ときタマ日記 2014年12月26日(金)


岩倉橋の白鳥


 今年も岩倉橋にハクチョウを見に行く。橋のたもとの駐車場に車を置いてハクチョウのいる川岸まで歩く。川岸まで車を乗り入れた常連らしいおじさん達が5〜6人はたむろして話に興じている。ハクチョウたちはこちら側の岸近くに集まって来ている。ここは多々良沼などと違って緩やかでも流れがあるので、優雅に見える白鳥達も自分の位置を維持するだけでも結構大変なんじゃないかなと思ったりする。 


上品なハクチョウが食パン一枚でこの騒ぎ。


 常連さん達に挨拶してハクチョウにカメラを向けたが、いっぱい集まっているので何処も同じようで何処を撮ったらいいのか分からない。え〜どうすりゃいいの、と戸惑っている気持ちが伝わったのか、常連さんの一人が食パンを手にして「こーい、こい、こい」と呼ぶと、ハクチョウたちがざわざわとより岸に近付いて来た。常連さんが一番上流に行ってフリスビーの要領で食パンを力一杯遠くに投げると、ハクチョウがすごい勢いで殺到して食パンを奪いあう。カメラを向けるポイントが出来て面白い写真が撮れた。常連さんが新参者の僕らにサービスしてくれたみたいだね。


 ハクチョウの中には黒っぽい色の幼鳥が結構混ざっている。餌の取り合いでは不利かなと思ったが、下の写真のように結構すばしこく、おいしいところをゲットしている。下に首を入れている幼鳥も食パンのへたをしっかり咥えていた。親鳥が幼鳥には遠慮するのかな。



幼鳥も結構食パンをゲットするチャンスがあるらしい。


 こちらも親鳥の真ん中に幼鳥が猛ダッシュ。しかし少しやりすぎたかね。親鳥たちに上に乗られて敢え無く水没の憂き目にあっていた。やはり甘くないね。


幼鳥も親鳥に混ざって猛ダッシュ。
だが親鳥にのしかかられて完全に水中に沈められていた。


 ダッシュに後れを取っても運よく次の食パンが目の前に落ちてくることもある。これはラッキーだね。しかし一番先に食パンを咥えても水にぬれた食パンはぶちょぶちょだからすぐにちぎれてしまう。更に寄ってたかって奪い合うから口の中に残るのはほんの僅か。わりと公平に行き渡るようになっているようだ。


ラッキー


 ほんの10分ほどお邪魔してすぐ車に戻る。帰り道で振り返ったらハクチョウたちも食パン切れを察したのか、中洲の方に引き上げて行くところだった。見た感じでははっきり3グループ位に別れているようだった。食パンを投げてくれた常連さん達に感謝。


中洲に引き上げて行くハクチョウ


 ハクチョウに公的な?餌付けが行われているところで良く見かける大量のオナガガモはいない。餌と餌のやり方が違うからね。近くにはなぜかカラスがたくさん居る。それと少し離れて数羽のコガモがいた。


コガモ


水辺の森公園散歩 


 暖かい車の中で一休みしてから水辺の森公園を散歩。昨年はシロハラに会えた。又探しながら歩いたら、居た居た。いかにもシロハラっぽいデブっちょの小鳥が落ち葉の上でじっとたたずんでいる。15m位まで近付いても逃げようとしない。さらに近づこうとしたら流石にこちらをちらちら見ながらゆっくり歩いて逃げ始めた。よく見るとシロハラじゃない。ツグミの様だ。こんなに太ったツグミ初めて見た。 


太ったツグミ 


 前方の大木からキョキョみたいな鳴き声がする。ケラがいるね。少し遠かったが高い木の上に餌を探しながら登って行くアオゲラを見付けた。先々週群馬の森でも同じような状況でアオゲラにあっている。今日はちゃんと色が見えた。 


アオゲラ


 烏川べりに出ると、久しぶりにノスリが飛んでいるのに出会えた。今日は晴れているが寒くて上昇気流が少ないらしく、たまに羽ばたいている。


ノスリ


 車に戻る直前、岩倉橋のすぐ近くの森の梢に一羽だけのシメを見付けた。今シーズン初めて会えた。シジュウガラが群れでやって来たり、ツグミやヒヨドリはたくさんいて、モズにも会えたが写真はいまいち。3400歩の散歩になった。


今シーズン初めてのシメ





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