ときタマ日記 2015年10月3日(土)


草津白根山ドライブ


草津白根山、横手山


 草津白根に紅葉見物に出かける。渋川から長野原経由の道は八場ダム工事で道が整備されたのと、白根山の噴火警戒レベルが2に引き上げられて、湯釜見学ができず、山頂レストハウス前の駐車場も使えなくなったせいか、紅葉シーズンの土曜日にもかかわらず全く渋滞も無く快適に走れた。特に草津温泉から白根火山ロープウエイの駅までは前後に車が一台も無く、ちょっと心配になるほどだったが、広いロープウエイの駐車場はほぼ満車で賑わっていた。


    車で走っていると道沿いのナナカマドが見事に真っ赤な実をつけているのが見える。ロープウエイの駅に駐車して武具脱(モノヌグ)の池の木道を一周してみる。残念なことに、この池の木道の周りにナナカマドは一本も無い。
ロープウエイ駅から    
武具脱の池の木道 


 殺生河原の上は赤い紅葉があるが、亜硫酸ガスのにおいがきついので窓をしっかり締めて一気に走り抜ける。その上は駐車可能な路側の駐車場からの展望が素晴らしい。


 
  草津の温泉街と吾妻の山々、遠く榛名山、赤城山が見える。
 
菅峰、浅間隠山、鼻曲山の稜線  


 
富士山まで   ナナカマド


 山頂部の湯釜付近は駐停車禁止で、監視所が何箇所があって常時監視員がいる。弓池の前もただ通り過ぎるだけ。早く警戒レベルが下がって湯釜見学ができるようになるといいね。


 白根山山頂部
 
  万座温泉分岐付近から見た本白根山


 万座温泉への分岐を過ぎると路側の展望用の駐車場は駐車可である。万座温泉から本白根山辺りの紅葉は見頃。歩けないのが残念。


 
北アルプス白馬岳、近いね。  
 
  笠ヶ岳、 バックは妙高山


 駐車場から後ろの尾根まで僅かに登ると北アルプスの白馬三山が目の前。思ったよりずっと近く見える。妻が登って来ないと思ったら、下で尾根から下りて来た似た世代のご婦人と何か話している。後で聞いたらその人も尾根まで登ろうと頑張っていたら、自然保護委員?にここは立ち入り禁止ですと注意されたそうで、それを教えてくれたのだそうだ。へえ、道がいっぱいあるのにね、登っちゃいけないんだ。知らぬが仏で自然破壊を更に進めてしまいました。ごめんなさい。


 
横手山   立ち話


   芳ヶ平の上は日本の国道の最高地点だそうで展望のよいところだね。来ればこの小さな駐車場に止めて展望を楽しむ。もちろん芳ヶ平は一望のもと、今年は一番楽に歩ける湯釜側の駐車場が使えないから芳ヶ平も静かなんだろうね。何度も歩いた我等にも歩けそうな数少ないコースなのに残念。
 バイクでやってきた若者が、何度もここへ来けど富士山を見たのは初めてだよ、と言う。富士山の前に見える山はどのあたりだろう、と聞く。金峰山の尾根だね、と言おうとしたが金峰山が出てこない。まいったね。奥秩父の大弛峠辺りだろうね、と答えてあげたら、ああ、あの峠も何度か越えたよ、と彼は嬉しそうに言ったかもしれない。何時ものことだがまた落ち込む。
     


 
芳ヶ平全景  
芳ヶ平湿原  
   
   
 
白根山火口(湯釜)付近  


 横手山のリフトの下の広い駐車場はどこも一杯。駐車場所を探すのに苦労する。ここを渋峠というのかと思っていたら芳ヶ平を見下ろす日本国道最高地点の碑のところが渋峠みたいだ。折角来たのでリフトで山頂へ向かう。なだらかな斜面をゆっくり登るリフトで歩いたほうが早い?くらいだ。横に広い登山道があって歩いている人が多い。下りは歩こう。


 横手山リフトと登山道(スキー場)


 広い山頂にはまだ新しい感じの横手山頂ヒュッテがある。レストランが主かと思ったら雲上の宿と書いてあるから宿泊もできるようだ。テレビでやってた山頂のパン屋さんて此処なんだね。下までは来たり通っても横手山のてっぺんにはめったに来ない(一度だけ来た)からまさかほんとの山頂にあるとは思わなかった。前来た時は北アルプスの展望台があるだけで寒々としていた(何時の話だ)。有名なパンとコーヒーを買ってテラスのベンチで志賀高原を見下ろしながら一休み。


山頂のパン屋さん、横手山頂ヒュッテ 
 志賀高原が見下ろせる。坊寺山


 山頂の展望だけなら隣の志賀高原側から登って来るロープウエイの山頂駅の屋上の方がいい。紅葉の今の季節、横手山頂ヒュッテに泊って、ここからご来光や夕焼けを見たり星を眺めたりはちょっとした贅沢だろうね。


 
  横手山頂ヒュッテの屋根越しの岩菅山


北アルプスの展望、穂高から槍
 
 唐松から立山


 下りは歩く。


 途中の横手山神社の鳥居
横手山神社、山頂の標柱と三角点 


 祠の前の岩場の先端からの展望、変わった角度から見るのもまたいい。


 のぞき込むと・・・
見あきた? 


 
だらだらの安全な道   枯々リンドウの花


 横手山を志賀高原側に少し下って少し傾きかけた陽光に輝く紅葉を見て帰る。このあたりの紅葉が一番よかったようで、下り道の展望のための駐車場や、レストランの駐車場はどこも一杯だった。


 


 
シラタマの実   枯々ヤマハハコ?



 やはり山道を歩かないと紅葉との距離が縮まらない。それでも武具脱の池と横手山の下りで約7000歩の散歩にはなった。






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