05.11.01(TUE) 番外編 照葉峡 北毛


 気晴らしに、例によって11時を過ぎてから照葉峡に紅葉を見に出かけた。少し歩きたいと思っていたが結局歩けずドライブだけで帰ってきた。高速から見る谷川岳は青空をバックに草紅葉で山全体が黄色っぽく染まり、時間が有ればまた予定変更で登りたかったが、今回はあきらめた。紅葉の見頃は藤原ダム辺りまで下ってきていて、照葉峡より奥は既に終わっている。


藤原湖の紅葉 藤原ダムから見下ろしたケヤキの紅葉


照葉峡ってこんな感じのところ 午後は渓谷には光がなく渓谷そのものは紅葉に見劣りしてしまう


青空と紅葉 逆光のカエデ


 照葉峡は水上から湯の小屋温泉経由で坤六峠を越えて尾瀬戸倉へ抜ける県道水上片品線の、湯の小屋温泉を過ぎた辺りから坤六峠の手前までの、本来木の根沢と言われた渓谷を言うらしい。道路地図には名前がないからこの林道(県道)が完成した時に、紅葉の名所として観光用に付けられた名前のようである。
 Hさんによるとこの道は20年前は四駆でなければ走れない静かな?道だったと言うが、既に開通していたらしい。今は一部すれ違いが出来ない狭い部分もあるが、舗装道路で大型の高級車が苦もなく走り抜けて行くから、ウイークディとは言えかなりの人出である。広々した駐車場はないが駐車スペースはあちこちにあって、重そうな三脚やレンズを抱えたカメラマンが大勢押しかけている。道端に画架を固定して油絵を描いている人も居たが、私にはこの環境ではとても絵を描くことは出来そうもない。かなり経験を積んだ画家さんのようで、洗練された紅葉の風景がキャンバスに再現されていたが、それにしてもこんな中で一日であらかた絵が完成する油絵と、スケッチから何工程もの変換を繰り返してやっと完成するきり絵との違いに付いて改めて考えさせられた。
 歩ける所もあるらしいが魅力のありそうな小道は見当たらない。もともと林道と言うより関越自動車道を除いてどんずまりの水上から尾瀬を経由して、その気なら日光まで抜けてゆく観光周遊道路なのだろう。この高低差なら必ずどこかでドンピシャの紅葉に出会えると言う訳である。





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