2011.10.18(火) 鍋割山 赤城山


 「箕輪駐車場から荒山までの道が改修されて歩き良くなったよ」との情報を頂いたので、紅葉を楽しみに鍋割山まで歩いてみた。



 コース:箕輪駐車場11:20→荒山高原12:10→竈山12:40→鍋割山13:00-13:25→竈山13:50→荒山高原14:20→箕輪駐車場14:55 (所要時間3時間35分)

 箕輪駐車場の登山口から荒山高原まで、壊れていた丸太で土留めした階段が改修されて歩きやすくなっている。
 荒山高原から鍋割山までの途中にある二つのピークに、山名を示す名札が立っていた。荒山高原側から火起山、竈山と言うらしい。
鍋割山


 前橋は晴れていたが、赤城山にはやはり雲がついている。「新潟の天気が悪い時は赤城も駄目だよ」とは妻の弁、真偽のほどは? 箕輪の駐車場は7割がた埋まっている。下から見た感じでは荒山の紅葉はもう終わりで、鍋割山の山麓まで下っている。


箕輪駐車場登山口 改修された階段


 登山道入口から丸太で土留めした階段が整備されて、大変歩きやすくなっていた。特に分岐の小尾根に向かう近道の登りだしのひどい階段が一新されている。小尾根の手前で下って来た元気なおじさんが、「今日はにぎやかだよ、幼稚園の子供たちで一杯だった。」と笑顔で話してくれた。


 荒山高原下のイワイワの登りの中間付近に、荒山風穴という新しい案内が立っていた。このあたりも溶岩の大岩が累々と重なっているので、風穴があるんだね。これも今まで気にしたこともなかった。今紅葉もこのあたりがちょうどいい。
荒山高原下の紅葉


モミジも色づいている 木の根元はコアジサイの黄葉


 荒山高原は二組ほど休憩している人達がいたが、予想外に静かだった。きれいな青空が広がっているが、暗い雲が次々太陽の前をさえぎり影を落とす。
 荒山高原から鍋割山の稜線まで一登り。途中に一か所ジグザクがあって、そのあたりは何時もならマユミと沢山のツルウメモドキが赤い実をつけるところなのだか、今年は何故かまったくなかった。
荒山高原から荒山、青空は有るんだけどね。


 この坂を登っていたら、にぎやかな声がして、幼稚園の子供たちの一団がやって来た。うちの孫と同じ位だから3〜4歳の子供たちだろう。彼らにしてみればかなりの段差を元気に下って来る。一人の男の子が私達の前で大きな石の段差をぴょんと飛んで降りたので、わあ元気だね、と褒めたら、続いてくる子供たちがみんな真似して飛ぶ。うっかり褒めたりできないなあ。疲れた子を抱いたり手を引いたりした付き添いの先生もいたが、大変だろうね。


荒山と地蔵岳 荒山の裾の紅葉


 尾根に抜ける辺りに細い桜の木があって、同年代の男性が狂い咲きの桜の花の写真を撮っていた。この男性もやはり今年はツルウメモドキもマユミもないね、と同じことを言っていた。真似して桜の花を撮ったが白く飛んでしまった。


仙の倉山付近? 谷川岳付近


 尾根に抜けると谷川連峰が見える。国境の尾根を越えようとする雲が白い真綿のようにまとわりついている。天神峠辺りから見たら素晴らしい景観だったんだろうね。浅間や榛名は逆光で空気が光ってあまりよく見えない。太陽が低くなったね。


 尾根に抜けて一つ目のこぶ(ピーク)に火起山、二つ目の一番高いこぶに竈山の山名表示があった。初めて見たよ。やっぱりちゃんと名前が有ったんだね。火起しに竈(かまど)に鍋か、面白いね。昔の文章には赤城山の野火がよく出てくるけれど、このあたりは牧場だったり萱場だったりした訳だから、野焼きがよく行われたんだろうね。それに関係するのかな?
鍋割山(竈山山頂から)


鍋割山山頂 鍋割山稜線の紅葉


 鍋割山の山頂には3人の男性と、カラスが二羽のんびりしていた。我々もここでお昼。来た道を帰る。


   
これ何の実?   真っ赤なズミの実がびっしり




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