きり絵 2015年11月07日(火)




15040        寒 椿      57×40cm


 家康は”人生は重荷を負うて歩むがごとし”と言ったとか言わないとか。山登りに似てるね。山頂に向かって歩けば必ずそこに近ずくことは確か。うっかり足を滑らさない限りね。家康は大事業をなしたけれど、この言葉に”目標に向かって”というニュアンスはあまり感じられない。部下にあまり野心を持たれても困るんだろうね。さまようと言うのは生き方なのだろうか。既に死んでいるのだろうか。時は夢のように過ぎ色あせ消えてゆく。かすかな香りがよぎる。 




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