ときタマ日記 2015年03月17日(火)


嶺公園のカオジロガビチョウ


 4月から5月の陽気といわれる暖かさに誘われて嶺公園に出かける。駐車場周辺の笹やぶは徹底的に刈りあげられて大変見通しが良くなっている。テレビで嶺公園の水芭蕉の写真が放映されたりしたので、休日でもないのにたくさんの人達が見にきている。”テレビに騙されたみたいだな” というのが大方の感想。鳥撮りの人達もまだ多い。


カオジロガビチョウ


 駐車場から鳥見の人達が多い東屋へ行ってみる。向かいのベンチに大砲レンズを据えたご夫婦が ”一番奥の木の上にウソがきてますよ。” と教えてくれた。ミヤマホウジロを待っているらしい。そう言えば今日は餌を撒いていないせいか鳥が少ない。早速奥へ歩く。途中でジョウビタキが道の上に下りて来た。


ジョウビタキ


 一番奥にもフィールドスコープをセットして鳥を見ている人や双眼鏡をのぞく人達が3人ほどいた。我々ものぞいてみると、対岸の尾根の上の大木の枝に、ウソが2羽とカワラヒワが1羽見えた。いかにも遠いが何とかそれらしく撮れたようだ。


ウソ 


 直接対岸の尾根に登る道は、ウソを見ている人達の迷惑になりそうなので、遠回りして尾根を越え水芭蕉の沢へ下る。途中で近くの草むらから逃げ出したシメが一羽枝に止まった。カタクリの群生地の近くを通ったがまだ細く弱々しいつぼみだった。葉っぱの生育はいいので花も沢山咲きそうだ。


シメ 


 ミズバショウの花は貧弱な花が多く、みんなが撮っている一群れの花もだいぶ痛んできていた。リュウキンカもトサミズキも盛りは過ぎた感じがした。


ミズバショウ
           リュウキンカ
                        トサミズキ


 上の池の堤防の斜面はイヌフグリで青くなっている。芝生の広場をぐるりと回って児童公園へ。ヒヨドリと広場の好きなツグミ以外鳥はあまりいない。


ヒメオドリコソウとイヌフグリ 


   児童公園は紅梅が見頃。散歩の人がみんな写真を撮って行く。
 
児童公園の紅梅


 満開の梅の中でしきりに鳴いている鳥がいる。聞き慣れない鳴き声だ。探したらカオジロガビチョウだった。よく通る声でうるさく鳴くガビチョウの鳴き声とは違って、カオジロガビチョウの囀りはもう少し聞きやすい声だった。そう言えば嶺公園でもうるさいほど鳴くことのあったガビチョウの声は全く聞かなかった。笹やぶをきれいに刈り上げてしまった効果だろうか。期待した池のカワセミには会えなかったが約6000歩の散歩になった。


 
梅の中でカオジロガビチョウが囀っている。
あまり神経質な鳥ではないようだ。




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