白き玉座   37.5×52.5    03003
  もう憧れなどと言う時期はとっくに過ぎたのに、あの純白のピークには軽い胸騒ぎを感じるよね。何かが共鳴して心を振わせるのは、心の何処かに同じ風景があるからに違いない。現実の山を登っていると一時心は癒されても、心の山は近づかない。遠く白く輝いていてかすかに共鳴している。
  絵のモデルは、昨年退職記念にヨーロッパへ旅行した時に、ユングフラウヨッホの展望台から見たユングフラウ(と思われる)山の風景である。
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