ときタマ日記 2013年01月04日


冬のつばめ


ヒメアマツバメ


 漢字で書いたら勘違いしてくれるかな。また手軽な南町公園を散歩。まだ正月4日でみんなお休みだから、少年野球などで賑やかだったんだろうね。小鳥はまるっきり出てこない。僅かの風が身を切るように冷たい。ふと見ると利根川の上を小さな鳥が10羽ほど群れて飛び回っている。どう見てもツバメである。撮ろうとしたがAFが邪魔してファインダーに入らない。両目で飛ぶのを見てその前方に見当を付けてカメラを構えた瞬間にかまわず連写。飛び去るまでに10回位繰り返して3枚撮れた。


ヒメアマツバメ


 ツバメは腰が白く尾の先が平らな(ツバメらしくない)特徴から、ヒメアマツバメらしい。この鳥も元々は南方の鳥だが、温暖化と共に生息域を北に広げて、現在は関東地方までは留鳥として越冬するらしい。♪〜季節そむいた冬のつばめよ、吹雪に打たれりゃ寒かろに〜♪と森昌子は歌っているが、南に帰らない♪聞き分けのない♪鳥達が群れて飛んでいる。


後ろを飛ぶのにピントが合えばもっと大きく撮れたのにね。


 そう言えばむかし高校生の頃、やはり冬のつばめの詩を友達に読まされたことがある。もう内容も言葉も忘れてしまったが、ありもしないことを奇をてらってなどと言って相手を傷つけてしまった。後で思えば若さゆえの思うようにならない生きにくさや、孤独な心情をうたったものだったに違いないが、それは後の祭。だが木枯らしの中を飛び過ぎて行くツバメは、もはや心象風景の中のことではなくなっていた。驚いたね。




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