ときタマ日記 2016年03月31日(木)



栃木県那珂川町
富山のイワウチワ


 イワウチワと言えば雪の多い日本海側の岩山に咲く花かと思っていたら、栃木県那珂川町の低山に大群落があるらしい。気になったが遠いし場所もよく分からないので忘れかけていたら、先日のろのろ風風隊の睦月さんご夫妻から、場所が分かったので行きませんかと誘って頂いた。イワウチワ大好きだし、ほどほどの散歩コースらしいので連れて行ってもらった。


イワウチワ


船戸群生地
 (富山のイワウチワ群生地は二か所ある.前橋から行くと手前が船戸群生地、奥が金谷群生地。)


   高崎ICから那珂川町のHPにある富山のイワウチワ船戸群生地まで、トイレ休憩を含め宇都宮上三川IC経由で2時間15分ほどかかった。船戸群生地は駐車場から約1.4km歩くと書かれているが、着いてみると駐車場は第1から第3まで3ヶ所あり、第一駐車場は群生地のすぐ下にあって、ここに駐車できれば林道を歩かずに済む。我々は9時半過ぎに着いたが第一駐車場(約30台)に駐車できた。
 群生地入口。よく手入れされた桧の林で、右手の平坦な場所にはショウジョウバカマがたくさん咲いている。イワウチワは登山道のような見学路を登るとすぐで、一番上まで標高差50〜100m弱位だろうか、見学路の斜面を埋め尽くすように咲いている。  



 
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマとイワウチワ 


 



イワウチワ一杯咲いている。



 
   
 


 


 見学路の様子。途中尾根に休憩ベンチなどもある。シュンランが咲いていた。狭い道だが三脚を担いで来る人もいる。  
   
    シュンラン


 帰りに入口近くでお揃いのウインドブレーカーを着た人の一人に聞いたら(この山の持ち主でイワウチワ園を拓いた人だった。)、イワウチワはこのあたりに結構あって自生だそうである。スギやヒノキは周りの植物の育成を押さえる成分を持っていて下草は生えにくいが、イワウチワはこの成分の影響を受けずスギやヒノキの下に残りやすいのだそうだ。入口のショウジョウバカマは植えたもので、評判がいいのでどんどん増やしたと言っていた。



金谷群生地


 11時には船戸群生地を切り上げて車で金谷群生地に向かう。20分ほどで駐車場、100mほど歩いて群生地入口へ。ここで料金所前のテーブル付きのベンチを借りて早めの豪華昼食(何時も同じ、おにぎりにウインナに卵焼きにきゅうりの浅漬けとミニトマト(風風隊のメニューも全く同じだった)。 それに睦月さんお得意のキャラブキ+食後のコーヒー)。親が死んでも食休みって言ってたよ。懐かしい言葉だね。  
 料金徴収所


群生地まで少し歩く 
 スミレ


またイワウチワがいっぱい


 稜線のイワウチワの小道 
 イワウチワは北側斜面にしか咲かないそうだ。確かに稜線ギリギリまでは咲いているが、日当たりのよい所には咲いていない。  


 金谷群生地のイワウチワは同じように手入れされた杉林の斜面に同じように咲いているが、少し雰囲気が違う。山の傾斜が少し緩やで、午後で光が入りやすくなったせいもあるのかもしれない。 



 適当に切り上げて帰る。船戸にしろ金谷にしろすべての見学路を余すところなく歩いた訳ではない。もうお腹一杯と言うところ。   
     
   アゲハ



那珂川町カタクリ山公園



 風風隊にお任せでカタクリ山公園(那珂川町三輪)に連れて行ってもらう。場所は三和神社の前の駐車場。着いたのは2時少し前だった。ここは入園料はただのようだが駐車料を500円取られる。    
    カタクリ山公園駐車場
 
三和神社の横がカタクリ群生地の入り口   キクザキイチゲが咲いている。


ミズバショウもある。


 車椅子も入れる立派な木道が整備されている。一杯咲いているのだが足元に花がなくアップで思うように花が撮れずに残念。


 カタクリの群生
 


 カタクリ園の帰り道、三和神社の裏にまたショウジョウバカマの群生地があった。こちらは自生のようだ。


 ショウジョウバカマ群生地
 


   三和神社の鳥居をを抜けて2時半に駐車場へ。面白いしめ縄だね。今日1日で7000歩のお散歩。お疲れさま。 




 何から何までのろのろ楓風隊の睦月さんとご主人にお世話になって、イワウチワ、ショウジョウバカマ、カタクリと丸1日充実した花の旅ができた。心から感謝です。




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