04.08.26(THU)-27(FRI) 蓼科山 北八ヶ岳


 昔、仕事で迷惑掛けっ放し、不義理しっぱなしでちょっと気が引ける大幹部Nさんが、白砂山を一緒に歩いたOさんを通して一緒に山を歩いてみたいとおっしゃる。喜んでお供することにした。台風の隙間をぬって北八ヶ岳の蓼科山を3人で歩いた。


コース:
 1日目:ピラタスロープウエイで坪庭散策・山麓駅まで歩いて下る13:30〜15:45 (所要時間2時間15分)

 2日目:蓼科山7合目登山口9:15→蓼科山荘10:40→蓼科山頂11:25-12:00→蓼科山荘12:30→7合目登山口13:30 (所要時間4時間15分)

 7合目登山口は道も完全舗装で駐車場も広く気分のいい登山口である。(標高差620m)

温泉
 蓼科温泉・小斉の湯
 望月春日温泉・かすが荘

宿泊
 蓼科高原:ペンション サンセット
女神湖畔から蓼科山


1日目、坪庭散策

坪庭から横岳 縞枯山荘でコーヒーブレイク


 茅ヶ崎在住のNさんとピラタスロープウエイ駅で待ち合わせ。ロープウエイで坪庭に上がり、坪庭散策。縞枯山荘でひと休みしてロープウエイの山麓駅まで歩いて下る。歩いて見るとロープウエイに乗って見下ろす感じよりずっとなだらかで、良い足慣らしになった。途中にリフトの駅があり高山植物園?がある。見たことも無い花が咲いていて八ヶ岳の花か外国産かわからずちょっと戸惑う。間違いなく地場産の花はヤマハハコ、マツムシソウ、ハクサンフウロ、それに咲き残りのヤナギランであろうか。もうススキの穂が綺麗に伸びて銀色に輝いている。穂が開いて山が秋色に染まるのはもうすぐである。
 高原散歩を楽しんでペンション"サンセット"へ無事下山。割引券を貰って小斉の湯まで車で下り、野天風呂で汗と疲れを流す。テーブルが6つほどのペンションのダイニングは満席で、フランス料理風のコース。狩野さんという若いご主人がご夫婦で一生懸命サービスしてくれる。オリジナルワイン?(ドイツ産)はフルーティな甘口の白で僕のような下戸にも飲みやすい。
咲き残りのヤナギラン

2日目、蓼科山

 目覚めると空は晴れたかと思うとすぐ曇り、又晴れるといった気を持たせる微妙な空模様である。しかし降り出すことはなさそうで一安心。ペンション自家製の焼きたてパンを添えた朝食を何時もの倍もお腹に詰め込んで7合目登山口へ。既に広い駐車場の方には大型バス3台が駐車している。登山口の前の20台ほど駐車可能な駐車場も自家用車で一杯である。同年輩のご夫婦や若い単独の女性などと前後しながらゆっくり登る。今の時期やはり花は少ない。


蓼科山荘から蓼科山山頂 蓼科山山頂から横岳、雲の中の南八ヶ岳

 ガラガラの岩だらけの悪路を登ること約1時間半で蓼科山荘着、今日は営業中でかなりの人たちが休憩している。混み合っても居なければ寂しくもない適当な人出と言うところだろう。少し前に十分休憩を取ったので記念写真撮影だけで山頂に向かう。ここからはかなり大きな岩を乗り越し乗り越し両手足を使うような登りである。頂上直下で交通渋滞につかまりしばらく休憩。前に中学生の団体さんが居る。
 蓼科山頂ヒュッテの横を抜けて山頂へ。山頂では先生が音頭を取って中学生が登頂の万歳三唱をしている。気の利いた先生で万歳が終わるとすぐ”皆、山頂から離れて”と声を掛けて生徒を移動させてくれた。おかげで標柱をバックに記念撮影が出来た。(たまに山頂を占領して何時までもどいてくれないジジババの団体さんが居るんだよなぁ)


蓼科山山頂風景 登山口のタムラソウ


 山頂は前回登った時と同じで青空も見えるけれど曇りで、南八ヶ岳は積雲の中だった。何時も付いてないね。広い岩っ原の山頂の真ん中の蓼科神社の前近くで昼食、と言っても団体さんに女神湖近くのお店のおにぎりを買い占められてしまったので、非常食のチョコバーとNさんが担いで来てくれた前夜のおつまみと、何時ものドリップコーヒーでお腹を膨らませて、しばらくのんびりして下山した。
 Nさんは今回の山登りの練習に大山の標高差600mを1時間半で登った、と言うだけあって音をあげるどころか全然余裕。足元が悪くてちょっと押さえぎみの今回のコースでは物足りなかったかも。駐車場でお別れして6時には茅ヶ崎に帰って、早速メールで写真を送っていただいた。Oさんと私は望月の春日温泉で汗を流して5時半には前橋に帰着した。

 帰ったら心配していた我が家のネコが今朝死んだと妻に告げられた。ネコは毛艶も良く籐篭の中で何時も昼寝している時と変わりなく眠っていた。撫でてやるとゴロゴロ言い出しそうだった。結局そばに居てやれなかったと胸が痛んだ。
 






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