ときタマ日記 07年01月19日


福寿草


フクジュソウ


 長瀞の宝登山へ行った。歩きに行くんだからもちろんロープウエイには乗らない。山頂の陽だまりのロウバイ園は花の香ににつつまれて、そこにだけ人の賑わいがあった。やはり我々と同年代の人達が多い。ここには3種類のロウバイがあるんですよ、と誰かが言っている。よく見ると確かに丸くつややかで黄色が冴えたロウバイとともに、やや花びらが細長い色の薄いものや、花の芯が赤っぽいものなどがあるようだ。足元にフクジュソウが咲いていた。陽光を一点に集めたかのように咲くフクジュソウは、凍てつく大地の再生の確かな証として、日本人に愛され続けた花なのだろう。政治家に、商いに、学校に、家庭に、救いの無いニュースの続く日本にも、誰にでも再生があることを信じたい。 




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