2019年03月02日(土) 秩父 四阿屋山+堂上の節分草園 埼玉県小鹿野町


 寒さの厳しい雪山はともかくとして、3月と言えばもう春なのに山にはご無沙汰。堂上の節分草とセットにして歩く距離の短い秩父の四阿屋山なら、まだ登れそうな気がして好天を待っていた。山居広場もお花で一杯のはず。K2隊も土日なら行けると言う。都合よく2日の土曜日は一日だけの晴れ間、K2隊にも同行していただいて久しぶりに山へ。


 コース:山居広場入口P8:35→山道分岐展望休憩舎9:00-9:15両神神社奥社9:30-9:50つつじ新道分岐9:55四阿屋山10:05-10:10→両神神社奥社10:35-10:40展望休憩舎(L)10:55-11:50→山居広場12:10→山居広場入口P12:30  (所要時間3時間55分)

  標高差320m、累積標高差385m
  距離3.1km


 節分草:
山居広場入口P12:35⇒上節分草園12:45-13:20
目指せ山頂:四阿屋山


 山居広場入口の駐車場は約20台とある。土日で混みそうなので5時起きで早めに出かける。家を出たら丁度朝日が昇って来るところだった。K2隊と待ち合わせて例によってあたさんの車に乗せてもらう。


 小鹿野町の国民宿舎両神荘前の両神神社の鳥居が目印。鳥居の手前を右折して林道に入れば山居広場入口駐車場までば一本道、着いてみると駐車場はまだがら空き、心配は杞憂だった。林道のすぐ下にも舗装された広い駐車場があって30台〜40台位は駐車できそう。トイレも完備。


 
丁度日の出   心配した駐車場はがら空きだった。


 ゆっくり支度して山居広場への林道を歩く。一般車両は駐車場より先へは入れない。すぐに登山口があって右手の尾根へ登る。団体さんもやって来た。尾根の道には馬酔木の花が咲いている。


林道の登山口から尾根へ登る。 歩きやすい尾根の道:馬酔木が咲いてるよ。
   晴れて暖かくなると言う予報だったが思ったより寒い。歩けば暖かくなるはず。途中風の強そうなのが気になったが、山懐はほとんど風がなくて助かる。歩きやすい林道を登る。山居広場への分岐が何箇所かある。
杉の美林の中を登る。    


 やがて立派でモダンな東屋、展望休憩舎に着く。前来た時にはこんなのがあった覚えはない。かなりご無沙汰感あり。陽射しが奥くまでどどいて暖かく展望良好で誰も居ない。のんびり休憩する。


 
展望休憩舎 日当たり展望良好。誰も居ない
   残念ながら春霞か展望は今一。武甲山の山並みがうっすら見える。これもまたよし。
武甲山の山並み    


 展望休憩舎の後ろは福寿草園になっていて、枯れた下草が厚いせいで目立たないがフクジュソウがたくさん咲いている。はらっぱさんが選んだ道を両神神社奥社に向かう。前来た時は気にもしなかったが一本道ではないらしい。


 
フクジュソウ 


 両神神社奥社に着く。無事登山を祈る。神域にふさわしいいい場所に建っている。なんで四阿屋山に両神神社なんだと話題になったが、考えてみれば赤城山じゃないところに赤城神社はたくさんあるし、浅間山じゃないところにも浅間神社はある。御岳神社も同じだね。信仰だから信者が居ればどこにあっても不思議はないんだろうね。   
    両神神社奥社


 神社の横を抜けると危険通行止めの標識の手前から、少し下り気味に急な崖を恐る恐る巻く。


尾根通しの道は通行止め。 いよいよ鎖場の登り


 そしてすぐ鎖場の急な崖登り、ここが四阿屋山のさびの部分だね。やさしいハイキングコースの山だけど、ここがあるから楽しさが増す。落ちたらしんがりのあたさんに止めてもらうことにして、一歩一歩足下を確認しながらゆっくり登る。一雨降った後の晴れ、杉花粉max、みんな大きなマスク姿で頑張る。  
岩登り大好きのK2隊が行く。    
 落ちたらお終いかな。藪に引っかかって止るかな。とにかく転がっちゃ駄目だね。何て言いながら・・・  
    尾根はまだかい。


  やっと安全地帯へ


   尾根に抜けてほっと一息。つつじ新道分岐で休憩。
     


 休んでいると、駐車場で出合った団体さん達が登ってくる気配。山居広場に先によって来たらしい。山頂まではまた鎖場の急登を一登りだが、山頂はすごく狭いので、団体さんに先行されてしまうと何時山頂を踏めるかおぼつかなくなってしまう。さあ先に登ろう。


最後の一登り 山頂です。


 
両神山   二子山
 山頂からは期待通り両神山と二子山が春霞の向こうに見えた。ほんの一時春の低山らしい楽しい雰囲気を味わったらさあ急降下。山頂には人がたまる場所はない。  
    記念写真、一緒になった方に撮ってもらいました。


山頂直下の急降下 
 
 下る頃は登って来る人が多くなって、狭くて高い崖の上の道でのすれ違いはお互いに気を遣う。 
 
来た道を下る。 


 両神神社奥社まで戻る。神様にはしっかりお礼を言って横のベンチで休憩。崖登りの緊張から解放される。  
    両神神社横のベンチで一息つく。
   杉林を下る。
     


 展望休憩舎まで戻る。誰も居ないのでここでランチに決める。四阿屋山は狭苦しい山で4人でのんびり楽しくランチ出来るような場所がない。行く前から気になって居たがこんないい場所が空いていてよかった。例によってあたさんがお湯を沸かして暖かいスープやお汁粉や珈琲をを楽しめたが、ボンベのガスの残量が少なかったらしくお湯がわくまでみんなが気を揉んだ。後はお花見物だけ、気も緩み会話も弾んで気が付けば1時間近く過ぎていた。


またここまで戻って のんびりランチ


 山居広場まで展望休憩舎のすぐ横の男坂を下る。男坂は標高差80m位の一気下りである。丸太を縦に打ち込んだ階段はしっかりしているがでっぱりもあり、結構段差の高いところもあってけつまづきそうで怖い。下り始めるとは先頭のらっぱさんはすたすた下って行く。元気で早い。流石にあたさんと週一位で雪山歩いているだけのことはある。数年前に膝をやってそれを庇いながら下る妻は危なっかしくて見て居られない。後ろからずっとゆっくりゆっくりと言い続けた。


 
山居広場へ下る男坂   シカよけネットの中の福寿草


 山居広場は福寿草と蝋梅がたくさん咲いている。ただ鹿よけに電気柵、腰ほどのネット、2m位のネットと三重に防護されていて、人もネットの外からよだれを垂らした鹿目線でしか花を見られないのがちょっと残念。人は扉を開け閉めできるのだから中を歩ける道を用意してくれればもっといいのにね。


  紅梅と蝋梅が綺麗
   


 山居広場を散策して駐車場への林道を戻る。駐車場は流石に車が増えていたが、すぐ下の駐車場はまだほどんど空いていた。


 柵の外側から撮った福寿草 駐車場への帰り路


堂上の節分草園


 車で堂上の節分草園による。丁度見頃じゃないかな。相変わらず本格的に花の写真を撮る人や常連さん達がたくさん居る。何か緑の節分草とか、双子の節分草とか、八重の節分草もあるらしい。山を下って気が緩んだせいかろくな写真が撮れなかった。はらっぱさんが来た時には、アズマイチゲもあったと言うので一回り散歩しながら探したが、多分まだ早いんだろうね。見つからなかった。


節分草の咲き具合 節分草
緑の節分草  
双子の節分草
4人共ちょっと気が抜けてるかな。 


 無事帰着。杉花粉の影響もほとんどなくて楽しかったね。よくおしゃべりしたね。圧倒的にはらっぱさんの声がよく聞こえたけど。お世話になりました。ありがとう。またよろしく。





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