2017年11月24日(金) 裏妙義モミジ谷 妙義山


 楽しみにしていた裏妙義の紅葉、特段の予定もないので何時K2隊から連絡があっても行けるように待っていたが、それでも今秋は、いい日は少なかったし、たまによさそうな日にはお互い外せない予定があったりして、 やっと息が合ったのは24日になってしまった。さて紅葉は待っていてくれるのだろうか。



 コース:旧国民宿舎裏妙義P8:45→登山口8:55→馬頭観音9:35-9:45→モミジ谷10:40-11:55→馬頭観音12:30→中木川渡渉12:50→旧国民宿舎裏妙義P13:05-14:10 


   標高差   235m
   距離     4.6km
   行動時間  4h20m
裏妙義紅葉


 当日9:00時 旧国民宿舎裏妙義駐車場で現地集合予定。距離的には1時間あれば行けそうだが、前回旧国民宿舎まで自分で運転して入ったのは少なくとも20年以上昔のはず。行けば分るに決まっているが、一応ナビに入れてみたら1時間20分掛ると言う。余裕を見て7時30分に出発。45分しかかからず8時15分には駐車場に着いた。駐車場に入れたらK2隊のフォレスタがもう駐車している。流石K2隊早いの好きだね。乗っていないのでそこいらを散歩してるのだろうと”着いたよ、何処にいるの。”とTELしたら、まだ着いてないと言う。何だ別のフォレスタだ。この日駐車場の9台中5台がフォレスタだった。山はフォレスタの天下だね。


 K2隊はすぐに到着したが、たまたま隣りに駐車した車のご夫婦があたさんに話しかけている。ご主人は高校、大学共あたさんの5年後輩で同じワンゲルにも入っていたらしい。活動した時期がずれているのであたさんは旧知ではなかったようだが、後輩さんはK2隊のレポを何時も見ていて、今日もそれを参考にここへ来たらしい。奥さんもあたさんの妹さんと何か関係があると言っていた。人の縁って面白い。何に導かれてその運命の糸がこの日、この時、ここで交差するのだろう。
Pでばったりのあたさんの後輩のペア


 
旧国民宿舎駐車場 


 後輩さん達より一足先に歩きだす。雲ひとつない素晴らしい天気で身も心も軽い。左手に舗装道路が山に向かって伸びている。昔三方境からは二度下ってきたことはあるが何時からあったのか知らないがこの道は知らなかった。すぐに舗装道路から分岐する若い杉林のトンネルの様な道をだらだら下って、昔の中木川の渡渉点にでる。そうそう昔はここから川をわたった。 


 
近年ひざを痛めた者同士いろいろ話はあるようだ。   やっと太陽が稜線の上に出た。


 ずっと杉の植林地を登る。きれいに枝打ちされた立派な杉林もある。斜面が急で狭い道もある。馬頭観音に登りついて一休み。妻の大好きなずっしりアンパンを半分づつ食べる。モミジ谷まで標高差で半分。距離で3分の2来たそうだ。馬頭観音は昔の峠道などによく残っているが、ここは馬を使って木材を搬出していた頃の名残かな。後輩さんのお二人がやって来て軽く追い越される。


 杉林を登る。
馬頭観音 


 たまに杉林の切れ目に紅葉が出て来た。写真いっぱい撮っておこう。CMじゃないけど保険。モミジ谷まで行ってみんな散ってしまっていたらちょっと淋しいじゃないか。こんなんでもいろんな方向から撮って5枚も並べれば彩りにはなる。


 杉林の切れ間の紅葉
 上は黄葉。右のモミジは下は緑で中は黄色、上は赤。まだ完全に紅葉してないってことで、この上でも期待できるってことだよね。   


   更に立派な杉林を登る。昔は三方境から下までずっとこんな感じの歩きやすい道だったような気がするが・・・・
 今はこんなところが何箇所もある。  
   滑り落ちる決定的瞬間を待っているカメラマン。遅くてごめん。


 そして尾根を回ったらこんなすごい紅葉が待っていた。もう言うことなし。みんなで大喜び。でもモミジ谷はさらにもう少し登った所だそうだ。 



   いい雰囲気だね。


 少し広がった沢筋にも紅葉が広がっている。時間も疲れも忘れてしまった。



 気が狂うほど凄い紅葉だよと何時ものセリフで誘ってくれただけに、あたさんも少し心配していたに違いない。責任感から解放されて積もった落葉の中にひっくり返って喜んでる。こちらも嬉しい。猫も犬も解放された喜びを表すしぐさは同じだね。ひっくり返って背中すりすりだよ。  


 
枯葉に埋まって喜ぶあたさん。
新しい写真のアングルを狙ってる?
   



   
さらに一登り   もう余裕
結構厳しいところもある。   



 そしてついにモミジ谷の紅葉が見えてきた。落葉の進んだ明るい森にモミジの紅葉が鮮や。きれいだねえ。



 後輩さんご夫婦ももうたっぷり堪能した様子で待っていてくれました。”随分楽しんでこられたようですね(なんて歩くの遅いんでしょうね)。” はい、私達が錨みたいに足を引っ張りました。
 この日は流石にみんな紅葉にはもう遅いと思ったのか、ホントに我等だけのモミジ谷だった。来る時すれちがったのは2〜3人(こんな数でも正確に覚えられない)、帰りは誰にも会わなかった。、 


 モミジ谷到着。
ザック下ろすのも忘れて・・・ 


 まだ11時前。あたさんの予定よりずっと早いらしい。でも早速何時ものお弁当を広げてお昼。あたさんが暖かいうどんを作ってくれる。空は青く風もなく暖かい。紅葉は真っ赤。”うどん美味しいねえ。”と堪能していたら、そのうどんを食べ終らないうちにあたさんが携帯がないと言いだした。ただモミジ谷に入ってからメールをチェックしたと言うので近くにあるはず。早速あたさんの携帯にTEL。ところがここ圏外なんだね。つながらない。まだ圏外ってあるんだね。こんなに開けたところなのにね。僕のはドコモだけど他のでもつながらなかった。で、文字通り落ち葉も草の根も分けての大捜索開始。結果、あたさんが立っていたすぐ下で見つかったようだ。やれやれよかったね。


 11:00快晴


 11時半頃、後輩さんご夫婦が先に帰ることになった。そこで記念写真を撮りっこする。
 ここでまた事件。仕舞おうとした後輩さんのコッヘルが谷底へ転がり落ちてしまったのだ。あっという間に僕の視界からは消えたが後輩さんの所からは止まったところが見えたらしい。急斜面を下って無事回収成功。流石元ワンゲルの実力発揮?。
 
    記念写真



 この頃から天気が急変して来た。青空が、あっと言う間に広がった雲で真っ白になり、冷たい風が強くなってきた。ちらちら雪まで舞いだした。まだ12時前、陽射しがあって風が無ければもっとのんびりしていたかったんだけど、我々も帰ろう。


  楽しませてくれたモミジ谷に感謝。
     


 ぶらぶらと、ひたすら?下る。 


優しいあたさん 
 モミジに未練を残すあたさん。
ひたすら下るおなご隊。 


 
横に流れる雪が写っている。結構降ってた。   12:30 馬頭観音通過。



 杉林の中、陽射しが戻ってきた。中木川の対岸のガードレールがちらちら見えて来た。   
     


 中木川の分岐でおなご隊は来た道を戻る。おのこ隊は懐かしさにひかれて昔歩いたように中木川を渡って、土手を這い登り対岸の林道を戻る。


 
中木川河床   中木川渡渉 


 対岸の林道は上流で砂防ダム工事でもやっているのか、たまに大きなコンクリートミキサー車が通る。



 旧国民宿舎裏妙義前の橋の上
中木川 


 13:10、駐車場帰着。まだ早いしちょっと燃焼不足だよね。天候はころころ変わるが何とか回復して風も収まったので、旧国民宿舎裏妙義のテーブルのある東屋でまた店開き。コーヒーを飲んで帰ることにする。何を話したっけ。みんな忘れてしまったが、楽しい時間がすぎた。



 ひざを痛めてリハビリ中のはらっぱさんも元気そうでよかった。ただはらっぱさんは強がりで泣いたりしないからね。本当のところはご本人しかわからない。大事にしてまたK2隊らしい山歩きを楽しんでね。あたさんはこの程度でいいよね何て言っているけど。


 お陰さまでまた楽しい山歩きが出来た。今年の山行日記はK2隊なしでは全く味気ないものになってしまったはず。一緒に歩いて頂いて有難う。またよろしくお願いします。(それにしてもうちの山行日記は開店休業状態。来年はどうしよう。)





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