2011.08.29(月) 霧が峰 八島ヶ原湿原 八ヶ岳中信高原


 今年の夏も天気の様子がおかしい。珍しく一日晴れ間が持ちそうなので、また涼しくて楽な歩きやすいところを求めて八ヶ岳側の霧が峰・八島ヶ原湿原に出かけた。前橋から、佐久、望月あたりまでは好天なのだが、浅間も八ヶ岳側も山には積雲がまとわりついている。霧が峰も雲の中かなと心配しながらビーナスラインに上がったが、何とか青空はのぞいていた。


 コース1:八島湿原駐車場10:30→ヒュッテみさやま11:10→奥霧の小屋11:35→駐車場12:20 (八島ヶ原湿原一周 所要時間1時間50分 含むランチ)

 コース2:車山肩の駐車場12:45→車山登山道(展望がよく車が走れるくらい広い)を散歩して戻る14:00 (所要時間1時間15分)
八島ヶ原湿原


 駐車場は八分通り埋まっていて土日は混みそう。湿原入口の広場にはかなり人がいたが、湿原は広いので、コースを歩き始めるとそれほど気にならない。ほとんどアップダウンのない木道歩きである。


 湿原を見下ろすコース入口の広場の前にはアザミがごちゃごちゃに咲いていて、ヒョウモンチョウが吃驚するほど群れている。反時計回りに木道を歩く。出だしコースは上下に二本ある。
ヒョウモンチョウ


 八島ヶ原湿原はもう秋の気配。期待して来たヤナギランは全く残っていない。代わりにハンゴウソウが咲いていた。
鷲が峰とハンゴウソウ


 白い猫の尻尾みないなサラシナショウマ、動きがあって面白い。
ハンゴウソウとサラシナショウマ


 八島ヶ原湿原はほぼ三角形をしていて一辺を歩き終わると、湿原から流れ出す小川(観音沢)がある。小川に沿って下るとヒュッテみさやまで、近くに諏訪大社下社の御射山祭がおこなわれた御射山神社があり、鎌倉時代には各地の武将達が集まって流鏑馬などが行われた華やぐ場所だったらしい。


鬼ヶ泉水付近 整備された歩きやすい木道


ベニハナシモツケソウ ニガナ


 あまり派手な花はないがほかにも小さな山の花は沢山咲いていている。たとえばアキノキリンソウ、キバナノヤマオダマキ、キンミズヒキ、ワレモコウ、ヤマトリカブト、ゴマナ、カワラナデシコ、イワショウブ等々。ただ霧が峰には沢山咲いているマツムシソウを八島ヶ原湿原では一本も見なかった。蝶やトンボも多く好きなら退屈はしない。


アサマフウロ ハクサンフウロ


 秋の七草と言うといかにも日本的で涼しげに感じられるけれど、オミナエシってきれいな花だから、いい香りがするかと思うと、ぎゃふんと言うほどひどい匂いだよね。もっとも花のにおいの感じ方は人それぞれだけど。  
    オミナエシとハナアブ




マルバダケブキ 木道のキアゲハ


 人をあまり恐れないのか木道のキアゲハ、もう疲れちゃったのかな、色もくすみ翅もぼろぼろ。指を近づけたら流石にひらひらと飛んだ。



アサギマダラの舞う霧が峰・車山散歩へ 




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