ときタマ日記 2014年01月04日(土)



波志江沼の鳥達
カワウ、ダイサギ、トビ
そしてハシビロガモ



ダイサギの群れ


 これも1月4日に撮った波志江沼のダイサギ。たくさん居るね。みんな風上に顔を向けてじっと佇んで餌の魚が近付くのを待っている。


すいぶん大きいのを捕まえたね。


 それだけのことでこんな大物もゲットできる。ずいぶん大きいね。なんて魚だろう。重そうな魚を嘴で慎重に操って飲み込む体制まで持って行ったが、やっぱり無理だね。ずいぶん頑張ったがとうとうあきらめて放してしまった。 


飲み込めず結局放した。


 死んだようにだらんとしていた魚、放された途端にすごい勢いで逃げた。きっと浮袋に空気を一杯入れて身体を大きくして飲み込まれないように、必死に抵抗していたのかもしれないね。フグと同じだね。だから放されて逃げたんだけれどすぐには潜れないんだ。水面を突っ走っている。放したダイサギも呆れて見ている。


トビ


 波志江沼の空にはトビが3羽ほど飛んでいた。かなり強い風を利用して翼をうまく操ってほぼ同じ高さ同じ位置を維持するようにしながらゆっくり移動して行く。彼らの狙いはおそらく上のダイサギの例のように、鋭いくちばしでダメージを受けながらも、ダイサギからは難を逃れた魚なんだろうね。弱って水に浮けばトビが待っている。トビは嘴で魚を引き裂くことができるから大きな魚も食べられる。


カワウ軍団


 カワウも沢山いた。飛びあがった群れを撮ったらワンフレームに29羽写っていた。枠に入りきれなかった鳥もいたし。飛ばなかった別のグループも居たから、少なくとも30羽、あるいは50羽近く居たかも知れない。上の写真の一番右と左の鳥は首から頭にかけて白い羽毛が付いている。まだ羽毛が残っている若鳥かと思ったら、婚姻色だそうだ。カワウにとってはそういう時期なんだね。
 カワウはダイサギのように餌が来るのを待ってはいない。軍団で水にもぐり魚を追い回す。大して広くもなく深くもない沼では、追い回された魚はついうっかり待っているダイサギの前へ飛び出してしまったりするのだろう。だからダイサギが集まっているんだね。カワウとダイサギとトビ、それぞれ関係なく生きているように見えるが、波志江沼ではちゃんと筋が通っているのが見える。 


ハシビロガモ軍団


 餌の取り方つながりで言うと、このハシビロガモも面白い。縦に一列につながって小さく首を左右に振ってガチャガチャ泳ぎながら、大きなくちばしでプランクトンをこし取って食べている。見ているだけでもでもユーモラスだが、なぜ縦につながるのだろう。前のカモが餌をこしとってしまったら後のカモは不利に決まっている。それでも連なっているところを見ると、次のカモにとっても有利な合理的な理由がきっとあるんだろうね。前のカモが掻き上げたり前に進むことで生じる水流で、次のカモの口先によりたくさんの餌が集まってくるとか。




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