2018年07月16日(月) 池の平・三方ヶ峰 浅間連峰


 今日(22日)は死ぬほど暑い。前橋は39℃だそうだ。今日は部屋から出ずにレポを仕上げる他あるまい。16日はニッコウキスゲの野反湖か、霧が峰・八島湿原か、あるいは池の平か迷ったが、結局行き易く歩くのも楽な池の平に決めた。コースの標高は全て2000m超、涼しく、歩きやすく、お花が一杯。


 コース:池の平駐車場10:10→鏡池10:50→三方ヶ峰11:30→見晴岳12:10-12:30→雲上の丘13:00→池の平駐車場13:55 (所要時間3時間45分)

 標高 コース入口2061m、鏡池2005m、三方ヶ峰2040m、見晴岳2095m、雲上の丘2110m

 標高差105m、距離3.5km
 (55m下って105m登って50m下る。)
 標準コースタイムは1時間45分位
池の平


 何時ものことだがトンネルを抜けると曇りで浅間山も見えない。地蔵峠まで登るとやっと青空が見えた。まだ夏休み前なので池の平駐車場まで車で入れるらしい。池の平駐車場は一面がほぼ満車。次の車は大型バスなどが入る下の駐車場へ案内されていた。ゆっくり準備して池の平湿原へ。


 開けた森の広い道をのんびり下る。ニッコウキスゲは咲き始めのよう。満開とは行かなかった。
  ニッコウキスゲとハナアブ


 ヤナギランも気の早いのが咲いている程度でまだ淋しい。


マルバダケブキと
羽根がぼろぼろのヒョウモンチョウ
 
 
ヤナギラン   カワラナデシコ


 池の平湿原を横断する。木道は広くて歩きやすい。湿原はお花畑。


池の平湿原を横断   
     


ヒョウモンチョウ ヒオウギアヤメ ノハナショウブ
イブキジャコウソウ ニッコウキスゲ シモツケソウ


 鏡池着。ここまでは下り一方で楽ちん。


  池の平湿原、鏡池。
 
     


 鏡池の展望デッキの上で一休み。ここからだらだらと森の中を三方ヶ峰のコマクサ園まで登る。ちょっと山らしくなる。三方ヶ峰までの標高差35mだけど。登り口のハクサンシャクナゲは完全に終わっていた。


 
オトギリソウ    シャジクソウ
 カラマツソウ
ウスユキソウ 
イブキジャコウソウとコヒョウモン
 


 三方ヶ峰の尾根の先の崖のコマクサ、沢山咲いているのだがこれももうほとんど終わりで花が枯れている。コマクサらしい花を探すのに苦労する。 


コマクサ  
  コマクサ 
     


 尾根の崖に沿って森側を少し巻いたり登ったり下ったりしながら見晴岳に向かう。標高差55m。


 森の木陰は涼しくてよいが、日差しの強い尾根は2000mといえども帽子が汗まみれなるほど暑かった。小さな花を見付けるたびに立ったり座ったり、写真を撮っていたら立ち眩みがした。熱中症かな。  
     
 
ベニバナイチヤクソウ    


 
ウツボグサ   クルマユリ


 アザミとウラギンヒョウモン


 予定通り見晴岳12時着。ここは何時も先客がいるのでその先の展望のよい尾根の木陰でランチ。


 
烏帽子岳と湯の丸山が見える。    
 
オンタデ   ヤマブキショウマ


 見晴岳山頂付近もお花が多い。ここだけでも飽きるほど山の花に会える。


 
クガイソウ   マツムシソウ
ヤマオダマキ シュロソウ テガタチドリ


 グンナイフウロも好きな花である。グンナイフウロは池の平湿原にも沢山あったがみんな咲きガラばかりだった。見晴岳の手前から雲上の丘への分岐あたりにグンナイフウロの群落があって、ここは一番高いところだから少しは残っていないかと期待したが、赤っぽい咲きガラばかりでちょっとがっかり。


 しかし咲きガラの先に僅かに残った一輪、二輪を覗いてみると、これがなかなか絵になっている。こんなにきれいに終わって行く花って他にあるだろうか。  
    グンナイフウロ
   
   
     


 分岐からピグミーの森を抜け雲上の丘へ、標高2110mでここが最高所。しばし池の平の展望を楽しむ。写真はお花用接写モードで撮ってしまい全部ピンボケ。この尾根もお花がいっぱい。撮る方は疲れていい加減になっている。ひたすら駐車場に向かって下る。


グンバイズル シモツケソウ タカネサギソウ?
ホソバノキソチドリ?
 
シテンクモキリ   シテンクモキリ


 先を歩いていた妻が下の方ですっとんきょうな声をあげている。あらら、みちほさんとバッタリ。お元気そう。会えてよかったね。またどこかで会えるといいね。みちほさんが反対回りしたら会えなかったんだよ。やっぱり誰かさんが導いてくれたんだね。  
     


   
キシタギンウワバ    







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