2116年08月20日(土) 桟敷山 浅間連峰


 K2隊に誘って頂いて桟敷山へ。前日の天気予報では群馬は雨だが長野は晴れになっている。いずれにしろ天気は安定していないので多少覚悟はして出掛ける。あたさんもカッパは持って行った方がいいかもと伝えて来た。


 ららん藤岡P7:00⇒桟敷山登山口P8:40

 コース:=登山口8:55→せんべい平分岐9:15→小座敷山分岐10:10→桟敷山山頂10:20-10:45→小座敷山分岐10:50→せんべい平分岐11:20→車道11:40→登山口駐車場11:50

 たまだれの滝P東屋12:40-13:40⇒ららん藤岡15:30-18:00

 ららん藤岡の有料駐車場 600円/日
雨の桟敷山山頂


 ららん藤岡で7時に待ち合わせ。あとはあたさんの運転にお任せ(申し訳なし)。空はずっと怪しい。降ったりやんだり。はらっぱさんは絶対雨だよと悲観的。あたさんは2000m登れば雲の上に出るよと楽観的。山頂でのんびりできる山と聞いたのでぜひそうあってほしいなあ。


 桟敷山登山口の駐車場に着いても小雨が降っていた。この程度なら歩けるね。風はないし寒くないし、何年経ってもあまり着ないカッパにも、たまには積極的に活躍の場を与えてやらないとね。あたさんのメールにあった標高差350m、距離片道1・5kmの山なら、本降りになって逃げ帰って来たとしてもきっと楽しいよね。我々だけなら絶対行かないがK2隊が一緒なら気楽。”あめあめふれふれ〜”と鼻歌交じりで元気に出発。はらっぱさんも信じられないよと言いながらついて来てくれる。


 
ハクサンフウロ    登山口で 
 
ゴイシシジミ   ヤナギラン 
 
  クルマバナ 


 とはいえ病み上がりの妻はちょっと気掛かり。平地の散歩では結構歩けることは確認済みだが山道はオフ会以来歩いたことがない。気にしながら歩いたが結構頑張っている。


マユミ 


 期待以上に花も実もあった。


 妻もサポートされて結構歩く。
 
ノハラアザミ   アキノキリンソウ


 ウルシ
せんべい平分岐 


 
 雨には雨の花の風情あり。    トモエシオガマ 
 雨の中、新しいデジカメで花を撮りまくるはらっぱさん。  


 桟敷山は湯の丸山の登山道から見下ろすと、足元にぽこぽこと二つ並んだおとぎの山みたいな不思議な小山だが、歩いてみると最初から急斜面で、ジグザク登りだから険しくはないが、ばてて小休止しながら山頂の方向を見ると(霧で見えないが)、結構大きな山に登っているような登り感のある楽しい山だった。


 斜面は結構急
小桟敷山分岐 


 勾配がなくなって笹っ原、やれやれ山頂かと思ったら小座敷山への分岐で、山頂はまだ先。10分位程笹原を登るとなだらかな山頂へ登りついた。少し明るくなって雲間に太陽が滲んで見えたりしたがまだ霧雨の中。小さな石祠があって隣に苔むしたケルンのような遭難碑のある山頂だった。


 晴れてたら展望もいいのだそうだ。ないものねだりしてもしょうがないので取敢えず一服。まさか濡れた土と草の上には座れないからシートも出して、まだ10時半だけどあたさんはもうおにぎり食べてたよ。雨に濡れながら霧にかすむ山頂も悪くない。よね。


 山頂に着きました。
山頂で 
 一服。雨降ってるけど。


 雨の中ではそうそうのんびりも出来ないので、気の済んだところで撤収。下りは楽だね。最近の山道はどこも荒れてイワイワが当たり前になっているけど、ここはまだ土や落ち葉の残るやわらかい道で登るのも下るのも楽。山道の感触を楽しめた。急なところを下っていたら男女混成の6人ほどの賑やかなパーテーが登って来た。いますね。中には。物好きが。


 白樺林を元気に下る。
せんべい平分岐 
   
せんべい平   コウゾリナ


 しっかり雨の降る中をアサギマダラが舞い踊るはずのせんべい平を案内してもらう。まだお花は一杯咲いている。写真はカメラが濡れるのを気にしながら撮るのが面倒になってザックの中にしまいこんでしまったので今回はほとんど無し。


 林道に下り駐車場に帰る。この道もお花が一杯。白樺の森も綺麗。紅葉もよさそう。また来よう。この道を走る車はほとんどなく、広々した道を我がもの顔で下る。
 結局ずっと雨だった。天気予報も当てにならないねって、だけど考えてみたら長野側から峠を越えて来たけど、桟敷山のある鹿沢って群馬なんだね。群馬は雨って天気予報は言ってたんだから当たってたんだよ。はらっぱさんは先刻お見通しだったみたいだけどね。


林道へ 
 林道をぶらぶら下る。
シラタマ ヤナギラン ミヤコグサ


 駐車場に帰ったのは丁度12時頃だった。折角持ってきたお昼を何処か東屋のベンチにでも座って食べようと鹿沢高原キャンプ場まで行ってみたが、手頃な場所が見つからず、少し戻った湯尻川沿いに広い駐車場のある”たまだれの滝”というところがあって、そこに東屋を見付けてお昼を食べることができた。


  たまだれの滝の案内図
湯尻川 
 たまだれの滝の東屋
横の大木 


 
クサフジ   お世話になった東屋を後に
   
ツリフネソウ   キツリフネ  


 帰りにサンラインを走っていたら、パトカーやお巡りさんがやけに多い。信号ごとに何人か居るほかその途中にもトランシーバを持った人が立っている。きっと誰か重要人物が通るんだね。天皇陛下が何時も夏は軽井沢に行くからもしかしたら、何て言っていたらその通りらしい。はらっぱさんがよく寄るという野菜屋さんに寄ったら、そこにも沢山人が集まっている。そこの主人らしい人が3時頃通るよという。まだ2時半なので混まないうちに帰る。


   
快気祝?   




 あとは淡々と高速でららん藤岡へ。まだ3時半なのでららん藤岡のお寿司屋さんで乾杯。6時頃までおしゃべり。何を話し何を聞いたか、歳をとったお陰でみんな忘れてしまった。でも雨の桟敷山を4人で歩いたことは忘れないよ。


 歩きやすい山を選んで計画して連れて行って下さった、あたさんとはらっぱさんには心から感謝。写真の多くと花の名前と時間データもK2隊のものを使わせてもらいました。また妻の入院で心配して頂いたオフ会の皆様にも御礼申し上げます。




トップページへ 前へ リストへ 次へ





inserted by FC2 system