ときタマ日記 2017年05月05日(金)



シープドックショー



 5月5日に孫達と榛名のグリーン牧場に行った。そしてまたシープドっクショーを見た。羊が面白くて3枚ほど写真を貼ってお終りにしようと始めたのだが、結局かなり沢山写真を貼ってしまった。説明を書くのが好きなんだな。



   ショーの始まる2〜30分前にはもう会場は満席で立ち見の斜面にも人があふれだしている。10分前位に主役のニュージーランド人の男性と犬2頭が出て来た。彼が柵の扉を開くと、犬が一頭だけ放牧場の丘へ飛び出して行って、あっという間に羊たちを右の中腹の立ち木の間にまとめてしまった。本当に犬の動きの素晴らしさ、手際のよさは見事なものだが、これはショーの内に入っていないらしい。犬が戻ってくると彼等はまた引っ込んでしまった。手前ではまだほこりよけの水撒きが行われている。
 時間になるとアナウンスがあってあらためて観覧席の最上段から彼と犬が登場、喝采を浴びる。彼が再び柵の扉をあけるとまた犬が吠えながら飛び出して行く。集められていた羊たちもその場を動かずおとなしくこの時を待っているようだ。犬が走りだしても羊たちは一頭も後ろに散って逃げたりしない。習性なんだね。結局一団となって柵に向かって追われて来る。  
    日本ではあまり見ない風景


羊たちがやってくる。


 犬はたった一頭、後ろで右に左に走り回り牙をむき出しにして威嚇し、羊たちをけしてバラけさせない。羊たちは自分の意思で動いているかのようにニュージーランド人の前に、つまり我々の前にかなりの勢いで進んで来る。彼はただ待っているだけに見える。羊たちは一群れになって彼の前に来てぴたりと止まる。素晴らしい。魔法を見ているようだよ。感動もんだね。犬は気を抜かない。彼の前に来ても吠え続け、すさまじい形相で威嚇を続ける。かと言ってそれで羊達がおびえている様子もない。休日は一日4回、他の日は毎日2回、繰り返しショーが行われる訳だから、犬は勿論、羊達もすっかりもうやるべきこと、これから行われることを理解してるんだろうね。出来レースというか、まさにショーなんだけど、でもたまに見るとまた何か感動的。何に感動してるんだろう。


 それでも一日4回の演技は羊にも犬にも負担なのかもしれない。以前は放牧場全体を使ってダイナミックな犬の動きを見せていたが、今は柵で放牧場を真っ二つに分けてしまい、今回のショーはその右側の放牧場だけを使って行っていた。


   羊は約65頭いる。この程度の群れは犬一頭で軽くコントロールできるんだね。


 柵の中に入った羊たちは今度は二頭の犬にコントロールされて狭い柵の中に追い込まれる。ついには三角コーナーにぎゅうぎゅう詰めにされ、犬はその背中に乗って仕事ぶりをアピールする。ここは羊を一頭ずつチェックしたり分けたりする場所である。


   
    コントローるされる羊達
 
ぎゅうぎゅう詰めの羊達と、自分の仕事ぶりをアピールする犬達。    


 実は犬はもう一頭いる。ストロングアイヘッディングドックというらしい。4頭の羊をまとめて狭い柵の道や太鼓橋などの障害物を通し最後は狭い囲いに入れる時間を競うトライアル用の犬で、この犬は吠えない。ぱっと羊の先回りをして静止し姿勢を低くして恐ろしい目で羊をにらみあげる。これだけで見事に羊をコンロールする。格好いい。最後の羊が柵に入った時は思わず拍手である。


 いよいよ彼の見せ場、毛刈りショーである。選ばれた羊は観念しているのか何ともおとなしい。普通の羊の毛刈りは3月頃年一回だそうである。今はもう五月で天気がよく暑かったから、羊の方も早く毛を刈って涼しくしてもらいたいと待っていたのかもしれないね。リラックスして通い慣れた床屋さんで散髪でもしてもらう雰囲気だね。 


 選ばれた羊。リラックス   
   ピッキーン。 足の毛を刈る時、ひざが曲がっていると刈りにくいし危険なので羊の膝を伸ばす技。脇に手を入れて筋か何かをムギュッとすると足がピキーンとまっすぐ伸びる。ムギュ、ピッキーン、ムギュ、ピッキーン、面白いね。 
 さあ、電動バリカンをつないで毛刈りスタート。左の後脚の先から一気にお尻の上まで刈り上げる。   
   はい、丸裸。バリカンを入れてから約5分で一丁上がり。見事な手際だね。刈られた毛は毛布のように一枚につながっている。
 これは大変な仕事らしい。何千頭と飼っているニュージーランドの牧場では時期が来れば朝から晩まで刈り続ける訳だからね。だから彼も逞しい。華奢な日本人向きの仕事とは思えない。
  でもこの日は観覧席からあふれた立ち見の人達のために、メインステージ?とは別に、立ち見の人達の前でも、もう一頭、日本人スタッフが同時に毛刈りをしたらしい。ほぼ同じ時間で刈り上げたらしいから、日本の若者も結構やる。
 それにしても今日のように客が入れば一日4ステージ8頭の羊が毛を刈られてしまう。このゴールデンウィークでは何頭刈られたんだろう。5日間で40頭の計算だよ。これはかなり羊のストックが必要そうだね。 牧場中あちこち羊だらけだけど。
 
    帽子が格好いい。 


 シープドックショーが終わると、集まっている羊たちとの自由交歓会が始まる。羊はあまりなじみがないけど何てフレンドリーな動物なんだろうね。最初は遠巻きにしてた人や子供達もやがて羊たちの間に入って写真撮影に余念がない。最後には羊にまたがってムギュッと抱きつく子供達も居る。羊は動じないね。されるがままでゆっくり反芻している。 


羊たちとの交歓 


 フレンドリーと言えば同時にあの二匹の犬達との交歓会も行われている。大きくて黒くてダイナミックで牙をむき出しにして羊を威嚇する恐ろしげな犬たちだが、これがまた嘘のように穏やかで優しい。鎖はつないであるが誰でも触れる。大人気で大勢の人に囲まれて写真を撮られたり撫でられたりしている。何とか写真を撮ろうと思ったが何時になっても写真がとれない。人と犬が近すぎてアングルがとれないのだ。何とか鼻の頭だけは撫でさせてもらって写真はあきらめた。この犬達も本当にいい仕事をしている。ストレスたまんないのかなあと心配になる位だ。 



 





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