06.07.30(SUN) 地蔵岳 赤城山


 久し振り空いた時間に一人で地蔵岳に向う。登山などと大げさなことでなく、運動不足をちょっと解消に、ニッコウキスゲは少しは回復したのだろうか、などと思いながら車を走らせる。新坂平が近づくと車道の山側の崖にシモツケがずっと咲いて、キツリフネも揺れている。写真を撮りたいが、日曜日で梅雨明けを待ちかねた人たちの車が数珠繋ぎで走っている状況では、車を止める訳にもいかずあきらめる。


 コース:八丁峠登山口12:35→山頂13:15-13:45→八丁峠登山口14:20 (所要時間1時間45分)

 流石に日曜日、遅い梅雨明けを待ちかねた人たちで赤城山もかなりの人出、箕輪の駐車場もほぼ満杯、県道は渋滞はなかったが、車は数珠つながり状態で、地蔵岳も沢山の人たちが登っていた。

 駐車場:小沼の駐車場、八丁峠の路側の駐車場、登山口前の非舗装の広場が使える。トイレは小沼駐車場.

地蔵岳山頂(7月30日)
梅雨は明けたのか?


 八丁峠の地蔵岳の登山口の前の空き地も車で一杯だったが何とか駐車できた。車をロックしてスニーカーのまま歩き出す。ザックの中も水とお弁当くらいで何も入っていない。今まで普段山を歩くのにザックの中身は何時も同じだった。たとえば往復一時間ちょっとの地蔵岳でも、20何年間一度も使ったことのないファーストエイドキットからヘッドランプ、雨具にツエルト、フリースの防寒着までもって歩いていた。ひどい腰痛が再発して、加齢で黒く薄くつぶれた椎間板のMRIの画像を見せられて、少し考えを変えた。もう出来るだけ身軽に歩こう。
ノハナショウブ


ウスユキソウ ハクサンフウロ


 身軽に歩ける嬉しさで、木製の階段で整備された登山道をどんどん登ったら、最初の階段の切れる頃には先に息が切れてしまった。写真など撮る振りをして暫く息をついて後は歳相応にゆっくり登る。もう午後なので下ってくるかなりの人達とすれ違う。花は色々咲いていて退屈はしないが、ニッコウキスゲはやはり少ない。特に日当たりの良い草原の崖にはほとんどない。おそらくここのニッコウキスゲも鹿に食べられてしまったのだろう。
 


黒檜山と大沼
ロープウエイの山頂駅は撤去された。
シモツケ


 山頂には小型の建機が3台ほど停めてあって、山頂の展望台になっていたコンクリートの小屋や、営業をやめていたロープウエイの駅などの設備が撤去されていた。山頂にはまだかなり沢山の人たちがいた。尾根のはずれでおにぎりを食べたが、すぐ下の大沼からは日曜の行楽地の賑わいが伝わってきた。空を埋め尽くすように赤とんぼが飛んでいた。そして見る見る霧がわいてきて山頂のアンテナ群は見えなくなり、赤とんぼもウソのように消えていた。
山頂のニッコウキスゲ


 赤城山はまた変化の兆しを見せている。エネルギー資料館の前の県道の山側にブルトーザが入って道のようなものを作っている。更にその先の白樺の森の中にもブルトーザが入ってやはり道のようなものを作っている。つなげて遊歩道でも作るつもりなのだろうか。そう言えばエネルギー資料館の風車もいつの間にか撤去されていた。
アサギマダラ




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