02.10.14(MON)          稲包山              上越国境
  山開きには子供達や家族連れでにぎわうと紹介されている稲包山だが、我が軟弱な登山隊にとってはどうして手強い山である。直接稲包山に向かって登り始めるわけではないから登り出しの急登を息を切らして1時間登っても山はちっとも近づいて来ない。むしろ登山口の少し手前の林道から見上げるより遠のいた感じさえする。やっと赤沢峠に達してもさらに3つのピークを越えなければ山頂には立てない。赤沢峠の手前で、一つ目のピークは越えたがその先に見える稲包山の遠さに登頂を諦めて下ってきたご夫婦とすれ違ったが、気持ちは良くわかる。実は我が登山隊も今回が4度目の挑戦である。
コース:駐車場(登山口)9:15→林道への分岐10:10→赤沢峠11:15→山頂12:45(昼食)→赤沢峠14:20→駐車場15:45 (所要時間6時間30分)

標準タイム 5時間30分、標高差828m、距離14km程度?

駐車場:登山口前の水没した林道入り口に4〜5台のスペース有り(渡仙橋を過ぎてすぐ)。トイレはダム湖の上の日帰り温泉で借りる。中に入らなくても裏手にあり。
林道への分岐付近からの稲包山1598m。
赤沢山巻き道付近の紅葉
登山口から30分程度の森のモミジ
 '95年の11月4日に、四万温泉の一番奥から最初のトライをした。ダム工事のトラックのほこりと騒音から開放されて登山口から登りにかかると、息を呑むような美しい紅葉に我を忘れた。遠くに見える稲包山にはすっかり愛想を尽かし、紅葉の中でお昼を食べ、のんびりして帰ってきてしまったのを覚えている。
  今年の紅葉は少し早めだからあるいはと期待してきたが、いくらなんでも少し早すぎた。お目当てのモミジの大木達もまだ逆光に青々した緑の葉を輝かせている。それでも赤沢峠付近から上は紅葉が始まっていてどんどん下がってきているのが見て取れる。
いかにも地元に愛されていることを示す明るい山頂のたたずまい。展望の好い山である。
四万方面の展望:遥か彼方にダム湖の一部が見える
平標山方面の展望:残念ながら谷川連峰は雲の中。
国境稜線上を上の倉山に向かうのか三国スキー場に下るのかわからないがよく踏まれた登山道が続く。
  最後の登りは熊笹を分ける急登をしばらく続けると、意外に簡単に山頂に出た。展望の良い気持ちの好い山頂で、私達二人と他に2組の夫婦が一緒になった。法師温泉や三国峠、苗場スキー場も眼下で、そちら方向へ伸びる登山道も見える。赤沢峠経由より意外と近い道が有るのかもしれない。

  帰りに四万の日帰り温泉・清流の湯によってきた。川ッぷちの野天風呂が気持ち好い。流石に浴槽から透明度の高いお湯があふれていて塩素の匂いはしない。(妻の話では女性風呂はあふれてなかったと言う。)
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