2012年02月24日(金) 早滝・赤久縄山 西上州


 群馬の山歩き130選では、赤久縄山は早滝の登山口から登るコースが紹介されている。しかし山頂のすぐ下を御荷鉾スーパー林道がかすめていて、下から苦労して登って林道に出るのが面白くないとか、林道の駐車場から登ったんでは山じゃないだろう、とか言っているうちに登る機会を失っていた。


 コース1:早滝駐車場12:00→早滝12:40-13:15→駐車場13:50 (所要時間1時間50分)

 コース2:赤久縄山東登山口14:35→赤久縄山山頂15:10-15:30→東登山口15:50 (所要時間1時間15分)

      (合計所要時間3時間05分)


 栗木平の林道の早滝登山口への分岐には案内がある。登山道入口は現在林道工事中で分りにくいが、現場事務所前の塩ビの排水管の上を越える。駐車場は完備されている。

 御荷鉾スーパー林道は神流町から塩沢峠経由で鮎川沿いに藤岡・高崎に下る部分は通行できる。塩沢峠から御荷鉾山側や、赤久縄山側への分岐から先は冬季通行禁止になっている。

林道から赤久縄山


 今ではスーパー林道の駐車場からでもぜひ登ってみたいが、それだけのために行くにはちょっと遠いな、などと思っていたら、先日のK2隊のレポによると早滝が氷結していて綺麗だという。それでは早滝を見て、中抜きしてスーパー林道から、我らが未踏峰の赤久縄山へ登ろうということになった。暖かい日が3日ほど続いた後なので、早滝の氷が解けてしまっていないか心配しながら出かけた。


 登山口付近は林道工事中だが入れやすい駐車場がある。真新しい案内板があって、早滝まで登り50分、下り35分とある。林道工事で登山口が分り難く、ウロウロしていたら、ショベルローダのオペレーターが身を乗り出して指をさして教えてくれた。
登山口の案内図


大岩の沢 落ち葉の厚く積った道


橋を渡る 結構きつい登りもある。


 途中に赤久縄山への分岐がある。山岳マラソンなども行われているようだ。


怖い所も 早滝到着


 早滝到着、周りが溶けてK2隊の写真より一回り小さくなってしまったように見えるが、ぎりぎり間に合ったかな。面白い形に凍るもんだね、信じられないよ。滝の凍り方って個性があるんだね。


ツララの芸術 迷宮の入り口:隣の写真の部分


 誰もいないので、早滝を独占してお昼。(おにぎり、ロールケーキ、大福、すごい組み合わせだね)。
 
 早滝から、来た道を登山口まで下り、車で御荷鉾スーパー林道を赤久縄山東登山口の駐車場へ移動。(途中高崎方面への分岐から赤久縄山側は冬季通行禁止。入るなら自己責任。非舗装、非除雪、氷の滑り台のような道。要覚悟。)


 赤久縄山東登山口駐車場は送電鉄塔が目印の展望のよい尾根の上で4〜5台は駐車可能。Uターンも出来る。この先に北登山口、西登山口もあるが、東登山口からが一番遠く登り30分、下り20分とある。険しい所や危険なところは一切なく穏やかなアップダウンの続く尾根道は、我等向きの山歩(散歩)道である。


赤久縄山東登山口から登る。 穏やかな稜線の道
一つピークを越すと山頂が見えた。



日陰は残雪もかなりある。 登山道のひずめの跡


 残雪の上にはウサギ、タヌキorキツネ? それに登山道を利用する鹿?の足跡がたくさんある。鹿やカモシカが何処かに隠れていそうで探しながら歩いたが気配もなかった。足跡は新しいんだけどね。 


赤久縄山山頂 御荷鉾山が見える。


 山頂は広くて穏やか。足のないテーブルとベンチがある。端に背の高い立派な山頂標柱がある。標高1522.3m だそうだ。潅木に囲まれてあまり展望は望めないが(暖かくガスっているせいもある)、尾根続きの東・西御荷鉾山は綺麗に見える。


 
少し休憩    来た道を下る。
ホワイトカーペットだね。


 もう3時を回っているが20分で下れるのだから安心。無風で暖かく冬の陽射しが気持ちいい。誰もいない山頂でのんびりお茶を飲み、ロールケーキの余りをつまんで一休み。来た道を下る。レッドカーペットのアカデミー賞の選考は今佳境に入っているが、こちらはまったく関係ない静かなホワイトカーペットの上を歩く。


     
     



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