ときタマ日記 2016年06月02日(木)


火星最接近


 火星が数年に1度の地球大接近だそうだ。天体望遠鏡がある訳ではなく無謀だがよく見える日があったら撮ってみようと思っていた。2日はよく晴れて二階の窓からちょうどよい位置に火星、土星、さそり座のアンタレスが見える。三脚にカメラをセットして火星を狙う。月にはよくカメラを向けるが星はあまり撮った覚えが無い。月はフルオートにマイナス補正位で撮れるが、まさか星はフルオートじゃ撮れないよね。マニュアルで結果を見ながら調整して撮ってみたが、星って意外と明るいのにびっくり。


 撮影データ:レンズは35mm換算で450mm、ISO感度は3200、絞り5.0、シャッター速度は3200分の1秒。何だこれならISO感度上げなくてもフォーカスだけオートで楽々手持ち撮影可だね。


6月2日の火星(100%画像での星の大きさ)


 上の画像は倍率100%。ホームページビルダーでは100%以上の画像は表示できない?みたいだ。コンピュータモニター上では800%まで表示できるが、200%ではイメージセンサーの画素が見え始め、800%では画素の数を容易に数えることができる。撮影された火星の直径は約10画素でイメージセンサーの総画素数約1600万画素に対してこの星の画像の面積は大雑把に100画素以下だ。全画像をモニターに表示すると針の先で突いた点より小さい。それでも丸く写るんだね。


 
同じ条件で撮った土星(100%)
  土星(400%)何か輪が見える? 


 ついでなので近くで光っている土星とさそり座のアンタレスを同条件で2〜3枚撮ってみた。アンタレスは火星よりさらに小さく暗い丸い点にしか写らないのでつまらないから省略。土星は全画像表示のモニター上では見えないほど小さく暗いが100%で何か見えるようになり、400%まで拡大するとかすかに土星の輪のようなものが写っている。ちょっと感激。ただこの画像は直接ホームページビルダーで表示できないので、モニター画像を別にコンデジで撮って載せた。


 今の火星、確かに他の星を圧倒して明るく地球に近いことが実感できた。それにしても今回モニター上で星を探すのに、何年間もほっておいたモニターの表面の汚れに今さらのように気付かされた。それくらい小さくかすかにしか映らなかった。




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