ときタマ日記 2021年02月02日(火)


岩倉橋のハクチョウと粕川のヨシガモ


 1月27日にも岩倉橋のハクチョウと粕川のヨシガモを見に行ったが、雲が多く太陽が出なかったので、2月2日にあらためて見に出かけた。ただ妻はこの日風邪気味だったので一人で出掛けた。この日は風が強く川面の流れにも風波が立つほどで、暖かい陽射しの中ののんびり散歩という雰囲気ではなかった。


岩倉橋のハクチョウ


 岩倉橋のハクチョウは駐車場のある玉村側ではなく対岸でのんびりしているので、見物するにしろ写真を撮るにしても出来るだけこちら側に寄って来てもらった方が都合がいい。ハクチョウの気を引くために食卓に残っていた食パン2枚を4つ切りにして持って行った。

 川岸で食パンを投げると近くにいたカルガモやオナガガモが大喜びで飛んできて奪い合いになる。ハクチョウもそれに気付いて向こう岸から大挙して移動してくる。ここまでは想定通りだがそううまくはいかなかった。強風が川上から吹いており流れもかなり早い。力いっぱい投げても軽いパンはそう遠くへは飛ばず、風に流されて川下に落ちる。太陽は川下側にあって、寄って来た白鳥も逆光になってしまって白く撮れない。妻が居れば川上で投げてもらって私は川下で撮ればいいのだが、たまに必要な時には居ない。


ハクチョウが少しこちら側に近付いて来た。


 しかも4つ切りの食パン2枚ではまったく足らない。あっという間にカモ達に食べ尽くされてしまった。折角広い川を渡って来たハクチョウもがっかりして中州あたりで居るべきか帰るべきか迷っている。彼等が迷っているうちに少し下流に移動して写真を撮る。


中州までしか寄せられなかったハクチョウ


 その時天の助けが現れた。食パンを大量にレジ袋に入れたご夫婦が川上にやって来て、それをハクチョウに見せびらかしながら大声で呼んでいる。ハクチョウが色めき立つ。


色めき立つハクチョウ


 彼等が食パンを投げ入れるたびにハクチョウとカモ達が殺到しパンを奪いあう。ハクチョウのイメージとは違うがダイナミックな写真が沢山撮れた。 


オナガガモも果敢に参戦


 ハクチョウたちは凄い勢いで食パンを取り合うが鳥同志が喧嘩しないのにも驚いた。流石ハクチョウは気高いのだ。また食パンは水に落ちるとすぐやわらかくなってしまい、いくらしっかり咥えても一羽で独占できないことも分かった。なるほどね。


取り合うが・・・


 喧嘩はしない。これはスポーツだ。楽しんでるね。


喧嘩はしない。


 ほらまた来るよ。今度はしっかり取ろうね。素晴らしい奪い合いを20〜30m下流の一番いいポジションから労せずして沢山撮らせてくれたご夫婦に感謝。帰りに駐車場への道を歩いていたらまたレジ袋に食パンを3斤入れたご夫婦に会った。2枚じゃなくて3斤ね。次回また来ることがあったら参考にしよう。


スポーツマンシップに則ってさあ次の戦いだ。



 ハクチョウをさんざ楽しんだ後、伊勢崎市の粕川にヨシガモを見に行く。


堰の流れの中にダイサギ一羽が獲物を待っている。



バンも居る


 ヨシガモがいた。狭い川の余り水も綺麗とはいえない狭い領域にヨシガモの一群れがいた。どうしてここ何だろうね。渡り鳥は何か物悲しい。昔はもっと澄んだ川の広い領域に沢山いたのだろうか。どの渡り鳥にとっても落着く先は狭くなっている。



ヨシガモがいた。



ヨシガモ



ヨシガモ



ヨシガモ





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