04.02.01(SAN) 源氏山 鎌倉

 これも番外編ですが、父の法事の帰りに鎌倉によって、源氏山ハイキングコースを歩いてきました。先日M友のHさんから鎌倉に行って源氏山で頼朝さんに挨拶してきたと言うメールを頂きました。考えてみると私達も近くに住んでいたこともあり、何度も行ったことがあると思っていましたが、実は限られたところだけでほとんど行ってないことが分かりました。特に最近はご無沙汰で、源氏山に頼朝さんが居ることも知らなかったので、駆け足ですが訪ねてみました。

コース:鶴岡八幡宮横の駐車場11:10→浄智寺11:30→葛原ヶ岡神社・日野俊基の墓12:20→銭洗弁財天12:30→源氏山12:50→化粧(kewai)坂切通しを下り鶴岡八幡宮13:20-14:00  (所要時間2時間50分)

 流石に鎌倉で、2月とはいえ日曜日となれば車の渋滞は尋常ではなく、八幡宮周辺は観光客でごった返していました。休日に鎌倉へ車を乗り入れるのはどう考えても得策とは思えません。

 参考までに駐車料は八幡宮の横が時間800円、建長寺前なら時間500円、浄智寺の駐車場は只でした。
源氏山公園の頼朝さん

 最初は鎌倉7口などと言われる当時の切通しの跡を、ちょんちょんとつまみ食いして帰るつもりでしたが、朝比奈インターを下りてから朝比奈切通しへどう行けばいいか分からない。あっという間に渋滞に巻き込まれて引返す事も出来なければ駐車場もない。結局八幡様まで連れて行かれて最初に空きのあった駐車場に車を入れました。出鼻をくじかれてすっかり戦意喪失、源氏山と銭洗弁天に行先変更です。
 ハイキングコースの出発点、浄智寺の境内を見せてもらいました。鎌倉らしい垂直に切り崩した崖や、掘り込んだやくらの中の古い墓石などに囲まれた、適正配置?の手入れの行き届いた墓地、前の日は公園墓地の広々とした明るさと便利さを肯定していたのに、今日はしっとりと落ち着いた日本風の墓地が素晴らしく見えました。気になったのはかなりいいスペースが幾つか空きになっていることでした。まさかスーパーじゃあるまいし、商品の回転を高めて利益を上げようとしている訳じゃないよね。たまたま空いていただけ。下賎のひがみです。庶民向けのやくらの中の布袋様のお腹も撫でてきたよ。

 磨り減った岩が如何に沢山の人に歩かれたかを示すハイキングコースを一歩きで葛原岡神社です。何人かには出会いましたがそれほど歩く人が多いわけではありません。歩いて岡の上から下を見るとこの低い岡が如何に城壁として有効かが良く分かります。
 葛原岡神社と祭神の日野俊基の墓にもうでて家内安全を祈願します。この人は北条方に捕らえられ、この葛原岡刑場で斬首され、恨みを呑んで死んだ幾百だか幾千だか知りませんが、怨霊たちの親分なんでしょうね。そして斬首した側の北条方にねんごろに弔られ神に奉られて、その怨霊たちが北条方に仇をなすことを押さえるために利用された、哀れな、いや恐ろしい神様なのでしょう。(やば、罰が当たりますね、僕の考えじゃありません、梅原猛さんがそう言うんです。)いまだに地元の大切な守り神なのだそうです。
  ボタン園の餌付けされたリス


 岡の上から舗装された急坂を長谷側へ少し下ると、途中に銭洗弁財天の鳥居とトンネルの入口があります。ここに付いては何も言う事はありません。庶民の神社です。お金洗ってきました。今年はいいことが有ると思います。
 そして急坂を登り返すといよいよ頼朝さんとご対面です。どなたがモデルか知りませんが中々立派な武者振りです。周りは広々した公園で沢山のハイカーたちが食事したり、おしゃべりの最中でした。

 我々はそうゆっくりする訳にも行きません。少し戻って化粧坂を下り、おいおいというような細い路地を抜け、立派なお屋敷町を通って、八幡様に戻りました。八幡様から鎌倉駅に抜ける裏道は人で一杯です。久し振りに八幡様におまいりし、右に国宝館の方に下って牡丹園でHさんの好きな冬牡丹を見て駐車場に戻りました。
 駐車場の前は相変らずの渋滞です。距離的には近くても朝比奈インターには戻れません。北鎌倉側に出て日野インターから横横道路にもどって帰ってきました。
 それにしてもこの渋滞、鎌倉に住む人にとっては毎度煩わしいことでしょうね。何とかすればいいのに何にもしないのは浮世の常ですね。我々の周りにもそういうことって一杯あるけど、そこに住んでいる人がそれでいいなら、他人が心配する必要なんてありません。ねえお役人さん。
 何処のお役所にも都市計画課なんてとこがあって、高い都市計画税とってるけど、計画課で実行課じゃないところがミソですよね。
八幡様の冬牡丹





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