2012.03.27(火) | 鍋割山(火起山) | 赤城山 |
3月は一つも登ってないよ。風もなくよい天気だから何処か行こう。と相変わらず無計画。例によって朝寝坊の上に妻が洗濯物を干し終わってから行くのだから、行けるところは決まっている。赤城山の一番近い鍋割山、それも火起山まででいいよね。なんて、なんという節操のなさ。 |
コース:箕輪駐車場11:30→荒山高原12:40→火起山13:10-13:45→荒山高原14:00→箕輪駐車場14:45 (所要時間3時間15分) 箕輪の姫百合駐車場まで路面に雪はない。姫百合駐車場から分岐する林道に入ると、日当たりの悪いところはまだ残雪があって路面は凍結している。 |
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鍋割山の稜線火起山から 荒山・地蔵岳をみる。 |
箕輪の姫百合駐車場から分岐する林道に少し入った駐車場に止める。林道は日当たりの悪いところの残雪が凍りついていてお尻がむずむずするが、なんとか走れる。姫百合駐車場は4,5台、こちらは我等だけ。 | ||
駐車場 |
イタチ | エナガ |
車道も登山道も溶けた雪が再凍結してカリカリ、ツルツル。苦労して登り始めたら登山口の横の小さな沢にイタチが出て来た。カメラ目線で目があったがこちらを大して警戒もせず、したいように動き回っている。4〜5羽のエナガが鳴き交わしながら小枝の間を飛び回っている。天気もいいし人の少ない冬場のウイークデイは彼等も気が緩むのだろう。 |
凍りついてツルツルの登山道 | 赤城の荒山氷河のアイスフォール |
あの林間のなだらかな道がツルツルで歩きにくくてしょうがない。仕方なく面倒だがザックから軽アイゼンを出して付ける。ずっと安定して歩けるようになった。途中同年代(少し若いかな?)のさわやかな笑顔のご夫婦にあう。今日はツルツルですね、と声をかけて足元を見たら、二人ともスニーカーである。”いやぁ 少しなめてました”と笑っていた。 |
荒山高原に抜ける。 | 荒山高原から尾根へ |
荒山高原へ抜けるとそこは穏やか。日当たりがいいから鍋割山の尾根への登りは雪も氷も溶けてドロドロぐちゃぐちゃ。転んだらここの方が被害がひどそうだ。 |
谷川連峰 |
稜線へ抜けると上越国境の真っ白な山々が見える。いいね。谷川連峰はまだ雪が深そうだ。東側や南側は既に靄につつまれてあまりよく見えない。火起山の山頂の雪の上にシートを広げザックを置いてそれに座って昼食。 |
鍋割山の方から、東京から4時起きでやって来たという男性が一人で歩いて来た。双眼鏡で見たけど谷川岳の耳が見えないね。という。確かに赤城山からだと谷川岳の二つの耳は、山頂に立って見た時のイメージのようには見えない。3人で遠くのピークの名前を言い合って、あらためて展望を楽しむ。山スキーをやってるそうで、谷川や至仏からの滑降の話をひとくさり聞かされる。男性は満足して先に下って行った。 | ||
火起山山頂 |
いい天気だね。 | ||
山頂から地蔵岳・荒山 |
山頂でゆっくりして、来た道を下る。下りの岩場は岩の間が凍った雪に埋められ、氷が少し緩んだことと、我々が軽アイゼン歩きに慣れてきたこともあって、楽に下れた。怖いと思うから危ない。怖くないと思えば何も問題ない。誰かさんに教えてもらった呪文を唱えながらずんずん下った。 | ||
荒山高原 |
姫百合駐車場でトイレ休憩して帰る準備をしていたら、又上空をノスリが飛んでいるのに気付いた。しかもペアで。輪を描きながらぐんぐん上昇して尾根に消た。ノスリって結構数が多いようだ。今年だけでそれそれ違う場所で三度も見たよ。イタチにしろノスリにしろ食物連鎖の上位の生物が見られるというのは、何かまだ自然が豊かな気がして嬉しい。 | ||
ノスリ |
ノスリの見分け方 : 下から見ると翼角部に暗褐色の斑がある。翼指は5枚、ずんぐりした胴体を横切るように広い斑がある。 ワシタカ目ワシタカ科 L=52〜57cm、W=122〜137cm、日本では北海道から四国で繁殖、留鳥。 |