2013.03.17(日) 四阿屋山 奥秩父


 秩父もしばらく行っていないので四阿屋山への行き方も忘れてしまった。堂上のセツブンソウ自生地へ行く途中だったことは確かだから取敢えず小鹿野町の堂上へ向かう。高速で藤岡まで行き鬼石から山越えして長瀞へ抜ける懐かしい道を行く。最近の道路開通で藤岡から鬼石へ行くのも楽になった。


 コース:福寿草園駐車場10:10→両神山奥社10:55→山頂11:20→両神山奥社11:50→福寿草園12:15-12:30→福寿草園駐車場12:50-13:30 (所要時間3時間20分)


 登山口のある福寿草園の駐車場へは、国民宿舎両神荘と両神神社が目印になる。県道37号を三峰口駅に向かっていれば両神神社の角を右折して山道(走りやすい舗装路)を登る。登れるところまで登れば駐車場に着く。

 
四阿屋山


 好天の日曜日で秩父となれば渋滞が気になるが渋滞は無かった。最も国道140号は一切使っていないのでそちらが混雑したかどうかは分からない。

 一番楽に登れる登山口は福寿草園の駐車場からで、駐車場は2面あるが、道路に面した側はほぼ満車(10台位?)、道路から入ったほうはガラガラでたった1台止まっているだけだった。その車の元気のいいご夫婦はほぼ同時に登り始めたのに、我々が鎖場の下に着いた時にはすでに山頂から下って来た。早いなあ(向こうは遅いなあと言ってたかも。)。


福寿草園駐車場 登山口


 福寿草園には向かわず駐車場近くの登山口から尾根に抜け、尾根伝いに杉林の中を登る。ベンチのある展望広場まではだらだら登り。トサミズキの花が咲いていた。展望広場から少し勾配の急になった道を一登りで両神神社奥社。お参りした後はベンチがあるので給水して一休み。単独の男性や4〜5人のグループなど、前後して登る人や下る人などがぱらぱらだが結構いる。


展望広場:トサミズキ 両神神社奥社


 奥社からほぼ平らな道を少し下ると鎖場の登り口、垂直に近い様な崖(ちょっと大げさ)を鎖に掴まってジグザグ登る。道は狭いので下って来る人とのすれ違いが嫌らしい。緊張したのと両手がふさがってしまったので、二人とも崖の途中では一枚も写真を撮って無かった。 


尾根に出てホッとして笑顔。 山頂へ


 尾根に抜けると思わずほっとして笑顔が出るね。尾根から又鎖に掴まって根っこだらけの急な道を一登りで狭い山頂に出る。


 山頂は数人で一杯の崖の上。山頂の写真は満員状態で引きがとれず、標柱の上半分を撮るのがやっと。順番待ち状態で両神山と二子山の展望写真を撮る。春霞にかすんではいるけれど、西上州の山並みも悪くないね。
美しい山並みは両神山



   
四阿屋山頂、標高771.6mの標柱   両神山に対峙する二子山


 しかし次々登って来る人達がいるので展望をゆっくり楽しんでいる訳にも行かない。ちょっと場所を探してみたが山頂下の休憩できそうな藪の中や崖の下など、どちらにも先客がいた。


 まあ登る人達を見て予想していたことなので場所を譲ってすぐに下る。下りでは崖に少し慣れて写真を撮る余裕が出来た。
さあ下ろう。怪しい登山隊


 尾根に下る鎖場で元気に登って来る小学生くらいの子供たちに出会った。子供たちは目線が低いから怖くないんだろうね。8人できたという。周りの人達みんなに応援されて競争で登って行った。最後にお父さんが2、3歳の子供を片手に抱いて登って来た。心身ともに強いねえ。


帰りは余裕が出て写真が撮れた。 奥社の前の杉、よく育っている。


 崖の下りは怖がりの人もいるし、怖々譲り合いながらすれ違ったりしているので渋滞気味。ゆっくり下る。奥社で30人位の団体さんに遇う。リーダーがみんなでゆっくりできる広い場所はこの先ないのでここで休憩しましょうと言っている。分かってるのにね。あの人達が行ったら山頂はどんな状態になるんだろうね。少し先に行ってこれてよかったね。


 展望広場で武甲山を眺めてゆっくりする。帰りは福寿草園に下る。福寿草はたくさん咲いているが勿論とっくに旬は過ぎている。蝋梅も花がらだけ。寒紅梅ももう終わってしまったようだ。替わりにサンシュウユが咲いていた。トサミズキの所もサンシュウユでもミツバチの羽音がかすかに鳴っていた。
展望広場から武甲山が見える。


サンシュウユと武甲山 福寿草園のサンシュウユ


 福寿草園は売り物の福寿草もロウバイも終わってしまったので、日曜だと言うのに案内所も閉まっている。春の日差しを浴びてのんびりしている人達が何人かいた。野鳥の声はほとんど聞かなかった。福寿草園ではホオジロが数羽、ジョウビタキの♂が一羽餌取りをしているのを見かけただけである。


福寿草園のツバキ ホオジロ


 福寿草園を一回りして、屋根のあるベンチでお茶と得意の甘いものを食べながら休憩。舗装道路の崖の盛りを過ぎた寒紅梅を楽しみながら駐車場へ戻った。


ウメ 駐車場へ


 駐車場に接してその右手に下から登って来る登山道がある。その先にベンチを置いた少し開けた場所があった。のんびりできそうだったのでそこで昼食にした。また湯沸かし道具などをを持って来ていたので、登って来た四阿屋山の山頂を見ながらのんびり過ごした。あの山頂で会った子供たちが若いお父さんやお母さんに守られながらガヤガヤおりて来て、登山道を下って行った。下から登って来たんだね。元気だなあ。駐車場の後ろの登山道沿いに真新しいお墓があって、我々より少し年上の女性が手桶に水を汲んでお参りに来たところだった。お彼岸だね。


 車で堂上のセツブンソウ園によって帰る。セツブンソウ園は前の駐車場に10台前後で、程々の混みようだった。(入場料一人300円)
堂上のセツブンソウ


 





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