2010.12.24(金) 長七郎岳 赤城山


 二人とも風邪が良くなって外に出る気になった。赤城の長七郎山から地蔵岳を歩いて体調を確認してみよう。天気は良く地蔵岳から鈴が岳にかけて残雪が白く輝く赤城山もはっきり見えた。久しぶりに雪を踏んで、あわよくば青空に映える霧氷のトンネルの中を歩きたいと期待して、赤城山に向かう。

 コース:小沼駐車場11:15→長七郎岳山頂12:05-12:20→沼尻12:35→駐車場13:00 (所要時間1時間45分)

 箕輪より上は冬タイヤが必要。小沼駐車場までは除雪されている。
長七郎山


 箕輪までは全く雪の無い道路を走る。荒山、鍋割山登山口の箕輪の駐車場には乗用車が5〜6台駐車していた。箕輪からは路面に残雪があり、稼働中の除雪車とも会う。新坂峠まで登ると、なんと地蔵岳は雲に覆われつつあり光が無い。黒檜山もほとんど雲の中。 


 小沼駐車場は小雪がちらつき始め、ほとんど視界が無い。駐車場には2台車があったが、一台はすぐ出て行き、入れ替わりに、80歳を越えたと言う足利の元気なおじいさんの車が入って来た。癌を克服して織姫神社を毎日登っているそうだ。朝はよく見えたのにと残念そう。それでも早速長靴を履いて、大きな三脚を担いで湖畔へ降りて行った。
小沼湖畔、長七郎山登山口付近


   素手で支度していても手がかじかむほどでもないので、それほど寒いとは思わなかった。歩き始めると風も出て、雪は地形に合わせて横に流れてゆく。雪は小粒でサラサラだが草や木の枝に着いた雪が一緒に飛ぶ。 
     


 小地蔵岳の分岐あたりまで来たら少し明るくなった。
 
 
     


稜線より下の崖は真っ白 雪庇が出来始めていた。


 スノーシューで歩いた跡があるが、傾斜は緩く積雪もあまりないので、アイゼンもワカンも必要無かった。
山頂が見えた。


山頂


 山頂の東側には何とか青空があった。ものは考えようで駐車場に着いた時は、山にも不義理しているので、山の神さまも冷たいのだろうと思ったが、こうして山頂に青空と光があれば、神様は歓迎してくれたと思うべきだろう。


   しかし展望は程んどなく、お隣の地蔵岳も荒山もうすぼんやり、あるのが分かる程度。
 折角の青空なので、立ったままコンビニの流行りのロールケーキを食べ、お茶を飲む。大きなロールケーキ、山では食べにくいね。手がクリームでべたべた。雪で洗ってタオルでふく。
 モノクロ世界の唯一カラーな風景    


 歓迎されたと思ったのもつかの間、すぐに山頂も雪雲におおわれ、またまた雪が横に降る。さあ退散々々。


 久しぶりの雪山歩きを楽しんで沼尻に下る。雪が降れば方向を失わない限り何処を歩こうと自由だ。新雪はさらさらだが、歩くとギュッギュッと気持ちいい音がする。小沼はほとんど氷結して真っ白になっているが、まだ100%氷結しては居ない。勿論渡ろうなどとはとても思わない。
小沼畔


 湖畔の林道を回って駐車場に戻る。天気が良ければ地蔵岳もと思っていたが、今日は長七郎山だけで帰ることにする。一か月も歩かず、ろくに散歩もしなかったので心配したが、特に不具合無く楽しく歩けてホッとした。この冬も二人でまだ歩けそうだ。


林道を駐車場へ 凍結した小沼


 山中では流石に誰にも会わなかった。駐車場には我々が来た時にあった車が一台だけ残っていて、我々が帰り支度をしている時、八丁峠の方から歩いてきて長七郎山の登山口の方へ向かう男性の姿があった。また我々と入れ違いに駐車場に入って来た車からも、登山姿の男性が出てくるのが見えた。こんなコンディションでも結構歩く人は居る。




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