2019年06月14日(金) 安達太良山(2日目) 福島県



 今日もまた快晴。何て運がいいんだろうね。2日目はくろがね小屋から奥岳登山口へ下るだけ。前日の疲れは残っていても温泉の効用か体調は悪くない。しかも今日下る道は車の入る林道であるらしい。昨日の達成感もあり珍しく楽勝ムードで気が緩む。



朝食5:30

コース:くろがね小屋6:30→勢至平7:30-7:55→烏川橋9:10→(あだたら渓谷自然遊歩道)見返橋9:20-9:50→奥岳の湯10:45 (所要時間4時間15分)



温泉:奥岳の湯10:45-11:45⇒昼食(岳温泉みうらや)11:55-12:50⇒二本松IC⇒出流原PA14:50-15:45⇒K2宅16:40⇒帰宅17:20
勢至平から安達太良山


 4時半起床。5時半朝食。6時身支度を整えて小屋を出る。雲ひとつない智恵子の空がカールの上に広がっている。君の空は確かに本当の空だ。  
  今日も快晴。


 あたさんのスケジュールでは7時くろがね小屋発だから、約1時間早い。温泉好きが朝風呂を禁じられてしまって残念だったね。それで昨日珈琲が飲めなかったから小屋の前で珈琲にしようと言う。そりゃいいね。


   
  小屋の前でゆとりのモーニング珈琲  


 6時半、下山開始。例によってお花探し。見逃す花はない。 


 
林道を下る。   ツマトリソウ


 林道(馬車道と言うらしい)を少し下って振り返るとカールの底に建つくろがね小屋が見える。いい風景だ。もし今回反時計回りで安達太良山を登っていたら、まだかまだかと苦労して登って来てこの風景に出会えたんだね。嬉しかったろうね。安達太良山を愛してこの道を通った人達の安堵や喜びが身にしみて伝わってくる風景だ。


 くろがね小屋は来年建て替えられるらしい。(2020年3月一杯営業とある。)どんな小屋になるんだろうね。水洗の洋式トイレは決まりだね。いずれにしろあたさんのワンゲル時代からの、あるいははらっぱさんと安達太良山を思い切り楽しんだ懐かしい思い(冷え切ることのないマグマのような)を残して、この風景も変わる。僕達もこの風景に立ち会えてよかった。  
    くろがね小屋が見える。


   この花初めて見てすっかり気に入ってしまった。今度いつどこで会えるのだろう。
イソツツジ    


 
ニョイスミレ   ニガイチゴ
 
ベニバナツクバネウツギ   ヒメイワガガミ
   
アカモノ    


 勢至平が近ずく。大岩にあたさんが登っている。前にも同じ岩に乗ったことあるの?  
    見えたかい。


 勢至平、レンゲツツジが満開で退屈な林道歩きに花を添えてくれる。勢至平にある勢至碑って何なんだろうと思ったら勢至菩薩様なんだね。この土地とどんなゆかりがあるのだろう。


   
勢至平のレンゲツツジ    
 
みんなで撮ってる。   勢至碑 


 K2隊のレポでは勢至平を小さな写真をつないでパッチワークのように表現している。面白いなあと思って早速真似して試作品を作ってみた。この大きさで写真4枚だとまだパッチワークと言うより写っている人の方に目が行ってしまう。少なくとも4×4くらいをうまく配置しないとパッチワークには見えないようだ。


勢至平


 ガタガタ道を車が2台登って来た。大きなザックと登山者で一杯になっている。宿泊前提なら車で送迎可なのかな?   
    車が来た。


 
オノエラン 
 
イカリソウの仲間?   ギンリョウソウ
 
ギンラン   何の花芽?


 林道がジグザクになるとショートカットの登山道が続いている。林道の方が歩きやすいので林道を下ったが、下の方になると登山道でも歩けそうなのでそちらを下る。


 
林道をショートカット  
   烏川橋に到着。遠足か課外授業か白い帽子の子供たちがたくさん居る。烏川橋からは河原に下ってあだたら渓谷自然遊歩道を歩く。
     


 
   


 雰囲気ががらっと変わって渓流沿いに整備された道を下る。広葉樹が広がって秋もよさそうだ。


 唯一リクエストを理解してくれたはらっぱさん。見返橋なんだからね。  
    見返橋
   見返橋の河原で休憩、ミニランチ。ほとんどK2隊の担いで来てくれたもの。
河原でミニランチ  



 平滑の床、ミニランチにはこちらの場所の方がよかったね。  
 
平滑の床


 昇竜滝、確かに言われてよく見ればそう見えなくもない。
昇竜滝  


 あだたら渓谷自然遊歩道のハイライト、魚止滝着。ここまで来れば今回の山歩きも終ったようなもの。厳しかった山道も追憶の彼方へ。水辺を楽しんだ。


 
魚止滝   滝壺の水
 
魚止滝 


 最後の登りを登って沢からはい出すとマーガレットが咲くスキー場に出る。奥岳登山口も日帰り温泉奥岳の湯も目の前。やったね。 


 
最後の登り   抜けたぁ
 
マーガレットが出迎えてくれます。   光太郎の詩碑


 奥岳の湯:山から下って来ると、登山口の目の前にあって、特に外湯はもう天国。全身の汗を流して何時もの普段着に着替えれば完全にリラックス。  
    奥岳の湯


 岳温泉のみうらやでランチをご馳走になる。車の運転はあたさんにお任せしてわれわれはうとうと。出流原SAでトイレ休憩。お疲れのあたさんには屋外の芝生のベンチでつかの間の珈琲ブレイクを取ってもらう。つかの間のはずがいつの間にか1時間近く過ぎていた。


 K2隊には想像もしていなかった素晴らしい山につれて行って頂いて感謝感激です。最近は公園歩きばかりで山らしい山の風景にはとんとご無沙汰でしたが、今回は久しぶりに堪能できました。ちょっときつかったけれど安達太良山、最高の思い出になりました。私達の写真も161枚も送って頂いて有難うございました。存分に使わせていただきました。懲りずにまた何時か、もう少し楽なのんびり山をご一緒頂けたらと思います。(お礼じゃなくて注文付けてるね。)



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