06.04.24(MON) 荒 山 赤城山


 赤城山にはすっかりご無沙汰である。前橋市内はとっくに桜も終わってしまって春めくというより今日などは初夏の暖かさだが、赤城山はどんの様子なのだろう。敷居が高い感じだが不調続きの体調の点検と、ご機嫌伺いに荒山に出向いた。用事を済ませて箕輪の駐車場に着いた時は午後2時に近く、雪でも花でもないこの時期、流石に駐車場は閑散としていた。


 コース:箕輪駐車場14:00→荒山の尾根14:50→荒山山頂15:25→駐車場16:15 (所要時間2時間15分)


 赤城道路の桜前線はまだゴルフ場への分岐(旧料金所)付近である。桜広場やふれあいの森はまだほころびも見られない。
 
荒山の尾根から鍋割山


 それでも歩き出すとすぐ、既に山を下ってきた二組ほどの人達と挨拶してすれ違う。最初の尾根の案内板のところから荒山高原をショートカットして、直接荒山の尾根に抜けるコースを歩く。遅いしメインルートではないから鹿でも出てこないかな、などと期待したが、鹿が遊んだ跡はあったが遇えようはずも無かった。


唯一の花アブラチャン 鹿の通り道と遊んだ跡


 荒山の尾根まで新緑は一切無く、スミレ一本咲いていない。唯一の花はアブラチャンの黄色い花だけで、ミツバツツジもヤマツツジも花芽は小さく硬く、まだ咲き出す気配すらない。荒山は春の午後の穏やかな、ぼんやりした日差しを浴びながら、まだまどろんでいる。


 
尾根の雪庇の名残 荒山山頂から地蔵岳


 尾根までがそうだから尾根筋にはなおさら春の気配は無く、まだ雪庇の名残の雪が僅かに残っていたり、山頂直下の目印の三角の大岩の下も残雪が凍り付いている。誰も居ない山頂で祠に手を合わせて大明神のご機嫌を伺い、しばし展望を楽しんでろくに休みもせず来た道を下った。



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