2012.01.19(木) 子王山(藤岡二千階段) 藤岡市


 高崎駅東口前の新幹線の高架に沿った広い道を南に走ると、道は線路を横切り烏川を渡り、先月歩いた山名の根小屋城址の下を巻き、山名八幡宮の前を通って鏑川を渡り藤岡に入る。さらにひたすら道なりに走り続けると、やがて鮎川に沿って遡る渓谷沿いの道になり、子王山登山口のある蛇喰渓谷の駐車場まで来てしまう。地図を見ると高崎駅と子王山が直結しているのが面白い。

 コース:かあちゃん茶屋駐車場12:30→女坂分岐12:55→山頂13:15-13:45→見晴らし茶屋14:05→駐車場14:35 (所要時間2時間05分)

 かあちゃん茶屋駐車場は印地の集落の上にある。県道から印地橋を渡って案内に従って車で山道を登るが、印地橋の手前には蛇喰渓谷の看板と駐車場、休憩所・トイレがあるので分りやすい。
子王山


 藤岡の鮎川も蛇喰渓谷あたりまで入ると少し奥まった感じがする。印地は暗い渓谷から狭い道を登った、日当たりのよい山の斜面にある集落で、二千階段入口の、かあちゃん茶屋の駐車場はその一番上にある。ここには古い山村の面影がまだ少し残っている。
二千階段入口


 かあちゃん茶屋の前の広場から藤棚の下をくぐると、スギ林の中に丸太を組んだ階段が続いている。広場でジョウビタキに会えてプラス1点の気分だけど、スギ林の中は暗くて展望もなくあまり面白くない。しかし二千階段初めての妻と階段を登りに来たんだから、ぐだぐだ云いながらただひたすら登る。健康にいいよねえ。


階段の様子 男坂、女坂分岐


 小さな尾根沿いの道は900段少し手前で女坂が分岐する。女坂を下って来たご夫婦に会う。男坂を登る。


1000段目の標柱 山頂の見える尾根


 男坂は急だが100段あまりで、1000段の標柱を過ぎると山頂の見える尾根に登りつく。女坂との合流点でもある。一休み。 


 さらに一旦下ってひときわ急な階段を登り、1200段の標柱を過ぎると山頂到着。山頂は二段になっていて、展望のいい下の広場に双眼鏡と展望図、ベンチなどがある。のぞいてみた妻の話だと双眼鏡はまだ生きている。ただし今日は霞んでいたのでいたので遠くの展望は利かなかった。
1200段の標柱を越えると山頂間近


 
山頂(下)の双眼鏡と展望図   もやの中にかすかに赤城山 


 案内板によるとここも山城の址で、平将門の家臣柴崎兵部景家の築城で、長尾景虎の時代には甥の長尾喜平治が入城したと言われているそうだ。



山頂


 山頂はまばらな林の中で、展望はあまり利かないが落着ける場所である。石祠と三等三角点がある。木々の間から牛伏山の天守閣や、山頂のすぐ下に印地から椚山、高山の峠を越えて藤岡に下る道や民家が見える。


   
みはらし茶屋側の民家   牛伏山山頂の天守閣


 ゆっくり休憩。遅い昼食も食べてみはらし茶屋側に下る。下りの階段は400段あまりで、やはり丸太の急な階段だから注意しながら怖々下る。途中から御荷鉾山が見えて展望がよくなるが、よそ見しながらは歩けない。すぐに広々したみはらし茶屋の前に下り着く。  
    下り口(みはらし茶屋)


 後は車道になっている急な坂道を印地の集落まで下り、ほんの僅か駐車場まで登り返す。はい、ずっと階段の山、藤岡二千階段制覇。(登り下り合わせて1700段くらいだけどね) 
みはらし茶屋付近の展望(御荷鉾山が見える)


 みはらし茶屋の前にあった案内図。かあちゃん茶屋から山頂までの標高差は200m位。





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