ときタマ日記 2015年11月17日(水)


川場村 吉祥寺


 世界一おいしいバームクーヘンに、リンゴ(&ビール+ソーセージ)+吉祥寺なら、川場村まで出かけてもいいかな。沼田のお菓子屋さん”樫の木”のテレビで何度も紹介されたという世界一おいしいバームクーヘンは、作家の吉本ばななさんのお墨付きらしい。ただし誰もがそう思って感激するかどうかは保証のかぎりではない。5歳か6歳の子供がお母さんのカレーが世界一おいしいと言うのと気持ちが似ている。それにバームクーヘンは誰にとっても世界一おいしいお菓子という訳でもないからね。 


 吉祥寺:
 鎌倉の建長寺を本山とする禅寺。建長寺とそっくりの立派な山門がある。昔、日光か武尊牧場で遊んだ帰りに寄ったことがあって、その頃から少し観光を意識したお寺だった。クリンソウに囲まれた六地蔵とカキツバタと境内で頂いた抹茶が気に入って、また来ようと思ったのに少なくとも13年はご無沙汰だった。 


吉祥寺 抹茶(お菓子付き)


 当時から広かった駐車場は全面舗装になり、大型観光バスが5台も駐車している。本家の鎌倉の建長寺さんだって吃驚じゃないかな。流石川場村で禅寺だって商売上手だ。入場券売場の小母さんに聞いたら今日はあと二台来て終わりですという。ツアーに組み込まれていて長期契約でやって来るのだそうだ。山門の二階を見学するお客さんが行列を作っている。ちょっと庭でゆっくりしていればすぐ空きますよとのこと。ほんとかい? 


 折角来たので言われるまま混雑する山門は避けて、西側の双体道祖神や石仏が沢山並んでいるお庭を散策。本殿に着く頃には確かに誰も居なくなった。  
  シュウメイギク


 本殿入り口で抹茶を進められる。あれ、喫茶ルーム(?)は別にあったよね。と聞いたらそれは4〜5年前に宝物殿になって、抹茶は本殿でサービスしていると言う。引き換え券を買ったら何処にでも気に入った所に座っていて下さい。運びますという。本殿を見学して廊下のコーナーのテーブルで待っていると、紅葉をイメージしたきれいな和菓子と抹茶が出て来た。満足、疲れも癒される。


 紅葉もまだきれい。
カキツバタ 
カキツバタがまだ咲いている。これも売りだからね。 



 これ柿?
アゲランタム 


 抹茶を終わって座ったままのんびりお庭を見ていたら、山門から団体さんが行列でやって来た。最後のバスが付いたらしい。見ていると団体さん達は山門からゆっくり本堂へやって来て、本堂の見学コースを回り(一方通行で本堂を一回りできる。360°庭や仏像で退屈させないようになっている。)、宝物殿を一部の人がチラッと覗いて、山門の二階の文殊菩薩と16羅漢像を見学して帰って行く。ゆっくりだが全く足を止めることはない。確かに少し待てば空く。


 本堂と観音像、二十九番札所だそうだ。
本堂前庭、横は滝、裏は池。 


 山門二階の16羅漢像は中々の迫力、来たら見なくちゃ損。六地蔵はクリンソウの時期がいい。 


 
山門   六地蔵


 駐車場、大型観光バスが5台並んでいた。  


 リンゴは道の駅田園プラザに行ってみる。ウイークデイでも何面もある駐車場はもう一杯。川場村の商売上手には毎度のことあきれ返る。何でこんなに人が呼べるの?。一番遠い駐車場に入れる。贈答用の箱入りがほしかったがないようなので自家用を買う。重いのを下げては歩けないのでいったん駐車場まで運搬(遠いから腹が立つほど大変)。また戻って誰かさんのお楽しみの川場ビールとソーセージを購入。


 バームクーヘンのお店は沼田公園近くの国道120号線沿いにある。応対してくれた奥様の話では全国から作りきれないほど注文が入っていてとにかく忙しいという。お店に来てくれたお客さんには売らない訳にはいかないので、注文がたまってしまうとのことだった。店の奥では息子さんとお嫁さんと思しき(これは定かでない。)二人が一生懸命バームクーヘンを焼いていた。手作りなのだ。これは大変だね。小ぶりでチョコレートコーティングされたものを買う。二人のおやつ3回分はある。帰って箱を開けるとラム酒の香りがかすかに立ち上ってこれはたまらない。評判通りおいしかったよ。






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