが、下を歩いて帰っても距離は2.66kmである。

 今は山全体を神成山というらしい。以前の神成山山頂は第2ピークで、竜王ピーク320.9mの案内板が立っていた。
神成山


 
  宮崎公園でお花見  


 宮崎神社はサクラとツツジが満開。やっぱり花があったほうがいいよねえ、と妻は大喜び。桜が見ごろの日曜日にもかかわらず、運よく下の駐車場が空いていたので使わせてもらう。午前中は地元のお花見でも行われていたらしく、ブルーシートなどをたたんで跡片づけをしている人達がいた。
宮崎公園のツツジ


 駐車場のすぐ上のオキナグサの育成地には、花の旬は過ぎてしまったがまだオキナグサが咲き残っていた。以前来た時より株も大きくなり、花の数も増えたようである。 


オキナグサ チゴユリ


 あまりゆっくりはできないがお花を楽しんで、西中学校裏の登山口へ向かう。クラブ活動の生徒たちの元気な声が聞こえる。



 昔は信仰の道だったらしく、お地蔵さんや不動明王様に守られた歩きやすい道を歩く。今この道は案内板によれば神成山9連峰ハイキングコースで宮崎神社側からそれぞれのピークに第1ピークから第9ピークまでの数字が入っている。ちょっと味気ないね、昔の名前を大事にした方がいいと思うのは歳のせいかな。
不動明王


芽吹き始めた春の道 ミツバツツジ


 見晴らし台と言われる岩尾根の上から、小沢山と稲含山が見える。  
     見晴らし台からの展望


 神成山の最高峰は第2ピークで昔の下鍛冶屋の御岳山。石碑が立っていて、古い山名表示板の立派な字が消えかけている。新しい案内板には竜王ピークとあり、宮崎神社のコース全体の案内板の第2ピークには両山の名が見える。


 
キアゲハ   神成山山頂 320.9m


 山頂は広く流石に展望がよい。ベンチもあるのでここでお昼。山頂を独占してのんびりする。キアゲハが舞い、下ではキジが鳴いている。上信電鉄の電車が模型のようにコトコト走って行く。のどか。


山頂の展望
四つ又山、鹿岳
神成山山頂


 キジの声を聞きながら、帰りはキジを探しながら宮崎神社まで下を歩いて帰ることにする。上から歩くコースをよく見定める。広い農面道路を歩くのが一番視野が広そうだ。山頂の御岳大神の祠にお賽銭を上げてキジに遇えるようよくお願いする。


ヤマツツジ 何しろ9連峰縦走だからね。
登ったり下ったり。


 まだ7峰残っているからまた登ったり下ったり吾妻山を目指す。(途中のピークは省略、道はよく整備されて歩きやすく危険なところはほとんどない。)吾妻山への最後の登りはミツバツツジがピンクに染めている急な崖の横を登る。ここはオキナグサの育成地でもあるが程んど咲き終わっている。そう言えば以前コースの途中にあった育成地にオキナグサはなかった。


育成地のオキナグサ 模型のように上信電鉄が走る。



 吾妻山山頂に到着。9連峰縦走でそれなりに気分がいい。ミツバツツジが沢山咲いている。四宮と言われるだけに大小4つの祠がある。勿論ここでも帰りにキジに遇えるようにお願いする。


第9ピーク吾妻山(四宮吾妻神社)


 最後のピークだけに今まで見にくかった西側の展望がいい。大桁山、鍬柄岳の先に鹿岳、四つ又山が見える。  
    吾妻山の展望


 
吾妻山のミツバツツジ   スミレ



 
シュンラン   吾妻山のミツバツツジ


 後はミツバツツジの崖の道を新堀神社に下るだけ。スミレやシュンランが咲いている。コースの途中には小さな道案内が各所に置かれているが、そこには必ずシュンランが一株植えられていた。  
    新堀神社へ下る。



 
キジに会えた。   走って逃げた。


 大シャボテンの家の角に宮崎神社への山沿い旧姫街道の案内があるが、キジはきっと広い所に居るのだろうと見当を付けて、橋を渡り農面道路へ出る。広いまっすぐな車道だから面白くないが、運よくキジに会えた。やはり神様にはお願いしてみるものだ。




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