07.12.20(THU) 地蔵岳 赤城山


 朝起きて二階の窓から覗いてみると、雲ひとつ無い快晴の青空の下に赤城山が朝日を浴びているのが見えた。何とか年も越せそうなので、久し振りに冬の赤城山の様子を見に二人で地蔵岳に行ってみることにした。何しろ冬の山を歩く準備は何も出来ていないので、押入れの奥からアイゼンやワカン、スノーシューなどを引っ張り出して車に積み込んだり、ザックの中身を冬用に入れ替えたり、忘れ物が無いようにあれやこれや点検したりしているうちに時間は過ぎ、出かけた頃はとうに10時を過ぎていた。

 コース:八丁峠登山口11:35→山頂12:15-12:30→登山口13:00 (所要時間1時間25分)

 赤城道路は今、新坂峠までほとんど雪は無いが、箕輪の姫百合駐車場より上は、日陰は凍りついている。小沼から三夜沢の赤城神社の方へ下る林道は既に八丁峠で閉鎖されていた。

 駐車場:八丁峠の登山口の前。トイレは小沼駐車場もビジターセンタ前の駐車場も冬季閉鎖になっていて、大洞の旧国民宿舎前の広い駐車場のトイレが使える。
山頂から大沼と黒檜山


 流石に12月後半のウイークデイの赤城道路は走る車も少ない。それでも箕輪の姫百合駐車場には5〜6台くらい駐車している車があって、荒山や鍋割山に登っている人が居るのが分る。日陰は路面が凍結しているのでゆっくり走る。4シーズン目位になる冬タイヤ、まだ大丈夫そうだ。大沼はまだ全然凍っていない。黒檜山の山頂が霧氷で白く見えるが、登山道沿いはほとんど解けてしまっているようだ。
 八丁峠の地蔵岳の登山口の前までしっかり除雪されていて、楽に車を入れることが出来た。小沼の駐車場に2台、八丁峠に2台程駐車している車があった。
地蔵岳登山口(駐車場)


 登り始めたら小地蔵、長七郎岳の上に面白い雲が出ていたので思わずパチリ。


 
 大沼はまだ青々とした水をたたえているが、小沼もまだ全面凍結していない。外気温は−2℃でした。 山頂は間近です。


 山頂には同年輩のご夫婦が一組いた。風も出て寒くなってきたが、取敢えず大沼を見下ろしながら、温かい紅茶でおにぎりを食べた。”teelの風”さんのHPをみると12月15日は黒檜山も地蔵岳も雪と霧氷で真っ白だが、今日は大分解けてしまったようである。だいたい家を10時過ぎに出て霧氷を見ようなんて、心掛けが悪すぎ。雪雲がどんどん押し寄せてくる。
大沼はまったく凍っていません。


 食事しながら大沼を見下ろしていたら、大沼の真ん中に何か居る。これってネッシー?大沼の主?
 大沼の主は幾千年も生きた大きな緋鯉だそうで、昔は50年に一度、少女が生贄にされたそうである。(上毛新聞社、赤城山・編集委員会編、赤城山)
 でもこれ、ほんとに何だろうね。面白い現象があるもんだね。
ネッシー?


山頂も険悪な雰囲気になってきて、雪もちらつき始めた。 新坂平まで戻ったらもう雪雲は勢いをなくして


 山頂から僅か1時間30分後、道の駅グリーンフラワー牧場へ立寄った午後2時には、赤城山の雲は嘘のように消えて、山頂には見事な青空が広がっていた。冬の赤城山では良くあるパターンである。
道の駅・グリーンフラワー牧場から





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