ときタマ日記 2013年09月09日(月)


大室公園散歩


大室公園


 久しぶりにさわやかに晴れた。気晴らしに大室公園に散歩に出かける。五料沼から赤城山がよく見える。日影は涼しいが日差しはまだ強く散歩している人は少ない。歩き方を忘れてしまった感じでぎごちない。ぎくしゃくしながら重いカメラをぶら下げてお花や虫を訪ねて歩く。 


サルスベリ


 暑い夏の間ご苦労様でしたという感じのサルスベリ、まだ咲いている。木によってはもう花の数だけ緑の実を付けている。白い花も薄いピンクもあるがこの色が何かサルスベリらしい気がする。


アカボシゴマダラ


 森の下草は結構伸びているので舗装されたところを歩く。緑色のドングリがもうたくさん落ちている。アサギマダラが飛んでいると思ったら何か違う。調べたらアカボシゴマダラという蝶らしい。これも外来の蝶で誰か放したものが関東地方を中心に増えたらしい。公園のあちこちにかなりの数飛んでいる。この細い木が食草らしくもぐり込むようにして盛んに産卵しているようだった。


 
ツユクサ    マルバルコウ


 足元の小さな花達。マルバルコウは昔うちにもあった小さなアサガオ、ルコウソウの仲間なんだね。夏は散歩しないせいか今まであまり雑草の中では見なかったが、これも気付けば足元にたくさん咲いている。これも日本にはなかった花らしい。


 
狂い咲きのツツジ   ムラサキシキブ 


 この公園には古いツツジが移植されていて何本かは花を付けていた。木も歳をとるとボケて時期を忘れるらしい。ムラサキシキブも実が目立ってきたね。日影のベンチでお昼を食べていたら、植木のてっぺんでモズが鋭い声で鳴き続けている。近くへ来ないかなあと見ていたが、飛び去った。



 またまたドラマが・・・。小さなトカゲが小さな蛾を捕らえた。苦労して蛾をひっくり返してそのまま丸飲みにしてしまった。写真は一部始終を捕らえているが、たぶん気色が悪いという人がいると思うのでカットした。


   
  キクイモ  


 ほんとはヒマワリを見たかったが、このキクイモの花、アップで撮るとヒマワリのイメージに近いかな? この花も外来種らしい。小川の岸辺の雑草に混じって人の背丈より大きく育ち目立っている。実際に芋のような根が食用になるらしい。


   
  ヒメアカタテハ  


 田んぼの広いあぜ道にニラの花がたくさん咲いていて、小さな虫達のレストランになっている。小さな蝶、蜂、虻、チビの甲虫など。田んぼはよく整備されて黄色い穂が重そうに育っている。それはそれで素晴らしい景色だが、生き物は信じられないくらい少ない。赤とんぼも公園の原っぱにはたくさんいるが、田んぼの上にはほとんど居ない。このニラの花の上だけが賑やかだった。


   
  ヒメアカタテハ  


 上のヒメアカタテハとは別種の蝶かなと思ったが、翅の閉じ方が少し違うだけの様だ。羽をひらくと同じ模様が出てくる。 


   
  キタテハ  


 キタテハは枯葉そっくりだね。蝶はモンシロチョウにアゲハ、ツマグロヒョウモンにアサギマダラにクジャクチョウ位しか知らないので、こういう小さな蝶達の名まえを調べるのは大変。似た蝶が多いし、羽根の表と裏で模様も違うし、持っているポケットガイドの写真とはイメージが違っていたりしてね。


   
  コアオハナムグリ  


 甲虫の名前にも手を焼かされる。ガイドブックも持ってないし、あってるかね?


コサギ


 帰り道の波志江沼に寄ってちらっとのぞいてくる。駐車場のすぐ前の小さな島にカワウ、とコサギが来ているようだ。浜にもコサギがいて盛んに餌を追いかけている。なんかへたくそな感じがしたね。気分が良くて遊んでいるのかな。駐車場の横の放水路?のヘリにコサギが4〜5羽まとまっているのを見つけて、カメラを向けた途端にわっと逃げられてしまった。向こうが先に気付いていたんだね。


アゲハ


 駐車場から湖岸の遊歩道に上がってすぐのベンチの所で、生垣に絡んだつる草の花にアオスジアゲハが飛んでいるのを見付けたが、止まらずに行ってしまった。しばらく待てばまた回って来るかなとベンチで、待っていたらアゲハがやって来た。つる草のまだ緑の一むれの花の中の、赤く開いたたった一つの小さな花の中に、細くて長いストローみたいな口吻を上手に差し込んで蜜を吸っているね。
 約7000歩の散歩が出来たがちょっと疲れた。




トップページへ 前へ リストへ 次へ



           
inserted by FC2 system